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Vo.MAH、フェスの形・ニューシングル・曲作りと言葉・今後のSiMの音楽を語る。

Vo.MAH、フェスの形、ニューシングル、曲作りと言葉、今後のSiMの音楽を語る。

2017年、3年目の野外フェス化となる“DEAD POP FESTiVAL 2017”、そして台風直撃で振替公演となった“THE EYEWALL NiGHT”を大成功させたSiM。ライブバンドという誇りを持ち、自らが理想とするものを強く想い描き、それを自らの手で具現化してきた彼らは、生み出すサウンドもキャリアを重ねる毎、バンドの規模を大きくする毎に進化させてきた。そんな彼らが、『龍が如く 極2』タイアップとなる両A面シングル『A / The Sound Of Breath』を12/6にリリース。『龍が如く』の全シリーズをプレイしているというMAHが描いたのは、二面性を持ったドラマチックかつ激しい世界観。今月号ではそんなMAHに新作はもちろんのこと、曲作りと言葉について、そしてこれからのSiMについて訊いた。

 

INTERVIEW #1

「やっぱりバンドの本質、真髄はライブハウスのワンマンにあると思っていて、そのバンドのワンマンに行って、初めて“あのバンドのライブを観た”と言える」

●シングルの話に入る前に“DEAD POP FESTiVAL 2017”について訊きたいんですが、今年の2日間はどうでした?

MAH:「僕ら自身が楽しむ」というのが毎年の課題だったんですけど…。

●1年目から楽しんでいた感じはしましたけど、そんなことはなかったですか?

MAH:楽しんでいたのは間違いないんですけど、それよりもやっぱり気疲れというか、ホストとしてみんなを楽しませるということがやっぱり当日は頭にあって…

●はい。

MAH:なかなか自分たちが楽しむ所までいけてなくって、ライブに関してもやっぱりバトンをみんなからもらって…。

●出演者はみんな、バトンがハッキリと目に見えるぐらいのライブしてましたよね(笑)。

MAH:そうですね(笑)。1年目はそこをどうにかして自分たちがゴールに持っていくみたいな、固いライブになってたかなとか思ってて。

●力が入るというか。

MAH:はい。2年目は「今年は楽しんでやれると思います!」と意気込みを言っておきながら、まだまだって感じがして…。でも今年はようやく1人の出演者としても楽しめたかなと思います。

●心境的な部分で?

MAH:そうですね。今年は手応えがすごくあって、なんとなく「あっ、1つ見えたな」みたいな感触がありました。このくらいのペースで2日間過ごせれば、自分たちも楽しめるギリギリのところで、みんなを満足させられるのかな…みたいな。もうちょっと頑張っちゃうとたぶん「あ~辛かった~」となると思う。

●今年のMCですごく印象的だったのが「いつもライブハウスでやってる様なノリのフェスをしたい」ということと、「フェスはやっぱりMVになってるような曲をやりがちだけど俺たちのフェスぐらいはMVになってないような通好みの曲をやる」ということで。すごくSiMらしいなというか。それがさっき言っていた「自分たち自身が楽しむ」ということに繋がっているというか。

MAH:2年目の1日目は、ちょっと古い曲を演ってみたんです。今年のセットリスト決めるときに、それを思いっきり如実に出してやろうと思って、今年の2日間はずっと演っていなかった曲を演ったりして。やっぱり僕はフェス中心のシーンは危険だと思っていて…。

●ほう。というと?

MAH:いい所もたくさんあるし、フェス自体好きだから自分たちでやっているというのはあるんですけど、“これで満足されたら困る”と思うんです。やっぱりバンドの本質、真髄はライブハウスのワンマンにあると思っていて、そのバンドのワンマンに行って、初めて「あのバンドのライブを観た」と言えると思うんですね。

●なるほど。軸足をどこに置くかというところが大切だと。

MAH:やっぱり年間スケジュールを立てるときも、この月はフェスがあるからツアーはやらないとか、そういう考え方になってくると本質がちょっとズレてないかな? っていう想いがあって。

