1999年のデビューから20年。インディーシーンからメジャーを経て自主レーベル設立。数々の難題や逆風を乗り越え、メンバーはそれぞれの道へと旅立つ。
近代音楽業界の変遷を体現するバンドとして、この復活にこめられた意志とメッセージは、すべてのミュージックラバーに届けたい、ピースフルミュージックだと感じる。
●ゼリ→を知らない世代の読者も多いと思います。まずはゼリ→とはどういったバンドなのか?
ゼリ→:一言で言えば変なバンドじゃないですかね(笑)。良くも悪くもROCKを貫いたBANDだと思います。
●ゼリ→メジャーデビューより20周年!!「YAFUMI(現LAID BACK OCEAN)」の単独反抗になったワケ。
ゼリ→:当初は4人で動き出す準備をしていましたが、ある出来事が起こりどうしても4人では活動できなくなってしまいギリギリのところまで悩みましたが、一人でやる決断をしました。
●ゼリ→としては、1年間限定の活動との事ですが、その理由、1年間で成したいことは?
ゼリ→:今回、ゼリ→を動かし始めた理由がゼリ→を終わらせる為にということが大きいので、これ以上長くやるつもりはありません。やり残したことをやらなければという思いです。
●11年ぶりとなる新作 “+×”(plus times)にはゼリ→を慕う実力ミュージシャンや、多くの仲間が参加しています。人選はどのように決まったのか?
ゼリ→:素晴らしいミュージシャンのみんなが協力してくれてとてもありがたかったですね。ポイントが2つあって、ゼリ→の歴史に関わってきてくれていた人、例えば当時一緒にツアーを回った仲間であったり僕らの音源を聴いてくれてライブに来てくれていたり、もう1つは実は何かを失った経験がある人という点で探したりしていました。
●大切な曲「キミのヒビ」のドキュメントMVも公開さています。今のYAFUMIのヒビは何を一番大切に生きていますか?
ゼリ→:僕もたくさんのことに傷ついてきたので随分人の痛みがわかるようになってしまいました。誰かの傷口を眺めすぎて自分と世界の本当の距離がわからなくなってしまわないようにはしなきゃと最近は考えています。
●YAFUMIの歌詞は、等身大でリアル。共感を呼ぶストーリーを想起させます。今回ゼリ→のVo.として歌うことについてポイントはあったのか?
ゼリ→:今の時代に鳴らすパンクロックとはなんなのか、憧れだけで奏でていたパンクロックをその先に進める時に、自分が何を歌えるのか。表現する時は必ず一旦自分への絶望を通り過ぎます。それを忘れたことはないです。
●最近の動画(顔)、アー写などを観て想う事。デビュー当時よりも意志の強さ、志の美しさを感じます。それについてどう思いますか?
ゼリ→:やるべきことがはっきりしているので、迷いがないのかな。物理的に未来への連続性がない活動はゼリ→に合ってるんじゃないですかね。
●秀逸な映像と、メッセージで紡がれた「STAY DREAM」で語られる譲れないモノとは?
ゼリ→:音楽に対する姿勢。自分の放つ言葉を選ぶルールに対する清らかさ。それであってフザけ顔で笑っていたい。
●20年間変わらない音楽への情熱、PUNK ROCKの呼称だけでは 語り尽くせない、生き様の源泉とは何!!
ゼリ→:やっぱり音楽が好きなんだと思います。長く続ける為だけにやるのは絶対嫌だったけど、長く続けたからこそ分かることが悔しいけど、、、ありますね。
●あのころの自分より、今の方が好きだという「真意」
ゼリ→:この気持ちがなかったら、きっとこの一人での復活はできませんでした。そういう意味では、ここまでの自分の歴史を今ぐらいは褒めてやってもいいのかなと思っています。
20th ANNIVERSARY Mini Album
「+×」(plus times)
NOW ON SALE
1.世界と自分の本当の距離
2.キミのヒビ
3.悪魔の証明
4.風よ教えて
5.作り雨
6.STAY DREAM
レコーディング参加アーティスト
BOAR
SOHEI
真太郎 (UVERworld)
Sxun
ISHIMARU
Kuboty
Hisayo (tokyo pinsalocks / GHEEE / a flood of circle)
YU-KI (dustbox)
勝田欣也 (STANCE PUNKS)
SEIJI (LAID BACK OCEAN)
ゼリ→ 20th Anniversary Tour “+×” (plus times)
<大阪>
【日程】2020年1月25日(土)
【会場】大阪・umeda TRAD
<福岡>
【日程】2020年2月2日(日)
【会場】福岡・BEAT STATION
<東京>
【日程】2020年2月9日(日)
【会場】東京・新宿BLAZE