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Nothing’s Carved In Stone Vo./G.村松拓 連載:たっきゅんのNEW RIVER PROJECT 特別編

特別編:村松拓コラム「Nothing’s Carved In Stoneの近況報告」

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皆さんこんにちは。たっきゅんです。今回のたっきゅんのNEW RIVER PROJECTは特別に僕のコラムになりました。少しばかり川の清掃が滞っている事もありまして今回は一度お休みさせていただいて、Nothing’s Carved In Stoneの近況報告をさせて下さい。

 
 
 
 
 
 
2016年はありがたい事に多忙。年明けからHand in Handツアーで各地を周り、その最中8枚目のフルアルバムの制作に着手。つい先日約8ヶ月の期間を経、9.30に無事アルバムを完成させることがかないました。

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その間ナッシングスとして初の日比谷野外音楽堂でのワンマンライブの成功。それにまつわるDVD. Blu-rayでの映像作品とLPをリリース。そして今『Adventures』のリリースを待つばかり。の、Nothing’s Carved In Stoneであります。

 
 
 
 
 
 
日比谷野音のライブについて
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素晴らしい夜だった。未だに野音の余韻が残っている。集まってくれた皆と最高の夜を作り上げられたと自負している。皆の笑顔が僕等を照らしてくれた夜でした。ありがとう。そして、遠くライブに来られなかった人の事を想い歌った夜でもありました。「Shimmer Song」が届いていたらいいな。
 
 
 
 
 
 
素晴らしい事があった。
以前ライブで福井に行った時。かねてから僕等を撮影してくれている堀田芳佳さん(凄い人)が紹介したい人がいると言う。その夜ライブハウスで物腰の柔らかいある女性に出会った。小説家の宮下奈都さんだった。僕等のライブを一生懸命見てくれて、とても感動したと言ってくれた。嬉しかった。
 
 
でもバンドをやっていると社交辞令なんてのは一番最初に出会う事)そして何度も出会う事)。だから大して気にしなかった。ただ、それでも嬉しかった。
 
 
それからしばらくたって二冊の本をいただいた。『羊と鋼の森』『誰かが足りない』著者『宮下奈都』直筆メッセージ付き。大感激。あの言葉は本当かも。
 
 
 
 
 
 
その頃に僕は体調を崩して入院した。それも新しいシングルの制作期間中に。ありえない。へこんだへこんだ。もうべっこべこに。
入院中の時間を持て余した僕は『羊と鋼の森』を読んだ。
 
 
文章が透き通っている。
 
 
女性の書く文章だ、と思った。引き込まれてなーる程これは凄い人に好かれたものだと喜んだ。僕はその物語りに救われた。2015年の秋である。
 
 
その後、5/15日比谷野音を数ヶ月前にして(3月頃だったか)芳香さんからメールが来た。
 
 
「宮下さんと野音のドキュメント本を作りたい」
 
 
ガッツポーズ。おお。すぐにマネージャーに連絡した。ドキドキした。
 
 
そのドキュメントが先日リリースされた。『僕らにとって自由とはなんだ』というタイトルで。まさかこんな素晴らしい形であの1日が 本になるとは。あの2人だからこそ沢山の人の思いも本に宿っている気がする。僕の大切な宝物だ。
 
 
 
 
 
 
「Adventures」
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そしてシングル。
人は自分自身を生かす為に、『生きる』理由を必要としている。
その理由に出会った瞬間に人生は突然輝き出すものだ。誰かに必要とされる事。ギターを弾く事。世界中の空から飛び降りる事。人とリングの上で殴り合う事。
 
 
冒険はいつまで続くのか。多分死ぬまで。
『幾つもの冒険』に捧げる歌です。
 
 
 
 
 
 
新しいアルバム
名盤である事が間違いないので聴いて下さい。
 
 
 
 
 
 
と、最近はそんな感じです。楽しみにしててね。またライブ会いましょう。
 
 
 
 
 
 
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2016年10月
Nothing’s Carved In Stone
村松 拓

 
 
 
 
 
 

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