JaaBourBonzにとって約2年半ぶりとなる、待望の2ndアルバム『JaaLBUM 02』が遂にリリース! 一見、リリース期間が長く空いたように見えるが、その間にも彼らは数々の得難い経験を積んできたようだ。昨年にはメンバー全員で地元・沖縄を離れて、高知に移住。棚田オーナー制に応募して米作りにも携わるなど、6人で共同生活を繰り広げる中で結束を高めてきた。しかも高知ではメンバーがTV番組のレギュラーを務めたこともあり、あっという間に人気者に。今年1月には1,000人キャパのホールでソールドアウトを達成し、凄まじい盛り上がりを見せつつある。そんな中で今作のリード曲「BLUE」は、話題の女優・小芝風花が出演するDyDo「miu」シリーズTV-CMソングに抜擢! 高知から全国へとその勢いを広げるには、まさに最高のタイミングでの新作リリースと言えるだろう。リスナーの背中を押す応援ソングや大盛り上がり必至のライブチューンから、胸を打つラブソングや沖縄の心を歌った普遍的な大名曲の再録まで、幅広い楽曲たちはこれまで以上に魅力を増している。今作をキッカケにさらなる飛躍を遂げていく彼らに注目して欲しい。
●前作の1stアルバム『JaaLBUM 01』(2012年1月)からは2年半近い期間が空いたわけですが、その間にメンバー全員で高知に移住したんですよね?
TAKANO:去年の4月に移住したので、もう1年になります。
YASU:元々はかりゆし58のツアーにオープニングアクトで同行した時に、高知ですごいおもてなしを受けたんですよ。人との出会いもたくさんあって、その中で今では僕らのファンクラブの代表をしてくれている方とも出会って。その人から「高知に来てみないか?」と誘って頂いて…まさか移住するとは思わなかったんですけど(笑)。
●まさかの…(笑)。
TAKANO:住民票まで移すことになるとはね(笑)。単に好意に甘えるつもりで移住したわけではなくて、高知の人たちにどうにか恩返ししたいという気持ちがあって。最近の夢としては「僕らが有名になって、高知から那覇へ飛行機の直行便が出るようにしたい!」っていうのがあるんですけど。
YASU:高知から沖縄へは、直行便がないんですよ。他県の空港まで行かないとないから、良い意味で隔離はされているというか(笑)。
●ある意味、音楽に集中できると。
YASU:そうですね(笑)。でも本当に僕らは、高知という場所が大好きなんです。沖縄も空や海がきれいなんですけど、高知にはそれに加えて川もある。米作りもさせてもらっている中で、色んな景色を見て。高知の人にも沖縄を知って欲しいし、沖縄の人にも高知を知って欲しいんですよ。僕らの音楽がその架け橋になれたらという気持ちはすごくありますね。
TAKANO:やっぱり一度来ないとわからないと思うんですよ。人とつながって初めて、「ここはすごく良いところだな」ってわかるから。景色とか美味しいものも良いけど、まずは人と触れ合って欲しいですね。高知の人はすごく面白いんです。
●人柄や風土とも上手くハマったんでしょうね。
YASU:もしかしたら沖縄から東京や大阪に出ていたら、知らないうちに都会の影響を受けて歌詞や曲が変わっていたかもしれなくて。でも高知に来ても、僕らはあまり変わらなかったんです。沖縄にいる時と近い環境で自然も周りにあって、海を見たくなったらすぐ見に行ける。メンバー6人で共同生活をしていることですぐに集まれるし、会話も増えた。まさかこの歳で一緒に住むとは思わなかったけど(笑)、そういう面ではすごくプラスになっているなと。
●一緒に住むようになったことで、メンバーの絆も深まったのでは?
