2011年3月11日。あの日からわずか3カ月後の6月に産声をあげた「大作戦」。ライブハウスに生きづく人たちの、“真実と志”を伝えるために…。
風とロック
猪苗代湖ズ
箭内道彦
「東北ライブハウス大作戦のCM作ってよ、タダで。」
TOSHI-LOWがそう言った。
「いいよ。」
カメラと三脚を担いで僕は、まだ開業前の大船渡、宮古、石巻に向かった。
岩手と宮城の沿岸部にある、3つのライブハウスが繋いだたくさんのこと。
西片本部長と僕は、次を福島へと話した。
「福島には野外音楽堂を。自然エネルギーで。」本部長があの目で言った。
2013年9月23日。福島県猪苗代町での「風とロック芋煮会」翌日、
猪苗代の天神浜で「東北ライブハウス大作戦 with LIVE福島 野外音楽堂建設予定地」が開かれた。
青空、光る湖、沈む夕日、素敵な仲間達。
美しく、あたたかな一日。
“君と僕の違うところを尊敬し合いたい
僕と君の同じところを大切にしていたい”
2012年12月から2013年9月まで、「Two Shot」という歌とともに全国を旅した「風とロック LIVE福島 CARAVAN日本」の全収益も、このプロジェクトに寄付される。
写真は、9月23日の天神浜。「東北ライブハウス大作戦 with LIVE福島 野外音楽堂が生まれた日」(「愛が生まれた日」のメロディで)をデュエットする本部長と平井理央さん(←次回のコラム執筆者)。ギターはBRAHMAN KOHKI。
この一日を収録した「月刊 風とロック 新春お年玉号」。
新年元旦から配布中。(撮影:石井麻木さん)