●バンドとしての本質が。

MAH:そうです。お客さんも「だって夏はフェスでしか見れないじゃん」みたいな感じになって、それに従うしかないし。だからこそ、フェスというモノの形をちょっと変えていくべきなんじゃないかなと思っていて。でも他人のフェスを変えさせるのは無理だから、自分たちが“新しいフェスの形”として提示していくっていう。

●なるほど。

MAH:文句言うだけじゃなくて、自分でやって「こっちのほうが楽しくない?」ってみんなに示していく感じですね。それがセットリストしかり、バックヤードの雰囲気だったり、会場内の作りとかそういう所に少しずつ出していっている感じです。

●昔からなんとなく違和感を抱いていたことに、少しずつ着手出来ているというか。

MAH:そうですね。色々なフェスに出させてもらって「もっとここはこうなるべきだよな~」とか思いつつも、やっぱり自分のイベントじゃないのでそれはそれで飲み込みつつ、自分たちのフェスで理想型を提示するっていう。

●そして、秋は“THE EYEWALL NiGHT”がまさにそのタイトル通り、台風に直撃されたっていう。

MAH:マンガみたいな話ですよね(笑)。

●実際は1ヶ月後に開催できたわけですが、どうでした?

MAH:台風で延期になってかなり辛かったんですけど、出演してくれた10-FEETに助けられたところがすごく大きくて。雷雨で中断した“京都大作戦2017”のときも僕はその場に居たんですけど、今回の“THE EYEWALL NiGHT”が悪天候で延期となったときに10-FEETが居てくれた安心感があったんです。「すみません」と言って返ってくる優しい言葉の重みも違うし、すごくありがたかったです。04 Limited Sazabysもすぐにスケジュール調整をしてくれて、すごく助けられました。それに、ライブはお客さんに助けられたのかなって思います。すごい熱量で迎えてくれて。すごくよかったですね。起こってしまったことを嘆いても仕方がないので、「台風のおかげで語り草になるね」っていう、それぐらいの気持ちでいようかなと思います。

 

 

INTERVIEW #2

「“なぜこういう味がするんだろう? そうか! これはコショウじゃなくて山椒か!”みたいな。そういうのを分析して自分で試してみる」

●夏はフェスも含めて忙しかったと思いますが、今回リリースのシングル『A / The Sound Of Breath』の制作はライブの合間にやっていたんですか?

MAH:そうですね。夏前ぐらいに制作しました。

●今作は『龍が如く 極2』のテーマ曲とエンディング曲というタイアップがついていますが、タイアップの話ありきで作った曲なんですか?

MAH:いや、ありきではなく、もともと5月頃にいろんな曲を作ろうと思って曲作りをしていたんです。今までは1枚のアルバムとかシングル単位で考えて「こういう曲が必要だよね」って逆算して曲を作ってたんですけど、そうじゃなくて色々な曲をとにかく書く時期が欲しいなと。

●なるほど。

MAH:それでスタジオに籠ってとにかく書いていたんです。そこにちょうどマネージャーから連絡があって、ゲームの主題歌の話があると。そのときに「バラードない?」って訊かれたんですよ。「エンディングに使いたいらしいんだけど」って。それで「こういう曲あります」って聴いてもらったのが「The Sounds Of Breath」なんです。そこから今度はテーマ曲の「A」を新たに作ったんです。

●『龍が如く』は個性が強いゲームだと思うんですが、そういう世界観というか、縛りのある状態で曲を作るのはどうでした?

MAH:そっちのほうが僕は好きなんですよ。イメージがあってそこに向き合って曲を書くっていう方がイマジネーションが沸くんです。逆に「なんでもいいので曲下さい」と言われる方が困っちゃうんですよ。

●タイアップの話がない状態で曲を作るときも、最初にテーマとかがあるんですか?

MAH:だいたいそうですね。『龍が如く』は1作目が2005年に出てて、リアルタイムでプレイしてたんです。僕はシリーズほとんどプレイしてるんですけどね。

●あっ、ガチだ!