YASU:僕らも12〜13年バンドをやってきているので、お互いの嫌なところも見てきているんですよ。そういう中でも、一緒に住むことで見えてくる部分があって。たとえば「あいつはここまでやったら怒るんだろうな」というところもわかってきたんです。“本当の家族”っていうか、すごく身近な関係になったことが自然とバンドにも表れてきているんじゃないかなと思います。だから、最近のライブなんてもう遊んじゃっていたりもしますからね(笑)。
TAKANO:“遊ぶ”といっても昔なら空回りしつつ、ハマるところもあってという感じだったんですよ。でも今は遊んじゃっても、空回りすることがほとんどないんです。本当に息の合った感じで上手く、笑いにつなげられたりして。そういうことは、同じ場所で同じ時間を過ごしているからこそできるのかなって思います。
●メンバー同士の呼吸も合うようになった。
TAKANO:アドリブも利くようになったし(笑)。
YASU:意外と、今までは決まりごとしかできなかったんですよ。でも今は「こう来たから、こうしよう」みたいなことが流れの中でできてしまうというか。自然なアイコンタクト1つから変わってきている感じがします。だから、ライブがすごく楽しいですね。
●高知では1,000人キャパのホールライブもソールドアウトさせたんですよね。
TAKANO:1歳以下の子どもから90代の人まで来てくれて、まるまる1世紀が詰まっているような感じでしたね(笑)。小さい子どもからおじいちゃん・おばあちゃんまで一緒に泣いたり笑ったりする空間を作れるバンドに、少しずつなってきているのかなと思います。これを全国にも、どんどん広げていきたいですね。
●世代を超えて、自分たちの音楽を届けられている。
YASU:元々、バンドって音楽を伝えるための1つの方法だと思うんですよ。伝え方といっても他にもたくさんあるし、楽しみ方や“カッコ良さ”にも色々とあるわけじゃないですか。この音楽でどうやったらみんなと笑顔になれるかということを、高知に来てから色々と考えたんですよね。その結果、お祭り会場やインストアライブをやることも増えてきて。
●いわゆる音楽好きだけじゃなく、一般の人の前でライブをする機会が増えたと。
YASU:ある時は耳の不自由な方がライブに来てくれて、後日Twitterでメッセージを送ってくれたんです。「私は耳が聴こえないんですけど、あの日のライブはすごく楽しかったです。また来ます!」と言ってくれたのが、すごく嬉しくて。また別のライブでは終演後に、目の不自由な女性が「楽しかったよ」と言ってCDを買ってくれたんですよ。ステージ上の動きや音楽だったりで“何か”を超えて伝えられているのがわかった時にすごく嬉しくなって、「自分たちは間違っていなかったんだな」と思えた。そういう経験も重なって今、高知で色んなことを感じ始めていますね。
●自分たちの音楽が色んな壁を超えて届いていることも実感できた。
TAKANO:自分たちのコンセプトとして、「お客さんと一緒にライブをする」というのがあって。客席側も含めて、全てがステージなんですよ。「観客0(ゼロ)を目指したい」というか。その場にいる人みんながメンバーみたいな感じで、観ているだけの人はいなくて全員でライブを作り上げる。そういうライブをやっていきたいんです。
YASU:そのために、振り付けを毎回説明したりしているんです。初めて観る人も一緒になって楽しめるようなライブができたら一番良いですね。
●“みんなでやる”という意味では、最近はメンバー全員がプロモーション活動で動いたりもしているんですよね?
YASU:そこが一番変わってきたところかもしれないですね。以前はボーカル2人がほとんどやっていたんですけど、今は僕らが他の仕事で動けない時も代わりにメンバーの誰かしらが動いているんですよ。「ここは自分の役割だ」ということをそれぞれが考えるようになって、バランスがすごく取れてきている気がします。
TAKANO:やっとメンバー1人1人が、自分がメインだと思えるような場所を見つけてきているのかなと。今までは「ボーカルがメインで他のメンバーはバックで演奏」みたいな立ち位置だったところも、最近はKO-G(G./三線)と志門(G.)がTVでレギュラー番組を持ったりするようになったあたりから変わってきて。
●その2人だけでTVに出ているんですね!
TAKANO:「大丈夫かな…?」と思ったけど、意外とちゃんとやれています。トークはカミカミですけど(笑)。
YASU:1人がボケても、もう1人が放っておいたりとか(笑)。
●ハハハ(笑)。
TAKANO:そういうこともやるようになって、「自分がしっかり前に出ないといけない」という責任感を1人1人が持つようになってきたんです。それが高知に行って、一番成長したところかなと。
●それは音楽を作る上でも反映されている?
