2011年3月11日。あの日からわずか3カ月後の6月に産声をあげた「大作戦」。ライブハウスに生きづく人たちの、“真実と志”を伝えるために…。
片平里菜
1992年5月12日生まれ 福島県出身
シンガーソングライター。TOKYO FM主催の夏フェス“閃光ライオット2011”で1万組の中から審査員特別賞を受賞。2013年8月シングル『夏の夜』でメジャーデビュー。2014年に発売された『女の子は泣かない』はCMソングにも起用され、同世代から多くの支持を集めた。8月に発売された1stアルバム『amazing sky』はCDショップ大賞2015の入賞作品に選出され、全国ツアーも全公演チケットが完売するなど、今後の飛躍が期待される若手アーティスト。2015年2月にはシングル『誰もが/煙たい』をリリース。3月からサントリーチューハイ「ほろよい」CMにも出演中。世界的ギターブランド・エピフォンの日本人女性初の公認アーティスト。
HAWAIIAN6の勇太さんからバトンをいただきました、片平里菜です。
なんで二十ちょっとのこんな小娘がここに…? そう思う人もいるかも知れないけれど、私にとってはとても自然なこと。
東北を思って、そして行動に移していくことで、同じ想いを持っている人や同じ方向を見ている人と繋がっていくのは自然なことです。気付けば真っ黒な服を着た一回りも違うようなバンドマンの先輩だらけ。でも関係ない。大人だろうが子供だろうが、男だろうが女だろうが、ライブハウスという場所にいたってはそんなことは重要なことじゃない。
大作戦を通して、石巻、大船渡、宮古にたくさん友達が出来て、彼らの人間としての懐の深さに何度も救われました。帰るときにはいつも形にはないあったかいお土産を胸いっぱいに抱えてます。だから何度も会いに行こう、歌いに行こうと思うんだけど、行くとやっぱりもらうばかり。
この作戦を立ち上げた西片さん、それを引っ張ってきた先輩たちの大きな後ろ姿を出来る限り心に焼き付けていたいし、その精神をしっかり受け継いでるつもり。
震災から4年、あのまちで学ぶことがまだまだたくさんあります。
今年も歌いにいきます。
お次はわたしのだいすきな姉、石井麻木さんに繋ぎます。