東京発、世界基準の新世代ゴシックメタル/ポストグランジバンドGods of Decayがニューシングル『Nightmare』 について、FMからつの人気ラジオ番組「SAGADETH」DJ・TSUYOSA氏他から寄稿されたコメント、海外でも映画撮影を行うMV監督のIchiro Hino氏による「Nightmare」MV制作解説、そしてバンドメンバーによる楽曲解説を公開した。以下に紹介する。
禍々しい空気の中に響き渡る美しい独自の歌声とギターフレーズには、気付けば病み付きなっている中毒性があって、僕もつい何度も聴き入っていました。Kurt Cobainの霊魂が憑依したかの様な静かに迫り来る狂気と、それを覆う得も知れぬ不気味な空気は、聴き手を蠱惑的な悪夢(Nightmare)へと耽溺させるでしょう。
FMからつ「The Killer Radio Show SAGADETH」
DJ/企画構成 TSUYOSA
Nightmare」MVについての、ストーリーコンセプトとして、歌詞を読んで頭に浮かんだストーリーのイメージは、古き良きホラーやサスペンス映画のトーンとクオリティです。「エクソシスト」や「ジェイコブス・ラダー」や「シックスセンス」といったホラー・サスペンス映画が今回のMV 「Nightmare」 のコンセプトの鍵だったでしょう。特に「ジェイコブスラダー」からは今回のMV作品へのインスピレーションを得ました。森の中のクリーチャーの特殊効果は、アナログのエフェクトです。特にクリーチャーによる不気味な顔ブレモーションは、実際に演じてくれたモデルさんに頭を上下左右に5分間一定したスピードで振ってもらい、後にポスト(編集)で速度速めショットを何重に重ねた画です。演じてくれたモデルさんにとって体力的にも精神的にもとても大変だったと思います。MVの撮影で、一番クールだと思える場面として、MVのストーリーに登場するクリーチャーの特殊効果とメイクアップが、企画していたイメージに完璧にマッチした時は、鳥肌が立つほどクールに感じました。この作品は3日間で撮り終えました。猛暑が続いた夏にもかかわらず、撮影クルーの方、メイクアップスタッフ、そして共演者とバンドメンバーの皆さんは、大変だったにもかかわらず諦めずこのプロダクションに関わってくれました。大変でもありながら、皆楽しんでいる印象もありました。それは一つの企画を皆で作り上げているチームのような一体感にも感じました。そんな彼らにとても感謝しています。Gods of Decayについての印象として、僕自身、初めてゴシックに満ちたロックバントとMV製作に関わりましたが、とてもエキサイティングに感じました。彼らの音楽性は世界にも通用するクオリティがあると思います。僕は今後彼らがグローバルに活躍することを応援してます。
「Nightmare」 MV監督 Ichiro Hino
「Nightmare」の歌詞については、 眠り、悪夢、 幻想、現実感覚、狂気、闇と光、などをキーワードとして書いています。そして、迷路、もキーワードですね。色んな意味での迷路、内的でもあり、外的でもあります。それは結構強いビジュアルイメージです。曲のVerse部分は暗いですね。意味的にも、現実感を失っていく人間のパニックを表現しています。暗い夢を見せてあげたいと思います。 Gods of Decayの 「Nightmare」 を是非ご覧下さい。
Ask yourself: are YOU still dreaming? The answer might be not as simple as it seems...
Anna
新曲「Nightmare」の作曲については、静かなアルペジオ部分から、いきなり激しく展開するパワーコード、そして不気味なノイズ。その中でのメロディの素晴らしさと、Annaの激しいグロウル、オペラボイス、ロシア語でのポエトリーリーディングなどの融合、という新たな試みを行っています。僕がソングライターとして、一番大事にしている事は、とにかくメロディの素晴らしい曲を作る事、ですね。その中で、最大限にモダンヘビィでクールなギターのリフやサウンドを融合させて作曲しています。メタルとかポップとかロックとかラップとか、メロディーにジャンルなんて関係ないんです。メロディが良いかどうか。曲の存在価値で一番大事なのは、僕にはそこなんです。メロディの良さ、そしてアグレッシブで、不気味な感覚など、Gods of Decay独自の個性を「Nightmare」で是非体感していただきたいですね。
Frost
MVに登場するクリーチャーのメイクアップのテーマは、怪物的で悪魔的なイメージです。肌は腐った様子で、体も衰えている感じで、肌は荒れまくって汚れまくって汚い感じ、長年野性的な生活をしていたから、目が濁り、爪も汚い感じで、顔だけでは無く、手や足も汚れた様子にしています。まるでホラー映画の怪物のように恐ろしく仕上げました。バンドメンバーのメイクは、演奏パフォーマンスシーンでゴシックメイクのカッコ良さを表現して、物語場面では、ナチュラルメイクや、死人メイクなど、場面に応じて使い分けています。
「Nightmare」 メイクアップ担当 Sara
Gods of Decayは、混沌とした激しさと繊細で美しいメロディーにAnnaのボーカルが加わり、ダークさや狂気が共存する独特の優美な世界を創り出すバンドだと感じました。ベースを弾くにあたって、このバンドが創り出す世界観に入り込んだ上で、自分の中にあるアグレッシブさも出せたらと考え、MVでもライブでもプレイしました。
Gods of Decay サポートBa.Kaori(GEL Vo./G.)
Nightmareの、ジャケット制作コンセプトについては、曲の世界観から、精神の不安定さや、ネガティブなもう1人の自分に囚われてる姿、苦悩、などをイメージしました。ジャケットの女性は、祈っているのか、何かに怯えているのか。そして、何処かに閉じ込められているのか、それとも外の世界が怖くて、自ら外に出ようとしないのか。見る側に色々と想像して欲しいという意図で制作しました。
「Nightmare」 ジャケットデザイン
Creative Studio 6keys
Single 『Nightmare』
2019/12/24 リリース
※デジタル配信
Live Information
3/02(月)渋谷CYCLONE