真空ホロウ / 高木ブー / スムルース / BLUE BEAT / THAMII 四宮生重郎 / 城南海 / ライスボウル / THEラブ人間 三宅洋平 & Peace-K / ザ・マスミサイル / 島津田四郎 / 曽我部恵一
「百年つづく、いのちのフェス。」という素敵コンセプトのもと瀬戸内海の島々(小豆島・直島・鬼が島)を舞台にした「shima fes SETOUCHI」が驚異的なゆるさを終始輝かせながらこの夏開幕を迎えた。曽我部恵一、THEラブ人間、三宅洋平など瀬戸内に縁のあるアーティストをはじめ、ウクレレ奏者の高木ブー、阿波踊りの四宮生重郎、沖縄から喜納昌吉など豪華メンツ!瀬戸内の食料地(自)給率100%飲食ブース、KITOKURAS熊谷氏(「more trees」デザイナー)による木のステージ、太陽光充電式スピーカーなど新たな祭りを地域の若者が中心となり企画してきた。
しかし! まさかの台風直撃で前夜祭と初日公演が中止! 島フェス実行委員会(代表:丸尾)は初年度いきなり開催中止の危機に面していた。ステージ設営も豪雨でストップ。飛行機やフェリーの運休が相次ぎアーティストも足止め。悲惨な状態だった。しかし、丸尾代表は「開催」の信念を曲げなかった。五感で楽しむ愉快な祭りで島々を元気につなぎたい。百年先にも残したい。立ち上げ当初から、ただその一心だった。そして決断。2日目9/4午後のみ開催! 天候条件や安全面に配慮した限定開催。
出演者も大幅に減り、動員数も当初見込みには到底及ばなかったが、それでも皆の島の自然を楽しむ笑顔は本物だった。大トリを努めた我らが曽我部恵一による後輩バンドとの突然のセッションも会場を沸かせた。主催者だけでなく、大空の下で海を渡ったアーティストや観客、一人一人が自然の脅威とぬくもりを肌で感じ、島の自然の中でつながった記念すべき第一回の島フェスは幕を閉じた。
丸尾代表は語る。今回台風が直撃したのは、太陽族が会場に辿り着けなかったからだ…と。花男くん、来年こそ宜しくお願い島す!
百年つづく、いのちのフェス。永遠にスタート!!(来年も台風でもやります by 実行委員会一同)