音楽メディア・フリーマガジン

吉田健児(元行政書士)の歌うたいのプチ法律講座? 番外編 第7.5プチ 【前編】

今回は、プロデューサー浅田信一さんと吉田健児のレコーディングの合間に、スタッフMが突撃しました。
尺を無視し、わちゃわちゃ楽しそうに喋っていたので思いのほか長くなり、よって前編と後編でお届けすることになりました。

 

−スタッフ:お互い出会った時の印象とか聞かせてもらっていいですか?

吉田:タリーズコーヒーでしたっけ?

浅田:最初はライブハウスだったんじゃない?数年前。

吉田:あ、そっかそうですね。

浅田:代々木Zher the ZOOで突然なんか、、、えー、、、。

吉田:え、なになに?(笑)

浅田:突然ガラの悪いにーちゃんが(笑)

永高:あーわかる。

吉田:んー何故かよく言われる。僕無害なんですけどね(笑)

浅田:珍しくふてぶてしい感じかな、なにか惹かれるものがあるってことだよ(笑)最初さあなんか吉田くんがCDくれたんだよデモCDみたいなの。それのパッケージがまず凄いシンプルなんだけどカッコいいなって思って、これどうやって作ったの?ってやり取りしたんだよね。

吉田:あー!思い出した、あの紙ジャケ的なやつですよね?

浅田:そう、あれ自分で考えたんでしょ?

吉田:そうですね、デモなので適当にシンプルでいいから“The Who”的なイメージなんですけど、ダンボール素材みたいな紙ジャケで名前やタイトルだけハンコ押しとこうみたいな。

浅田:いいじゃんいいじゃん、芸術なんてさピカソが”模倣の模倣だよ”って言って全ては模倣から始まるって言ってるくらいだからさ。自分なりにアレンジしてカッコよくしちゃえば。

吉田:確か浅田さんに、どこで作ったの?とか色々聞かれて、出来るだけ答えたいと思ってたんですけど、俺あんま覚えてなかったんですよね(笑)

浅田:ははは(笑)まあ最初の出会いはそんな感じだったよね。でも割と親切にしてくれて、見かけのわりに親切ないい子なんだなあと思ったよ(笑)

永高:俺と健児くんは対バンで初対面だったよね?

吉田:対バンしたことあるっけ??(笑)あかん俺記憶力最悪やわ。

永高:全然喋ってないけど、喋ったら殺されると思って(笑)

吉田:なんなんやろうか、あんまり喋らないし更に関西弁がダメなのか・・・。

永高:なんかオーラがあるんだよね、身長俺と全く一緒なのに(笑)

浅田:本当は、根はいい奴なんでしょ?

吉田:いやほんとにそう思うんですけどね、怒ったりとか全くしないし、ペコペコあんまりしないだけで。

浅田:本当はいい奴なんだろうなとは思うよ。まだ俺はそこ見えてないけど(笑)

吉田:うっそ最悪や(笑)

永高:まだ俺も見えてない(笑)

吉田:じゃあもう絶対俺いい奴じゃないやん(笑)なんかちょっとしたヤンキーのノリみたいなのがあるんかもしれないなあとは思いますね。あんまりペコペコしたくない、ナメられたら負けみたいな(笑)

浅田:今時珍しいよね、俺の知ってる関西の子たちって凄く腰低くて、上下関係っていうかさ、縦社会ってのを大事にする子が多い気がするけどね。なんか吉田くんはいい意味で異質な感じはするよね。本当にいい意味で(笑)

永高:確かに異質ですね。

吉田:あーダメだな俺。こないだ浅田さんといたROLLYさんに初めて挨拶させてもらった時、びっくりするくらい丁寧に挨拶してくれて、一瞬で好きになっちゃったし、やっぱり人当たりがいい人とかっていいなーって心底感じたんですけどね。

浅田:要するに自信のある人ほど腰が低いってのがはあるよね。虚勢ってあるじゃない?吉田くんの初期の頃とかさ(笑)

吉田:はい、チンピラ。

浅田:でもそうやって学習して大人になっていくんだよ。丸くなりすぎても良くないしね。

吉田:そうそう。だからこないだそれを痛感して、よし!絶対に人当たり良くするぞ!って思ってたのに今までその事忘れてましたね(笑)

