今回ご紹介するのは、dbxのTUBEチャンネルストリップ「676」です。
dbxのチャンネルストリップの中でも上位機種となる676は「タイトに音が太い」という表現がぴったりで、NEVE系よりもロックサウンド向きだと思います。
プリアンプは「線が細めのコンデンサーマイクを使用しても、676を通すことでそれなりにファットになる」といった感じで、とにかく頼もしい音がします。
EQについては、他ブランドと比べ「ガッツリかかる割に副作用が少ない」のが特徴で、オールラウンダーに使えます。
コンプ部分は、いわゆる609系や1176系とも違う「しなやか、かつガッツのある感じ」で、トータルバランスが非常に優れている逸品です。
気になるお値段は、並行輸入品で20万弱、国内正規代理店を通すと20万円台前半と、対抗ブランドと比べて約半額程度で新品が手に入ります。
一般的にはメジャーではない機種ですが、実力は折り紙付き。
私は今年に入って、なんと4台目の676を購入してしまいました。
気になる方は是非チェックしてみてください。
【Sight Seeing】
注目度の高いバンド・アーティストのプライベートスタジオをご紹介します。
群馬県在住の「くりっぱー」ことKurippertronixxx(くりっぱーとろにくす)です。
思春期にテレビでみたシンセサイザーという、楽器なのか機械なのわからないものに触発されて、独学で作曲&音楽活動開始しました。
現在はYoutube「くりっぱーチャンネル」ではシンセサイザーの解説動画やコンテンツの作成、DAWでのBGMや歌モノ楽曲制作、アナログ / デジタル / アプリ等のシンセサイザーを駆使したスタイルのマシンライブも行っています。
■マシンライブメイン機材■
・Behringer NEUTRON
パッチングの基礎が詰まったセミモジュラーシンセサイザー。SE、ベース、リードなどで使っています。
・AKAI MPC ONE
1台で音楽制作可能なMPCシリーズのエントリーモデル。おもにドラムやループで使用しています。
・Roland mc-101
音源内蔵グルーヴボックス。クリップ機能やランダムシーケンスなどライブで重宝しています。
・KORG wavestate
シーケンスのタイミング、ピッチ、サンプルなどを高次元でコントロール可能な、ウェーヴシーケンシングシンセサイザー
・Arturia MicroFreak
マルチオシレーターシンセサイザー。小型にして多彩なサウンドが鳴らせます。
・ASM HYDRASYNTH
ポリフォニックアフタータッチ搭載のウェーヴモーフィングシンセサイザー
基本的にマシンライブとDTMの作曲はほぼ別だったのですが、MPCやmc-101を導入してから、DAWで作った曲のMIDIやオーディオを移植してリアルタイムに演奏したりもしてます。
Macは基本動画撮影&編集で使っています。
メインミキサーのMackie Onyx 16、は各シンセの出力のまとめとMacのマルチレコーディングのオーディオインダーフェイスとして使ってます。
ステレオのシンセには、TASCAM SERIES 8Pを通してミキサーにつないでいます。
BGMや歌モノの音楽制作はWindowsベースで、作曲のDAWは基本Studio Oneで、たまにBitwig STUDIOを使ったりします。
オーディオ I/Fは、Antelope DISCRETE 8を使っています。
ギターは、基本はTOKAI Talbo使用しています。
アンプシュミレーターはKemper Stageのみ使います。
■くりっぱーチャンネル■
https://www.youtube.com/user/KURI404
■X■
https://twitter.com/Kurippersynth
■Kurippertronixxx Audiostock■
https://audiostock.jp/artists/12220
■Synthetiq Riod■
https://www.youtube.com/@synthetiqroid3989
【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】
STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表
レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター
Whirlpool Records/brittford主宰
専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動
全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける
スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください
ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中
9月分の放送は9月11日(水)25日(水)
出演 樫村治延
番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます
https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe
(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)
当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します
TOY「NO BORDER」
従来のHIPHOPやトラップではなく、ラテン系トラックにラップを乗せるという、国内ではまだ珍しいスタイルの楽曲。当スタジオでは楽曲制作、レコーディング、マスタリングまで全てを担当。
リピドーと悪魔「三体現象」
オルタナティブをベースに、ネオサイケ、エスノ、NewWaveなどを大胆に織り交ぜた次世代サウンド。中国ツアーも敢行し、これからより期待大のグループ。