10/7に日本武道館でのワンマン公演“10th Anniversary Live at BUDOKAN”を予定しているNothing’s Carved In Stone。同バンドのVo./G.村松拓(たっきゅん)が日本一の漢を目指す連載『続・たっきゅんのキングコングニー』。台湾旅行を満喫した先月号の記憶も冷めやらぬ中、当連載のトーク&弾き語りイベントを開催することが発表された(既にチケットはソールドアウト)。というわけで、今月号の『続・たっきゅんのキングコングニー』では、バンドマンと編集長による異色のイベントの企画会議を行なった。
「どんな質問でも、必ずしも答える価値があるとは限らない」(ユダヤ人)
台湾から1ヶ月経ちましたね。
そうなんですよ。昨日か一昨日にLINEしましたけど、台湾に行きたくて行きたくて仕方がない。
「もう台湾に行きたいんですけど…」という一文のLINEが来ましたね(笑)。
台湾に帰りたい。あそこが俺の本当の安住の地なんじゃないかな。もちろんショウタ一家との出会いもあるけど、それ以外も…台湾の空気が好き。
居心地がいいですよね。みんな親切だし。貧富の差とかはありそうですけど、全員本当に笑顔が素敵。
ああいうところで暮らしたいなって思いました。まあ日本にも友達はいますけど…最近気づいたんですよ。
友達がいっぱいいることが俺の自慢だなっていうことに割と最近気づいたんです。友達いないと思っていたけど、いた。
かもしれないですね。俺が友達だって認識していなかっただけで、向こうは友達だと思ってくれていた。
ありますよね。そういうことに気づかせてくれた1つのきっかけは台湾の経験だったかもしれない。だって台湾の人、すごく親切だったじゃないですか。ショウタにだって前日くらいに「行くかも」って連絡して、それであれだけ饗してくれて。そういう気持ちってやっぱり嬉しいですよね。そう考えたら、“友達って意外といっぱいいるわ”って気づいたんです。もうちょっとラフで良かったなって。
そんな台湾の楽しい記憶も冷めやらぬ中、トーク&弾き語りイベント“出張版たっきゅんのキングコングニー@代官山LOOP”の8/24(金)開催を先日発表いたしました。
これは前から雑談レベルで「いつかイベントやりたいね〜」という話をしていて、拓さんが『続・たっきゅんのキングコングニー』の1回目にオフィシャルの場で「イベントやりたい」という話をしてくれて。
そういう流れで、実はイベントは前から少しずつ準備していたんですけど、チケットを発売して19分でソールドアウトしたみたいです。
緊張した〜。売りきれなかったら本当にどうしようかと思ってました〜。
ハハハハハ(笑)。まあ今までにないイベントですもんね。もちろん弾き語りもするつもりですけど、この連載にまつわることをやろうっていうことで、みんな「どうなるんでしょう?」と思っているでしょうね。俺らもまだ何をやるかわかってないし(笑)。
今までこの連載で色々とやってきたじゃないですか。そういう、今まで見せてないものをイベントのコンテンツにしたりして。後は、例えばオリジナルドリンクを作るとかいいですよね。
山中さんはバーテンの経験もあるらしいので、自らシェイカーを振るのもアリだと思うんですよ。
最近俺、ハイボールが好きなんですよ。でもただのハイボールだったら普通だから、ちょっと新しくて美味しいハイボール考えてきます。
うん、ちょっと普通だから、何か新しくて美味しい組み合わせがあると思うんですよね。ハイボールのレシピ考えてきます。
ステージの上にあると思いますよ。僕が弾き語りしてるときは、山中さんはテントに帰ればいいんじゃないですか。
見たいかどうかはわからないですけど、あったらおもしろいと思うんですよ。例えばタワレコで「◯◯が武道館のライブで着ていた衣装」みたいな感じで展示してあるのと同じように、2人が樹海まで行ったチャリを展示するのはいいと思うんですよね。パネルを付けて。
じゃあやりましょう(笑)。あとさ、プレゼントとかもしたいじゃないですか。
台湾でゲットしたものとか。夜市で「ニセモノあるよ!」って声をかけられて買ったステッカーとか(笑)。
今回のチケット、通し番号が付いているはずなんですよ。だからくじを用意すればプレゼント企画が出来ると思う。
ハハハ(笑)。あのときにストリッパーの方と一緒に写真撮りましたけど、その写真にサインしてプレゼントとかはいいでしょうね。
そうですね。電話でしゃべったり、あとはメールで受け付けたり。
うーん、悩み相談みたいな感じだったかな。あとはいつもトークテーマがあったから、そのテーマに沿っての質問だったりとか。でも大体は「このアルバムのこれはどういう意味なんですか?」みたいな感じですよ。だから面と向かって質問コーナーやるのはおもしろいかも。答えられる範囲で答えるから、なんでも訊いてほしいな。