YASU:そうですね。今回のM-3「Freedom」では志門が書いた曲に、TAKANOが歌詞を乗せたりもしていて。挑戦じゃないですけど、そういう部分も入れていきたかったんですよ。
TAKANO:この曲は最初に歌詞を全部書いて、サビのメロディを志門に任せたんです。「明るくて、カッコ良い感じにして欲しい」と伝えて、メロディを作ってもらって。
●歌詞は聴く人を鼓舞するような内容になっています。
TAKANO:この歌詞は、サラリーマンをイメージして書いたんですよ。「色んなしがらみはあるけど、自由になろうぜ。自分の時間は自分だけの時間なんだ」ということを歌った曲です。元気な曲を聴いて、みんなに勇気を持ってもらいたいですね。
YASU:どんな曲でも背中を押したり、応援できたらなと思っていて。M-1「BLUE」やM-6「君にエール」はまさにそうなんですけど、色んな曲で「この曲を聴いて元気が出たな」って思われるバンドになりたいんです。
●「BLUE」は今までと少しテイストが違う気がしたんですが、作曲が平義隆さんなんですね。
TAKANO:FUNKY MONKEY BABYSの「涙」という曲も作った方なんですけど、僕はその曲がすごく好きで。「いつかこの人と一緒にやりたい」と思っていたら、夢が叶ったのですごく嬉しかったですね。歌詞は一緒に書かせてもらって、すごく勉強になりました。これからの僕らを変えていく曲になっていくと思います。
●歌詞は平さんと共作したと。
YASU:僕らとしては、どうしても“潮崎(しおさき)”という言葉を入れたくて。
TAKANO:地元が糸満市の潮崎(しおざき)町というところなんですよ。“しおざき”と言ってしまうと場所を限定しちゃうので、あえて“しおさき”としているんです。場所は北谷でも沖縄市でもどこでもいいんですけど、自分たち沖縄の人間は若い頃から海の当たる岬で語り合ってきているから。そういうところにはこだわりましたね。
●自分たちの姿を重ねられるような言葉を選んでいる。
YASU:だから、言葉も生々しいというか。Aメロの部分なんかは自分たちに向かって「もっとできるだろう?」と言っている感じがあって。
TAKANO:自分がちょっとダラけてしまいそうな時にこの曲を聴いたら、「俺はまだまだ何もやっていない。もっといける!」と思わせるような曲になっています。
●リスナーだけじゃなく、自分たちの背中を押してくれる歌というか。
TAKANO:ただ、コーラスのハモリが難しいんですよ…。途中でちょっとめげそうになったんですけど、良い出来になったのでぜひ聴いて欲しいですね。
YASU:コーラスラインは今までの僕らが作ってきたようなものとは少し違っているんですよ。そこを組み立てていく中で、今までの僕らにはない新しい部分も出てきて。TAKANOが僕よりも高い声を出していたかと思えば、低いところでハモっていたりもするんです。僕がメインで歌っているんですけど、そういうところではすごく支えられている感覚があるんですよね。僕1人だったら成り立たない曲をTAKANOが支えてくれたりして、2人のバランスがすごく良い形になったなと思います。
●お互いの歌の幅も広がったと。
TAKANO:すごく挑戦的な楽曲ですし、「BLUE」という曲が色んな人をつないでくれた感じもして。DyDo「miu」のタイアップもそうなんですけど、今後も色んな人につながっていくんじゃないかと思える曲ですね。
●この曲がやはり今作の柱になっている?
YASU:「BLUE」を柱としつつ、全体のバランスを考えていきましたね。僕としては、TAKANOが作る男くさい曲を入れたかったんですよ。インディーズ時代の「絆」みたいにライブで男くさいコーラスが決まるような曲をやりたくて作ってもらったのが、M-9「あばよ」で。あと、最初はラブソングがなかったので「新たに作ろう」となって。僕とTAKANOが作るラブソングって、本当に対照的なんです。
TAKANOは切なく歌い上げる感じが多いんですけど、僕は「大好きだよ〜」って…。
●ちょっとチャラい感じですよね。
一同:ハハハ(笑)。
YASU:チャラいって…確かにそうですけど(笑)。そういう対照的なラブソングを見せたいなと思って、TAKANOのM-5「愛しい人よ」と僕のM-8「まるごとぉ」を入れたんです。それによって、良いバランスになったと思いますね。
●収録曲に関しては、この2年半くらいで作り貯めてきた感じ?