MAH:ちょっと前に「私を構成する9枚」というのがSNSで流行ってて、CDのジャケットを9枚並べて「これが今の私を構成している」みたいな感じで投稿するんです。バンドマンはみんなやってたんですけど、ゲームのジャケットでやったときは『龍が如く』の1作目のジャケットを入れてます。

●『龍が如く』、めちゃくちゃMAHくんを構成している!

MAH:本当に好きで、今回の話を頂いたときにすぐ曲がバーッて浮かんですごいやり易かったですね。『龍が如く』ってバイオレンスなのはほんの一面で、ストーリーがおもしろいんです。

●僕は全然知らないんですけど、ただ殴り合うだけのゲームではないんですか?

MAH:違うんです。1作品ごとにストーリーがあるんですけど、そこに惹かれていったところがあって、そういう二面性を自分たちもうまく表現出来たらいいなと思っていたんです。だから作っていてすごい楽しかった。

●テーマ曲の「A」はサビで抜けるような広がりがあって、ある意味スタンダードな部類の曲だと思うんですが、Aメロのオリエンタルなニュアンスだったり、展開がめまぐるしく変わっていったりと、スタンダードに聴こえますけどSiMっぽさもかなり詰まっていると思ったんです。『龍が如く』の世界観をどうやって曲に落とし込んでいったんですか?

MAH:第一は“暴力性”が絶対で、男が殴り合っているイメージでイントロから作っていって、その中で主人公のヒューマンドラマをAメロや後半の展開でドラマチックにアレンジしていく…という感じです。ただ、実は最初にお蔵入りになった曲があって、それはなんかやり過ぎちゃって…。

●好きすぎて(笑)。

MAH:愛が溢れ過ぎちゃって(笑)。「ちょっとやり過ぎです」となって、もうちょっとシンプルな構成で作りつつ、ドラマチックな部分を表現したくてCメロというか静かなパートを入れたりして。

●ただ単にメロディとか歌詞だけでドラマチックさを表現するんじゃなくて、曲をひとつの流れとして見て、その展開含めての作曲だったと。

MAH:そうですね。オープニングムービーで使われるっていうのはわかっていて、今までのシリーズのオープニングは記憶に残ってるので、想像して一辺倒じゃなくてここにはこれを入れた方がいいだろうなとか。

●そういうイメージがあるから展開がダイナミックになったんですね。

MAH:映像が付くものだから、逆に映像の展開のきっかけになればいいぐらいの感じで作りました。

●なるほど。逆にテーマがなければこういう曲が出来てなかったかもしれない?

MAH:そうですね。“新しいSiMの形みたいな曲を作ろうかな”と思っていたところだったので…正直な話、「A」は“聴いたことある感”があると思うんですよ。今までのSiMの曲を聴いていると。

●確かにSiMっぽさはあると思います。

MAH:今まで僕らはそれをあまりやろうと思ってなくて、常に新たな一面を見せたいと思ってたんですけど、タイアップということもあってSiMっぽい曲を作ったんです。

●“聴いたことある感”というか、キャッチーさに繋がっている気がします。わかり易いというか。

MAH:だったら嬉しいですね。やっぱり展開も色々入れたので、ごちゃっとしちゃったかなとは思ったんですけど監督さんは「大丈夫」と言ってくれたんです。それがキャッチーに聴こえたとしたら嬉しいですね。

●ちなみに、タイトルが「A」というのはどういう理由からなんですか?

MAH:“ABRACADABRA”という言葉を使うことを思い付いて、そこから取ってます。今までも「oh na na na」とか耳につく様なフレーズで、日本人でも何となく知ってるような言葉を使っていて。

●耳に残る。

MAH:“ABRACADABRA”をタイトルにしようかなとも思ったんですけど、やっぱり呪文の言葉なのでオリエンタルな感じがゲームに変な色付けてしまわないようにと思って。頭文字の「A」にしました。

●なるほど。一方の「The Sounds Of Breath」は…また全然タイプが違いますね(笑)。SiMがたまにやる壮大な世界観で感動させる曲(笑)。

MAH:ハハハ(笑)。

●やっぱりこういうタイプの曲は作りたくなるんですか?

