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ROOKiEZ is PUNK’D

ROOKiEZ is PUNK'D 4ヶ月連続連載 Part.2 SHiNNOSUKE × ATARU(UZUMAKI)TALK SESSION

 8月にシングル『IN MY WORLD』と、アルバム『DRRROOKiEZ!!-ROOKiEZ is PUNK'D respect for DRRR!!-』をリリースしたばかりのミクスチャーロックバンド、ROOKiEZ is PUNK'D。熱い想いを胸に、自らの手で道を切り拓いてきた彼らに迫る連載第2回は、ROOKiEZ is PUNK'Dが目指し続けた“ガンギマナイト”を主催するUZUMAKIのATARUとの特別対談。

Inerview

●最初の出会いは覚えていますか?

SHiNNOSUKE:一方的にUZUMAKIをずっと観てたんですけど、三軒茶屋のHEAVEN'S DOORで音源を渡したのが最初ですね。

ATARU:もうかれこれ5年くらい前かな? でもちゃんと話をするようになったのは、"ガンギマナイト"に出るようになってからだよね。

SHiNNOSUKE:本当にずっと出演したい憧れのイベントでしたからね。"ガンギマナイト"に出演したらしたで、今まで憧れていた先輩たちが同じ場所にたくさんいるわけじゃないですか。当時キッズだった僕からしたら本当に夢の世界で…。

●そもそも"ガンギマナイト"はどうやって始まったイベントなんですか?

ATARU:もともとは単発のリリースイベントをclub asiaでしようってことで企画したんです。アメリカツアーから帰ってきたところで、アメリカのライブハウスの空気感、雰囲気を日本でどうしても出したかった。アメリカのライブハウスって、バンド目当ての客よりもお酒目当てで来てる客の方が多いんですよ。始まる前は"こいつらどこから来たの?"って視線が痛かったんだけど、終わってからお酒をおごってもらったりレスポンスがハンパ無くて。この雰囲気をなんとか日本でできへんかな? って考えて始まったのが"ガンギマナイト"。お客さんからも出演バンドからも反応が良くて、おかげさまで7年以上続くイベントになりました。

●なるほど。

ATARU:ミクスチャーやラウドロックは俺らが影響を受けている大好きなシーンだけど、当時出てくれていたバンドがどんどん解散してしまっている中、若手のバンドが目指すところがなくなってしまって方向転換したり解散している状況を目の当たりにしてきたんですよ。だから若手バンドが憧れているバンドと同じステージに立てるようなイベントにしたいと思ってて。

SHiNNOSUKE:僕も、お客としていつも行ってましたからね(笑)。憧れの人たちが"なんで普通にバーカウンターでお酒飲んでるんだろ?"って不思議な感覚でした。常にお客さんもパンパンに入ってて"自分もいつか出たい!" ってずっと思ってたし、出演できてからは"いつか同じようなイベントを企画してみたい!"って思うようになりました。

●すごく刺激を受けたんですね。

SHiNNOSUKE:"ガンギマナイト"からはいいことも悪いことも沢山勉強させてもらったんです。ゲロ吐いても怒られないんだなとか(笑)。先輩たちから「お前らはこうした方がいい」という直接的なアドバイスはもらったこと無いんですけど、何よりもまだ若い僕らをちゃんとフックアップしてくれる姿勢が本当に嬉しかった。だからこそ、僕らもさらに下の世代のバンドが目指したくなるようなイベントを企画してみたかったんです。

ATARU:反面教師的な部分もあっただろうし、いろいろ感じてくれてるなら嬉しいよね。全くの真似事だったらやるなよって気持ちもあるし(笑)。

SHiNNOSUKE:確かに全く同じだったらやる意味が無い。でも、僕らが受け取った"何か"があると思うんです。そこだけはちゃんとさらに下の世代へ伝えていかないといけないし、やるからには先輩たちを超えてやるくらいの気持ちが無いといけないって思っています。

●大胆発言だ(笑)。

ATARU:でも僕らもリスペクトする先輩と同じステージに立たせてもらうときは倒しにいく気で臨むから、後輩にも同じ気持ちでステージに立ってもらいたいですよ。ROOKiEZ is PUNK'Dのライブからはその気持ちが伝わるから嬉しいよね。

SHiNNOSUKE:やっぱりミクスチャーシーンは"ガンギマナイト"にあるなって思っているんです。僕らの世代はミクスチャーを聴いてミクスチャーバンドを始めてるんですけど、"ガンギマナイト"に出ている先輩たちはミクスチャーを聴いて始めた訳でもないじゃないですか。そこが大きな強みだと思うし、UZUMAKIを観ているとどんどん進化していくのがわかるし、やっぱりカッコいい。だから逆に"僕らが出来ることは何なんだろう?"って模索してるところです。

ATARU:個人的な意見だけど、ROOKiEZ is PUNK'Dはメジャーデビューしてより広い層に音楽を提示できる立場になったと思う。そこはいい意味で大いに利用するべきだと思うし、バンドとしても芯がブレなかったらいろんな意見もちゃんと解釈できるようになるんじゃないかな。俺はアニメが好きで、ROOKiEZ is PUNK'Dがタイアップ決まった時はホンマに嬉しかった。ちゃんと歌えるからね(笑)。

SHiNNOSUKE:それがいちばん嬉しいですよ! 僕らのことをアニメから知ってくれた人がこの対談を読んで、UZUMAKIのことや"ガンギマナイト"を知ってもらえたら本当に嬉しいんです。やっぱりミクスチャーシーンをもっと広げていきたいですからね。

ATARU:お互い結果を出していかないとダメなんだけど、先輩としてはまぁ「負けへんぞ」と言っとくわ(笑)。

SHiNNOSUKE:そこは後輩として「ガンガン攻めていきますよ」って言わせて下さい(笑)。

interview:上田雄一朗

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