音楽メディア・フリーマガジン

FEEDBACK TALK vol.18

時代とともに音楽のリスニングフォーマットが変わって今ではサブスクやデータで楽しむのが一般的になってる。

高校生の頃レコード屋でアルバイトしていたくらいに音楽好きだった僕は今だに気に入った音源はレコードで買う、むしろアナログ化されてない音源は買わない、キリがないからだ。

高校の同級生でシドヴィシャスみたいなファッションで通学してた津田くんってパンクスは「清志郎(さん)がCD買うなって言ってたから俺はレコードしか買わない」とCDへの時代の変化を拒んでいた。

僕はその頃初めて手に入れたCDプレイヤーを再生したくて、バイトしてた[レコードショップ KEN]で積極的にCDを手に入れてた。

津田、当時小馬鹿にしてごめんな、お前が正しかった、その頃にCDで所有してた音源をレコードで買い直す羽目になるとは夢にも思ってなかった。

あいつ何やってんだろ?元気かな?

 

 

少し戻って中学の卒業記念品、クラス対抗合唱コンクールの様子がレコード化してみんなに配られた。

みんなに嫌われてたクソ教師、すぐにビンタしてくるK先生は最後まで嫌なやつだった、「お前らが将来レコード出すことなんてないだろうから大事に持っとけよ」だってさ。

そのレコードはどこ行ったか覚えてない、多分ムカついて処分したんだと思う。

その後無事にレコードを出せた、リリースしてくれた当時TIGER HOLEってレコ屋・レーベルを主宰してたDJ ISHIKAWAありがとう、今でも感謝してます。

メジャーレーベルにいた頃、売れてるバンドはこぞって音源をレコード化してた、西新宿や宇田川町がレコード屋街だった頃僕のいたバンドは最後までレコード出せなかった、売れてないとは残酷だ。

だからこそインディで活動するようになってからレコードを出せたことが心から嬉しかった、アメリカでアルバムをレコードリリースしてくれたハリソンにもめっちゃ感謝してる。

 

 

前のバンドの頃からちょこちょこDJをやらせてもらうようになった、毎週輸入盤を買いに西新宿や宇田川町に通ってた僕からすれば当然やりたいことの一つがDJだった。

ここでもDJ ISHIKAWAのお世話になった、初めてDJに誘ってくれたのは彼なのだ。

98年の下北沢CLUB Queのオールナイトイベント、その時のフライヤーは嬉しくてまだ持ってるはず、自宅を探せば絶対にあると思う。

バンドのメジャー契約が切れたあともDJ ISHIKAWAは僕の生活を心配してくれて恵比寿みるくのパーティにレギュラー参加させてくれた、改めてケンちゃん(DJ ISHIKAWA)に感謝だ。

ろくにバイトも出来ない社会不適合な僕は毎週末どこかしかのパーティでDJやってギャラもらって酔っ払って暮らしてた、レコード買ってギリギリの生活をしてた。

その後ロックDJに飽きてハウスDJやるようになった、三日間一日中BPMの繋ぎの練習をしてなんとかビートを切らさないようになった。

新宿二丁目ARCHってクラブからパーティーやらない?って誘われた、その理由が最高だった。

「あなたたちノンケとゲイをつなぐ架け橋になって欲しい」、カッコ良いよ、断る理由がどこにある?

数年続けたんだけど最終的にパーティ自体はなんとなくフェイドアウトした、毎回ハッピーな時間だった。そんな僕はゲイのみんなには全くモテなかった、ユウスケくんはいつもフェニミンねえってよく言われた。

ハウスDJは突然辞めた、PCを使うDJが増えたことだかは知らんけどレコードを売ってるお店が激減したのだ、宇田川町の馴染みのお店がどんどん閉店した。

中目黒のパーティにレコード担いで行ったら俺の前のDJに「マジすか?アナログですか?」って言われた。

新しい音源が買えなくなってたこともあってか急速にハウスミュージックへの興味が薄れてった、結果DJする機会が減った。

 

 

地味にシューゲ周りの新譜はチェックしてて気に入ったレコードはちょこちょこ買ってる、コロナ以降価格が倍以上になっちゃって枚数買えなくなってるけど手に入る欲しいものはなるたけ我慢せず買うようにしてる。

主催してる高円寺のシューゲイベント[Total Feedback]では毎回DJに参加してもらってる、毎回いろんなミュージシャンやDJにカッコ良い曲を流してもらっては知らなかったアーティストとの良い出会いになってる。

クリスマスイブだとか自分仕切りのコンピレコ発だとか他のDJを誘いにくいタイミングでは出張ってスピンしてる、せっかくレコード買ってるし良い音楽はみんなで共有したい。

昔みたいに週末はどこかのクラブやライブハウスでDJして酔っ払ってるってことはもうすっかりなくなったけど時々は大きな音で好きな音楽を浴びたい。

 

 

9/23 18時、渋谷宇田川町[喫茶SMiLE]でのシューゲ縛りのDJパーティー’’Glider’’に誘ってもらった、今から楽しみで仕方ない。


ハタユウスケ/cruyff in the bedroom https://www.instagram.com/yusukehata_citb/

info)citb@onlyfeedback.net

 

日本のシューゲイズバンドの代表格「cruyff in the bedroom (クライフ・イン・ザ・ベッドルーム)」のヴォーカル、ギター、全楽曲の作詞作曲を担当。

