第21プチ:体罰ってなあに?
ここ何年もゲームってものから離れてました。子供の頃はゲームしまくってて、しょっちゅう10時間とかしてたと思う。あんまり記憶ないんだけど。
なので自覚があるのよね、ハマったら抜け出せないだろうなって。だからもうプレステだとかSWITCHだとかそもそも買わない方針で来た。そんな中、友達がSWITCH買ったのね。まあそれはいいんだけど、スマブラ(大乱闘スマッシュブラザーズ)が発売されて、友達も買ったからやろうぜって言うから久しぶりにやってみたわけ。
んで、今時はオンライン対戦とかあるじゃないですか?あんなんも、くだらねーなーゲームは1人で黙々とやるもんだ、って思ってたけどもやってみたら確かに楽しい。。。友達とタッグ組んでオンライン対戦に何度も参戦ですよ。9割ボッコボコにされて負けてるけどね(笑)
やっぱアレですね、ちゃんと最近のゲームも面白いね。さすがというか、どんどん進化している。
ゲームしてるだけじゃなく、いよいよ僕の「一発録り映像シリーズ(?)」が始まった。仲間達とレコーディングスタジオでの一発録り&一発撮りって感じ。第一弾は既にYOUTUBEに公開されてるので是非。この連載が出る頃には第二弾も公開されてるんじゃないだろうか。
これ書いてる時点で数万見てくれてて嬉しい!是非。
さて、先日教師の体罰云々の問題が騒がれてた。なのでそれについて法律面から見てみよう。
いろんな考えが飛び交ってたね。先生側を擁護する声や、暴力はどんな場合であれ許されない!って声や。僕自身の考えや意見は今ここでは割とどうでもいい。
冷めた目で、法的にどうなるのか?について解説したいと思う。
最初っから結論を書いておくが、体罰は禁止されている。
以下、どのように禁止されているのか見てみよう。
学校教育法
第11条 校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、監督庁の定めるところにより、学生、生徒及び児童に懲戒を加えることができる。但し、体罰を加えることはできない。
上記の通り、体罰は学校教育法11条で禁止されている。
その禁止されている体罰を加えてしまった場合は以下の責任が問われる。
地方公務員法29条
職員が次の各号の一に該当する場合においては、これに対し懲戒処分として戒告、減給、停職または免職の処分をすることができる。
二 職務上の義務に違反し、又は職務を怠った場合
体罰を加えた場合、懲戒処分の対象になるってことね。
そして、民事上の責任。今回騒がれた事例では、損害賠償責任が問われる場合が考えられる。慰謝料の賠償も考えられる。
そして、刑事上の責任。
刑法第204条 傷害罪
人の身体を傷害した者は、15年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
刑法第208条 暴行罪
暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときは、2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。
刑法第209条 過失傷害罪
過失により人を傷害した者は、30万円以下の罰金又は科料に処する。
などの刑事責任を問われる。
以上のように、なかなか厳しい。最初に書いた通り体罰は学校教育法で禁止されている。
さて、少しだけ突っ込んだ内容を書き加えておきたいと思う。
上記の学校教育法第11条で言う「体罰」とはなんなのか?
文部科学省のガイドラインには以下のように書かれている。
「教員等が児童生徒に対して行った懲戒行為が体罰に当たるかどうかは、当該児童生徒の年齢、健康、心身の発達状況、当該行為が行われた場所的及び時間的環境、懲戒の態様等の諸条件を総合的に考え、個々の事案ごとに判断する必要がある。この際、単に、懲戒行為をした教員などや、懲戒行為を受けた児童生徒・保護者の主観により判断するのではなく、諸条件を客観的に考慮して判断すべきである。」
まあややこしいので簡単に言うと、個々の事例により判断するってことかな。
なかなか難しいところではあるのね。ハッキリしていないとも言える。ある意味、行政としての「逃げ」であるとの批判もされている。これはこれで仕方ない面もあるんじゃないかなとは思うけれど。
まあ少しだけ個人的な感想を述べれば、今の時代、先生と生徒どちらの方が弱い立場なんだろう?とも感じた事例だね今回。
もちろん暴力は禁止されている。それならば、個々の先生に何か手段を与えてあげて欲しいところ。言うこと聞かなかったら即停学、退学、とかね。まあそれも難しいところなんだけど。。理想論ではあるが、法律は弱い立場の人を守るためにある。
その為に作られた法律はいくつか今までも見てきた。借地借家法や労働基準法なんかも典型的。改めて、先生ってのも大変だなと思ったね今回。全て事例ごとに思うところは違ってくるけどね。
って感じで今回は話題になってた体罰について書いてみた。じゃまた。
■プロフィール
ロックを基調にシンプルかつ印象的なメロディーを紡ぐシンガーソングライター。ふてぶてしくも古き良きロック魂を漂わせる佇まいがライブハウスシーンやレーベル等業界の重鎮達からも注目を集める中で西原誠(ex.GRAPEVINE)に見初められ、2016年7月にGt.西川弘剛(GRAPEVINE)参加曲含む、初の公式音源となる1stalbum
『forthemorningafter』をリリース。
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