MAH:そうですね。バラードは今までも書いてるんですけど、なんていうんだろう…選択肢がいっぱいあるので、やっぱりこれだけ幅広い音楽やってるんで、「バラード」とひと言で言っても“まだ究極のバラードってあるだろう”と常に思っていて。テンポ感とかアレンジも含めて“まだ何か出来そうだよね”みたいなことは常に考えているんです。

●なるほど。

MAH:「The Sounds Of Breath」という曲はサビのメロディと言葉がセットで出てきたんです。色々と曲を作っていく中で、サビまで出来たけど完成には至らなかった曲もいくつかあるんですけど、この曲は絶対完成させようと思って。サビのメロディと言葉が出てきたときにビビッときたんですよね。

●以前のインタビューでMAHくんは「まるで趣味のように常に曲作りをしていて、SiMではやらないようなタイプの曲も作っている」と言っていましたけど、今でもしているんですか?

MAH:減ってはいますけど作っています。

●MAHくんにとって、曲作りの最初の閃きとか原動力というのはなんですか?

MAH:やっぱり誰かの音楽聴くことがいちばん大きいですね。

●そうなんですね。

MAH:ながら聴きでもいいから、例えばCMとかラジオで流れる曲を聴いて、“なんかいいな”って思うじゃないですか。そこでまず“なぜいいと思うのか?”、“どうして自分は好きなのか?”を考えるんです。なぜ良く聴こえるのか。例えば、“めちゃくちゃ音数が少ないのになぜこんなに踊りたくなるんだろう?”とか。

●ほう。

MAH:それで自分なりに分析して、“ここでドラムが鳴ってて、その間をベースが埋めてて、なるほどね!”となったら、自分でそういう曲を作ってみる。だからオマージュというか、そういうスタートが多いですね。

●自分がいいと思うものを自分で表現してみる。

MAH:自分で作ってみる。

●料理好きの人が、どこかの料理店で食べた美味しいものを舌で覚えていて、家に帰って自分でも作ってみるのと同じかもしれないですね。

MAH:それ、実際僕もやるんです(笑)。

●ハハハ(笑)。

MAH:家でも食べたいって思うから。

●料理も音楽も近いんですね。

MAH:ほぼ一緒ですね。“なぜこういう味がするんだろう? そうか! これはコショウじゃなくて山椒か!”みたいな。そういうのを分析して自分で試してみるっていう。

●その話を聞いて、SiMが「A」のようなめまぐるしい展開の曲を作る理由がなんとなくわかりました。料理と同じですね。混ぜたら味がどうなるとか想像して作ってる。

MAH:そうです。

●しかもメロディだけじゃなくて、曲を構成するすべての要素を材料と考えて。

MAH:色々な足し算、引き算で、「誰々のあの曲のドラム&ベースと、あの曲のギターが合わさったらおもしろいよな」みたいな。実験を楽しみながらやってる感じですね。

 

 

INTERVIEW #3

「読み手や聴き手が理解出来なきゃ意味が無いと思いつつ、“解られてたまるか”、“お前に俺の気持ちが解る訳ねぇだろ”って両極端なバランスをなんとか取りつつ」

●「A」に関してなんですけど、タイアップがあるとはいえ、歌詞の内容は『龍が如く』に寄っている訳ではないと思うんです。MAHくんが書く歌詞はいつも他人事と思えないというか、自分のことのように刺さる場合が多くて。

MAH:ありがとうございます(笑)。

●「なぜそう感じるんだろうな?」と考えていたんですが、MAHくんが書くブログの文章とか、もっというとMCとかも同じ感覚があって。言葉の使い方がすごく上手いというか、言葉使いや文章に、人を惹き込ませる力があるなと。

MAH:歌詞だけじゃなくてインタビューとかでも、読んでる人に伝わらないと始まらないと思っていて。ミュージシャンの発言でありがちなのが、専門用語を多用しているケースってあるじゃないですか。例えばライブで「ちょっと走っちゃって」とか言ってもお客さんには伝わらないので、“噛み砕いて伝える”ということは常に意識してます。

