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VENUS PETER

結成20年を超えてもなお輝き続ける伝説的バンド 奇跡の新作リリースに寄せるアーティスト・コメント

AP_VENUSPETER

地平線の端から神々しい光を放ちながら、太陽がゆっくりと天に昇っていく。その瞬間にこの音が鳴っていたら、どれほどの多幸感を感じるであろうか。M-1「Perfect Strangers」が放つ煌めきはリスナーの知覚を開放し、新たなる夜明けへと導くかのようだ。この鮮烈な名曲で幕を開けるのが、VENUS PETERの新作『Nowhere EP』である。90年代初頭、イギリス全土を席巻したマッドチェスター・ムーヴメントに呼応するかの如きサウンドで、日本の音楽シーンに大きな衝撃を伴って登場した彼ら。フリッパーズ・ギターと共に、いわゆる“渋谷系”ブームをリードした後に解散。そして2006年の再結成アルバム『crystalized』リリース以来、約8年ぶりとなる今回の新作で三度目の衝撃を巻き起こそうとしている。Ba.KOGAが主宰するKOGA RECORDS設立20周年アニバーサリーイヤー企画の1つとして実現した本作は、まさにその最後を締め括るに相応しいと言えるだろう。ここに収録された新曲・再録・ライブ音源どれもが過去ではなく今、さらには未来をも照らし出すような光を放っている。本物を知る12組のアーティストから贈られたメッセージがまさに物語っている、新たな傑作の誕生をぜひ全身で感じ取って欲しい。(TEXT:IMAI)

 

PH_Fukanuma

自分がプレイグスとしてイベント等に出始めた頃、VENUS PETERはいつも最後に登場し大歓声を浴びる、最も近くで観られるロックスターだった。『Nowhere EP』では、その時に感じた華やかさと深さは全く失われずに2014年現在形のバンドになっていた。作品は多くはないけど、その分、一枚一枚に意味と意義がある凄いバンドだと思う。

深沼元昭(PLAGUES/Mellowhead/GHEEE)

 

 

 

 

 

PH_KojiNakamura

VENUS PETERは蜃気楼のようなバンドだった。
自分がデビューした時には、彼らは
蜃気楼のように存在していた。
今日のギターバンドの礎を築いたVENUS PETERこそ、伝説のバンドである。

Koji Nakamura

 

 

 

 

 

PH_HORIE

2014年。今年はどんな1年なんだろうって考えたときに、バンドとして、いつだって、この音があってよかったって思ってる。VENUS PETERの音がそばにあるだけで、ワクワクする感じ。海を越えて、向こう側に飛び込める感じ。「Every Planet’s Son」を聴いてた頃から、自分、何も変わってないなって思った。

堀江博久

 

 

 

PH_kondo

1992年、渋谷ON AIRで観た光景を今でもはっきり覚えてる。まだ自分でバンドを始める以前、会社員の頃だ。圧倒的な存在感、それがVENUS PETERだった。そして今、彼らの新作を聴いてる。色褪せることのないバンドマジック。歌とリズムが心地よく響いてくる。またライヴ観たいな。あの音のきらめきを浴びたいな。
※KOGA RECORDSも20周年、おめでとうございます!

近藤智洋(GHEEE/The Everything Breaks/ex.PEALOUT)

 

 

 

PH_Yana

VENUS PETERの新曲に素直に歓びを感じています! 2013年の一夜限りの復活ライブにも鳥肌が立ち感動しました。そして不動のメンバーで未だに現実に活動していることが夢のようで嬉しい限りです。
KOGA RECORDSの20周年もおめでとうございます! インディーズが20年とは驚異です☆

YANA(GHEEE/NACANO/vez/ZEPPET STORE)

 

 

 

 

 

PH_Akito

1991年の夏を想い出すと、僕の頭の中にはVENUS PETERとSECRET GOLDFISHが流れ始める。本当にカッコ良かったんだ。今の若い子たちが彼らの音を見つけ、称賛の声を寄せるのも当然だと思う。その輝きはいまも色褪せない。おまけに新作も素晴らしい。嬉しくなるよ。