TAKANO:今作までの間はライブが多かったんですけど、楽曲制作もしていたので曲数はものすごく貯まっているんですよ。その中で何を今作に入れるかという話し合いをして、作品をどこで出すのが良いかということも考えた結果、一番良い時期に出せたと思っています。2年半は全く無駄じゃないなと思いました。
●前作『JaaLBUM 01』はタイトなスケジュールの中で作ったわけですが、今回は期間があった分、じっくりと作れたのでは?
TAKANO:前回の反動ですね(笑)。前作が悪かったというわけじゃなくて、時間がなかったぶん、「もっとこういうこともしたかったな」というのはあったんです。
YASU:今回は最後の最後まで話し合って「もっとこうしたほうが良い」という意見も出しながら、レコーディングができました。
●色んな部分にこだわって制作できたと。
TAKANO:今回は特に1曲1曲で細かい部分までこだわって作ったので、ミックスにも立ち会わせてもらって。そこでも「ここはもっとこうして欲しい」ということを要望しながら作っていきましたね。
YASU:1曲1曲隅々までこだわりつつ、全体のバランスもちゃんと話し合って。発信する側としてはそこまでこだわって作っているので、ちゃんと1曲通して聴いてもらえると嬉しいですね。
●アルバム1枚を通して聴いて欲しいという気持ちも強いのでは?
TAKANO:それはもちろんありますけど、まずは1曲でも聴いてもらえたら嬉しいですね。
YASU:全国にCMで流れている「BLUE」で僕らを知って、他の曲を聴いてもらっても良いわけで。たとえば沖縄へ行った時にM-4「島心〜しまぐくる〜」が流れているのを聴いて良かったとか、M-2「バンザイ」をライブで聴いて楽しかったからCDを買ったとか何でも良いんですけど、JaaBourBonzがキッカケで色んな世界が広がってくれたらなと思います。
●聴いた人の世界を広げるような音楽でありたい。
TAKANO:今、すごいことが起きているんですよ。登校拒否だった子が僕らのライブを観て、また学校に行き始めているとか。鬱で家から外に一歩も出なかった人が僕らの番組を見て爆笑して、外に出るようになったりとか。その人が今ではライブでも一番前で踊っていますからね。「音楽ってそんなにも力があるんだ」と改めて思い知らされたところが最近すごくあって。そういう部分でもどんどん広げていきたいですね。日本を元気にしたいんです。
●大きく出ましたね!
TAKANO:デカいのは身体だけじゃないんですよ。
●志も…?
TAKANO:まぁまぁデカい。
●“まぁまぁ”なんだ!?
一同:ハハハハハ(笑)。
YASU:控えめになっちゃった(笑)。あと、やっぱり自分たちの軸になっているのは、沖縄なんです。そういう意味で「島心〜しまぐくる〜」は、インディーズ時代から大切にしている曲で。当時は「この曲を出してダメだったら解散する」くらいの勢いだったんですけど、この曲を聴いて「良いよ」と言ってくれるお客さんがすごく多かった。この曲をもう一度メジャーの舞台で出したかったのでスタッフにお願いして、録り直しをしたんです。
●そういう経緯で、収録されたんですね。
YASU:今歌ってみると、以前とは感覚が全然違うんですよ。出会った人の数も増えたし、今は高知に住んでいるわけで環境も違う。この曲を入れられたということに関しては、メンバーみんなが納得したと思います。
TAKANO:一度出している曲だけに、アレンジについてはメンバー間でもすごく話し合って。この曲で一番聴いて欲しいところは、「イヤササ」という掛け声のところなんです。最初は子どもの声で次は成人の声、最後は全員で一緒に声を合わせていて。そういうところでもどんどん成長していっている「島心〜しまぐくる〜」を表現しているので、前回とはちょっと違うんですよね。
●掛け声は誰が入れているんですか?