おもしろいと思います。つっこんだ話になったとしても「SNSとかでトークの内容書かないでくださいね」とお願いしておけば大丈夫でしょうし。
「どんな質問でも、必ずしも答える価値があるとは限らない」というユダヤの格言があるんですよ。だから僕が答えない可能性もありますよね。
そうか。「質問コーナー」だからといって、必ず答えると思っていたら大間違いだと(笑)。
キングコングニーのイベントなんだから、俺たちがみんなの思い通りになるわけがないっていう。
「キングコングニーのイベントなんだから、俺たちがみんなの思い通りになるわけがない」(村松拓)
あとは映像も観てほしいですよね。チャリで樹海に行った映像を観てもらいながら「このときこうだったんですよ〜」みたいな話をしたり。お互いのトピックポイントを準備しておいて、その裏話をするとか。例えばチャリで樹海に行ったとき、山中さんのトピックポイントは3つくらい思いつきますからね。
そういう裏話というか、山中さんがヤバかったりムカついた話をみんなに話したい(笑)。
うわー。僕もみんなに話したい拓さんのトピックポイントいくつか思いつきます。
あと僕ら映像でよく「ヘルプくじ」と言って罰ゲームやってますけど、イベント中にあれやりましょう。
イベントでも30分に1回ずつくじを引いて、くじに書いてある指令に従う…今まで映像では「2人ともノーパンになる」みたいな指令が何度かありましたけど…例えばイベント中に山中さんがノーパンになってステージに立つとか、それだけで相当なセクハラですよね(笑)。
来てくれるお客さんには何卒ご理解をしていただきつつ。2人がバカなことをやっているのをみんなに温かく見守ってもらう、という感じでお願いしたいです。
バンドについて話しましょうか。そこでの質問もありでしょうし。
そうですね。大枠はこんな感じで、後は詳細を詰めていきましょう。
え? 前の打ち合わせではナベさん(マネージャー)が機材車でチャリを会場まで運んでくれる話になってませんでしたっけ?
そうだよね。「今日イベントなんで行ってきまーす!」ってチャリで出かける写真をSNSに投稿して。
あとはイベント当日に販売するTシャツですね。ちょっとデザインのラフを作ってきたんですけど…。
え? まじすか。僕はこのキングコングニーのエンブレム、ちょっとふざけすぎたかなと思っているんですが。
Tシャツデザインは、ざっくり言うと「悪ふざけバージョン」と「真面目バージョン」の2パターンデザイン案を作ってきましたけど、「悪ふざけバージョン」を一生懸命デザインしてて、ふと我に返って客観的に考えたら、シンプルな「真面目バージョン」の方がいいかなと思っていて。
あ、確かに「真面目バージョン」かっこいい。普通に着たい。俺、中学時代は11番だったので、背番号を11番にしてもらって。
じゃあ「悪ふざけバージョン」と「真面目バージョン」のデザインをそれぞれもうちょっと詰めて、それを見てもらって決めましょう。
このエンブレムもかっこいいと思うけど、実際にTシャツに入れたらダサいかな?
うーん。このエンブレム、がんばって作ってみたんですけど、実際にTシャツに入れたら…ダサい。
ハハハ(笑)。でもどちらにせよ、これだけのクオリティだったら手にとってもらえると思うけどな〜。
記念に買うというのではなく、実際に着てもらいたいですからね。もうちょっとデザイン詰めてみます。
イベント当日にキングコングニーのTシャツを販売することは決定ということで。
ちなみに、このTシャツのボディはサッカーブランドのUMBRO製なんですけど、その説明をしておいた方がいいですよね。
ヒラックス(JUNGLE☆LIFEを運営している会社 / 編集長はヒラックスの社員)はUMBROと癒着していますからね。
癒着してないです(苦笑)。うちは前からUMBROのお仕事をさせていただいていて、その関係で今回のイベントでUMBROのボディを使わせていただくことになりました。
そうですね。こんな感じで楽しい夜になると思うので、来てくれる人たちは楽しみにしておいてください。
えっと、ライブハウスのステージに立った経験はほぼ無いんですけど、飾ったりとか背伸びしようとして話してもきっと伝わらないと思うんです。
だから8/24はふざけたこともしますけど、100%正直に、誠心誠意がんばりたいと思います。
出張版たっきゅんのキングコングニー@代官山LOOP
2018/8/24(金)代官山LOOP SOLD OUT
当連載へのメッセージや感想はyamanaka@hirax.co.jpまで!!