●ほう。

MAH:ライブのときは僕たちもお客さんも興奮状態にあるので、わけわかんないこと言っちゃって、お客さんもわけわかんない状態で盛り上がってることが多いと思うんです。でもそういうのは嫌なので、僕はある程度台本書き起こして…。ライブのMCでしゃべることはなるべく決めてます。一字一句。ライブは時間との戦いでもあるので。

●ある意味、それは誠意ですね。

MAH:想いが溢れて時間押しちゃったら意味が無いじゃないですか。まず最初にブワーっと言いたいことを書いて、そこからどんどん消していって、最後に残った言葉だけをMCで言うみたいな。

●それって、歌詞とかアレンジの作業に近いかもしれないですね。

MAH:そうですね。かなりの興奮状態でも刺さる、それが冷めても覚えてる、そういう言葉を伝えるということを意識しています。もちろんその場で言いたいこともガンガン言うんですけど、言わなきゃいけないことは前日から考えてます。「明日はこういう日だからこんなことを言いたい。これが伝わらなかったら意味が無い」くらいのことは台本に起こしてます。

●結局のところ、ライブを観に来る人たちって結構MCも覚えてますもんね。

MAH:やっぱり毎回の楽しみってそこな気がしてて、そこも含めて音楽というか、次の曲をどれだけ高揚した状態で迎えられるかっていう。特に今の日本の音楽シーンはMCの力が大きいと思うから。

●TOSHI-LOWさん(BRAHMAN)とか本当にそう思います。

MAH:そうですね。TOSHI-LOWさんを観てすごい考えましたね。初めてBRAHMANを観たのが“AIR JAM 2011”で。

●確か、ROTTENGRAFFTYのN∀OKIくんと10-FEETのTAKUMAくんと一緒に観ていたんですよね?

MAH:そうです。TOSHI-LOWさんのMCが衝撃的で、ゆっくり言葉を選んで、前のめりで聞いちゃう様な溜めとかすげぇなと思って。そこから変わりましたね、MCをするということに対して。それまでは、ちょっと恥ずかしさもあったんですよ。「MCなんかなくてもいいじゃん」って思ってたんです。

●今思うと昔のSiMはそんな感じだったかも知れない。

MAH:そうですね。それまではしゃべりたくなくてしゃべってたんですけど、しゃべることが音楽の理解を深める入口になるんだと思って、歌詞とかブログとか書くときも、読み手や聴き手が理解出来なきゃ意味が無いと思いつつ、「解られてたまるか」「お前に俺の気持ちが解る訳ねぇだろ」って両極端なバランスをなんとか取りつつっていう感じですね。

●ハハハ(笑)。MAHくんらしい(笑)。

MAH:ブログは理解してもらわなきゃ始まらないので、かなり時間を懸けて一言一言考えながら書いて、歌詞は解らなくても仕方ない、という感じですね。

●なるほど。今回はシングルということで2曲のみですが、今後はSiMの音楽はどういう感じになりそうですか?

MAH:実は今、SHOW-HATEに曲を作ってもらってて、僕と2人で半々ぐらいでCD出せたら理想かなって思ってます。

●お! それはどういうきっかけで?

MAH:僕がちょっと絞り出した感があって、新しい風が欲しいなということでSHOW-HATEに頼んでて。いい感じに何曲か上がって来たので、2人が作った曲を混ぜ合わせたらちょっと変わるんじゃないかと思います。

●おもしろそうですね。

MAH:僕が作ると、みんなに聴かせて「これで!」となるんですけど、SHOW-HATEが作るとまず僕の所にネタを持って来て、そこで「いいじゃん」となればみんなに聴いてもらう感じで、今まで以上にメンバーみんなで曲に向き合うような感じになりそうです。

●作業の工程として、客観性がより多く入ることになる。

MAH:そうですね。だからおもしろい感じになりそうだなという予感はしています。

Intervew:Takeshi.Yamanaka
LIVE PHOTO:半田安政(Showcase)、Julenphoto

 

 

 

 
 
 
 

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