TAKANO:これは大阪で録ったので、そこのエイサー(※沖縄でお盆の時期に踊られる伝統芸能)の団体に協力してもらいました。ライブでも特別な時は、「島心〜しまぐくる〜」にはエイサーを入れていて。そのエイサーの人たちに加えて、お世話になっている友だちにも参加してもらっています。だから後で聴き直すと、参加してくれた1人1人の顔が浮かんで「やっぱり良いなぁ」って思うんですよね。エイサーの人たちには本当に昔からお世話になっていて、お金とか何もお返しできない状態の時でも色んな場所に僕らのことを応援に来てくれていたんです。
●昔から無償で手伝ってくれている人たちがいる。
YASU:そういうところでも、僕らは本当に恵まれているなと思います。
TAKANO:僕らだけでは本当に何もできなくて。たった6人で夢を叶えるなんて、絶対に無理なんですよ。どれだけ色んな人たちを巻き込んでいけるかが重要で。そればかり考えて動いているわけではないんですけど、「こいつら面白いことをやっているな」という感じでついてきてくれているのが今、僕らの周りにいる人たちで。家族みたいなものなんですよね。
●そういう人たちにこれから恩返ししていくという気持ちも強いのでは?
TAKANO:とりあえず今回は時間をしっかりかけて作ったし、自信を持っているので絶対に面白い作品だと思うんですよ。僕らは今、このCDを1週間で1万枚売ろうとしているんです。そういう具体的な数字を出したほうが良いんじゃないかということもメンバー間で話し合って、全員が「みんなで頑張ろうぜ!」という気持ちになってきているので。やっぱり家族なので助けあいというか。ファンの人にも今は助けてもらう形になるけど、その後で僕らが「もっと面白い世界を見せてやる!」ということをライブ会場で言っていて。
●具体的な数字を出すことで責任感も湧くし、モチベーションにもつながる。
YASU:今回は結果にもこだわっていきたいなと思っていて。「楽しい」とか「嬉しい」だけで音楽をやっていけない現実もありますし、ちゃんと夢に向かって進んでいるという結果を見せていかないといけない。「本当に紅白(歌合戦)に出られるんじゃない?」と思って欲しいし、僕らも「絶対、紅白に出るよ!」という気持ちを見せながら進んでいけたらなと思っています。
●「島心〜しまぐくる〜」は紅白のステージでも映えそうですよね。
YASU:そのイメージは僕らもあって。エイサーも入れて、一緒にやりたいですね。「ミュージックステーションにも出たい」という話をしたんですけど…、高知では放送していないんですよ。
●えっ、そうなんですか?
TAKANO:言った時に周りの反応が薄かったので「何でだろう?」と思ったら、実は…(笑)。
YASU:基本的に高知では、テレビ朝日系は放送していないみたいなんです。
●それは残念でしたが(笑)、そういう大きな舞台に出るためにも自分たちの音楽を広めていかないといけないわけですよね。
YASU:もっともっと色んな人に知ってもらいたいと思っているので、インストアライブもできるだけ一般の人が通るような場所でやりたくて。普段は音楽を聴かないような人と出会える場所としてそこも大事にしつつ、音楽好きな人が集まるライブハウスではまた違うライブを形にしていきたい。そういう中でも結果を出すことで1つ1つクリアしていって、色んな人に届けたいですね。
●リリース後のツアーもそのための一歩になる。
TAKANO:今回のツアーは、短い期間にライブがぎっしり詰まっているわけではなくて。ワンマンライブだけをやるんじゃなく、その間にインストアライブや地元に密着したイベントにも出ることでワンマンにつなげていくというのをやっていきたいんです。インストアライブで観て「物足りない!」という人は、ライブハウスでのワンマンにも来て欲しいなと思います。
YASU:僕らのファンには「CDを初めて買った」という人も結構いるんですよね。「普段は音楽を聴かないけど、JBBにハマって追っかけをしています」と言ってくれる人もいて、そういう出会いを作れたということが嬉しいんですよ。僕らを観に来てくれたお客さんがイベントで対バンを好きになってもらうのも良いことだし、これからもそういうキッカケを作っていけたら良いなと思っています。
Interview:IMAI