片寄明人(GREAT3/Chocolat & Akito)

 

 

 

PH_Chabe

VENUS PETERのライブに通っていた頃から20年以上経ってしまったけど、沖野くんの声やバンドのサウンドは今も何一つ変わらずキラキラした魅力に溢れてる!
そりゃ「Painted Ocean」の再録音にキュ〜ンとこないはずはないんですが、それよりも3曲の新曲がまるで今のバンドの新譜のようにグっと響きました。
そうだ! これはノスタルジーではない。
2014年のVENUS PETER、超かっこ良いです。

松田“CHABE”岳二(CUBISMO GRAFICO/kit gallery)

 

 

 

 

PH_kaji

VPは結成時からすでにスーパーバンドだったし、マラカスを持って歌う沖野くんのカッコ良さは群を抜いていたし、ライブはグルーヴィー、曲はキャッチーな名曲揃いで、僕は夢中でした。対バンも何度かしましたね。ブリッジ時代。久しぶりの新曲や再録音された名曲を聴くにつけ、染み付いたUKロックの匂いやセンスが更にキラキラと輝いていてKOされました! もっともっと大暴れして欲しいです。

カジヒデキ

 

 

 

 

 

PH_KEYTALK首藤ソロ

今、VENUS PETERをリアルタイムで目撃できるのはとても幸運なことだと思います。
心地よさと、こみ上げてくる好奇心が入り混じって不思議な気持ちになり、気づくとまた再生ボタンを押していました。
これからも聴き続けていきます。素敵な作品をありがとうございます。

首藤義勝(KEYTALK)

 

 

 

 

 

PH_Ishida

90年代初頭、僕達が意識的に或いは無意識に目指したPrimal Scream meets West Coast in USA on 1966。
あの頃の青さのまま、それがデジタルプリントされたような本作品が我らがK.O.G.A.からドロップされることを心からお喜び申し上げます。
その雰囲気を存分に醸し出す新曲の素晴らしさは勿論、「Yellow Shack」と「Doo Be Free」の再録は小躍りする嬉しさです。

石田ショーキチ

 

 

 

 

PH_CMJK

昔僕にもアーティスト時代というのがあったんですが、その当時勝手に最もシンパシーを覚えてたのがVENUS PETERでした。もしかしたらヴィナペ以外の日本のどのバンド、ユニット、アーティストにも興味なかったかもしれない(苦笑)。僕が思うヴィナペ最大の魅力はマンチェだなんだという前に楽曲の良さです。それは今回の新作でも如何なく発揮されてます。エラソーにすみません。。。僕らの世代には懐かしく甘酸っぱく、若い世代には「これ本当に日本人??」という風に新鮮に響くこと間違いありません。過去曲のリ・レコーディングやライブヴァージョンも聴いてて1人で興奮してしまいました。ところでこれはKOGA RECORDSの20周年記念盤でもあるそうで。おめでとうございます!! KOGAさんから突然電話がかかってきて「KOGA RECORDSっていうのをはじめようと思うんですがKOGAってCMJKの真似みたいじゃないですか?? 大丈夫ですか??」「えっ!? あっ、はい、もちろん大丈夫です! ていうかわざわざ確認していただかなくてもwww」という謎のやりとりから20年かあ。。。素晴らしい作品に刺激を頂きました。僕もまだまだがんばろうと思わせて頂きました。ありがとうございます。

CMJK

 

 

PH_KOGURESHINYA

90年代、ヴィナペのライブは本当に凄くて対バン時は絶対後攻ではやりたくなかったなぁ。
今作聴きながらともに過ごしたあの時代を回想したりしましたが…そんな場合ではなかった。
よりタフになったグルーヴに、不変の滲み出るクールさに嫉妬。これは進化形VPであります。

木暮晋也(ヒックスヴィル)

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