浅田:ははは(笑)珍しくていいよ全然それで。昔、大阪でライブある時にヴィンテージ楽器屋さん行ったらたまたま事務所の大先輩も楽器見に来てて、挨拶しなきゃなって思ってて、でも楽器見てるし邪魔したらいけないなと思って待ってたわけ。いつ声かけりゃいいかなって後ろで気をつけしながら(笑)で、様子を伺ってたら大先輩がイキナリぐるっと振り向いて“ご無沙汰してます”って言って俺に頭下げるんだよね。そうなると。。俺の立場なくなっちゃうというかさ(笑)

吉田:土下座しかないんじゃないですか?(笑)

浅田:本当にそうなんだよ(笑)こっちはもういつ挨拶しようかって待ってたのにさ(笑)

吉田:やっぱそうゆう人の方がかっこいいですよねチンピラより。

浅田:かっこいいよね。だからROLLYさんもそうだったでしょ?

吉田:めちゃめちゃかっこよかったです。もしかしたら、ROLLYさんって性格がかなり歪んでるかもしれないけど、、、、。

浅田:はははは(笑)それは偏見だよ(笑)

吉田:実際どうゆう人かわかんないのに、一度会っただけで“すっげーいい人だった”って僕は周りに言ってましたからね。やっぱすげえなって思いましたよ。かっこいいなって。一瞬で人をファンにさせるみたいな。まあ今までその教訓忘れてたんですけど(笑)

永高:ダメじゃん(笑)

浅田:今すごくいい事言ってて、“会って一瞬で人をファンにさせる”っていう人間力みたいなものが無いとアーティストとしてやっぱり大成しないと思うんだよね。アーティストにしても役者にしてもみんなそうだと思うんだけど。俺はなんかさ、吉田くんにそれを感じるんだよね。例えばさ、ギターの永高くんにこないだリハーサルの時に聞いたよね、なんで吉田くんとやってるの?って。休憩中に。

永高:はいそうでしたね。

吉田:あら、いつの間に。

浅田:やっぱり吉田くんの声や書く曲とかが好きでって言ってたし、ベースの彼もそうだったよね?あー吉田くんは仲間をファンにしてるなって思ったよ。俺もなんか吉田くんにモロに影響受けてるしね(笑)デモCDの件もそうだし、こないだ吉田くんが格安sim契約してるから俺も速攻契約したし、Airpods使ってるの見てすぐ真似して買ったし(笑)

吉田:あははは(笑)速攻でしたね(笑)

浅田:だからさ、俺も永高くんたちと同じでさ、吉田くんは別に今レーベルがあるわけでもないのに何で一緒にやってるんだろうなって思うと、なんか気がおけないというかさ、なんかかわいい奴だなってのがあると思うんだよね俺の中で。だからなんかやっぱり人を好きにさせる魅力を持ってるんだよ。

吉田:やり口がチンピラみたいなのは軌道修正しますけどね(笑)

浅田:ははは(笑)うん、その方がいいかもね(笑)

来月へ続く。。。

 

■プロフィール

吉田 健児
ロックを基調にシンプルかつ印象的なメロディーを紡ぐシンガーソングライター。ふてぶてしくも古き良きロック魂を漂わせる佇まいがライブハウスシーンや レーベル等業界の重鎮達からも注目を集める中で西原誠(ex.GRAPEVINE)に見初められ、2016年7月にGt.西川弘剛(GRAPEVINE) 参加曲含む、初の公式音源となる1st album『forthemorningafter』をリリース。
http://kenjiyoshidamusic.com/

■WEB
Official Site

 

浅田 信一
ミュージシャン。1969年、静岡県浜松市生まれ。乙女座、O型。1995年、SMILE(バンド)のボーカル&ギターとしてメジャーデビュー。2004年、SMILEを解散。2015年、デビュー20周年を迎える。
2016年、アルバム「Blue Moon Blue」発表。
ソロアーティストとしての活動の他に、詞曲提供、プロデュースワーク等幅広く展開中。
http://www.asashin.net/

 

吉田健児の作品をAmazonでチェック!!

 

  • new_umbro
  • banner-umbloi•ÒW—pj