バンドと並行して、音楽プロデューサー、作詞家、作曲家、アレンジャー、クラブDJ、イベントオーガナイズ活動も行っており、自身のレーベル「Only Feedback Record」のレーベルオーナーでもある。

また高円寺HIGHにて主催する月一シューゲイザー特化イベント[Total Feedback]の名前を冠したFUZZペダルをKitazawa Effectorよりプロデュース・販売、生粋のガンバ大阪ファンが嵩じて「芸人Jリーグナイト(トークライブ@代々木WOOFER)」にレギュラー出演するなど活動は多岐に渡っている。

以前のバンド「THE ZIP GUNS」ではアニメ『行け!稲中卓球部』のエンディングテーマに「いつになっても いつまでも」が起用された経歴を持つ。

☆楽曲提供

ニトロプラスPCゲームサントラ「みにくいモジカの子」

・・・・・・・・・(ドッツトーキョー)

RAY

Melanchoriahh!(USA)

IROPIRO(KOREA)

水槽とクレマチス

...etc

Info)citb@onlyfeedback.net


☆GIG GUIDE:cruyff in the bedroom

夏に出演予定のイベントあったのですが諸事情で流れてしまいました…

秋には必ず!


☆NEW RELEASE INFORMATION:cruyff in the bedroom

cruyff in the bedroom new EP

‘lazy sugar doll E.P’ c/w paradise lost

2023/9/22 KICK OFF

麗しの花園へ、サイケデリアへ

艶やかに煌びやかに、激しくも夢現な轟音ギターの渦の中に身を任せて

cruyff in the bedroom 6年ぶりの単独公式音源ついにリリース!

*各ストリーミングサービスにて視聴可能 https://lnk.to/0jAmFH


☆ハタユウスケ GUIDE:

9/14(sat) 吉祥寺CLUB SEATA (RAY BAND SET)

 

9/23(mon/hol) 渋谷喫茶SMiLE (DJ)

 

11/10(sun) 新宿LOFT (RAY BAND SET)


☆GIG GUIDE:Total Feedback

・8月はCOLLAPSE憂くんのバンド’School Girl Complex’のレコ発

このも7月のコンピレコ発で初めてトータル出演なんですが他の4組全てが初出演という今後のシューゲシーンに影響を与えるだろうスペシャルでフレッシュな内容になりました

2024/8/25(sun)

[Total Feedback-SGC 1st AL Release Party ‘Holding your Absence’]

School Girl Complex

KILDREN

モネノユ

路傍の石

Blue tea

DJ/Chihirö(CIGARETTE in your bed)

さくれむ(PLOTOLEMS)

・ONLINE ONLY

[INTERVIEW-School Girl Complex]

MC/yngw(CAUCUS,BOAR HUNTER)、やすか(fedress)

[SOME CANDY TALKING]

ハタユウスケ(cruyff in the bedroom)

内山結愛・琴山しずく(RAY)

[Like A Bass Dream vol.7]

MC/Jun Yokoe(PLASTICZOOMS,RAY BAND)

[History of Japanese Shoegaze]

honeydip 1st half

KOENJI HIGH

15:00/15:30

3000/3500

ONLINE(ZAIKO) 2500

TICKET→e+,ZAIKO(online) 7/7(日) AM10~

https://eplus.jp/sf/detail/4131250001-P0030001

https://koenjihigh.zaiko.io/item/365148

視聴 9/1 23:59まで


・9月は久しぶりの通常トータル

ヘッドライナーにはアイドルグループ’水槽とクレマチス’を卒業したばかりの'まのちゃん(甲斐莉乃/ANY‰)'、男臭さが魅力の轟音バンド'OTHERSIDE'、二度目の出演の’キンヨウノヨル’、そして初出演となる静岡の’シーサイドスー’と’the slow films’

初出演バンドが増えたこの夏のトータルはマストです

9/29(sun)

[Total Feedback]

甲斐莉乃

OTHERSIDE

シーサイドスー。

キンヨウノヨル

the slow films

DJ/die-O(Hour Musik , si,irene, Shoegazer Archives)

nk(sugardrop,Ellen Ripley hypersleep)

 

・ONLINE ONLY

[SOME CANDY TALKING]

ハタユウスケ(cruyff in the bedroom)

内山結愛・琴山しずく(RAY)

[Like A Bass Dream vol.8]

MC/Jun Yokoe(PLASTICZOOMS,RAY BAND)

Chihirö(CIGARETTE in your bed),KOHEI(COLLAPSE),Ricky(Blue tea)

[死んだ僕の石川の企業訪問ーSondeli Guitars 1st half]

MC/ishikawa(死んだ僕の彼女)

Ayaka(Beachside talks),オリトアヤナ(くゆる)

[History Of Japanese Shoegaze] A4

honeydip 2nd half

KOENJI HIGH

15:00/15:30

3000/3500

ONLINE(ZAIKO) 2500

TICKET→8/4~

https://eplus.jp/sf/detail/4150130001-P0030001

https://koenjihigh.zaiko.io/item/365798

視聴 10/6 23:59まで

⭐︎入場順

1.イープラス

2.アーティスト予約

3.当日


協賛:

disk union

Electro-Voice

FREEDOM CUSTOM RESEARCH

神田商会

Kitazawa Effector

L’s TRUST

MASTER8 JAPAN

MIX WAVE

オヤイデ電気

パール楽器製造株式会社

高木製作所

アンブレラカンパニー

Xotique Japan Shop

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