今回ご紹介するのは、多彩かつハイスペックなアウトボードを数多くリリースしているブランドSPLの、ハイエンドチャンネルストリップ『Frontliner』です。
この『Frontliner』は、同社のチャンネルストリップ『TRACK ONE』『CHANNEL ONE』の上位機種にあたるフラッグシップモデルです。
他社高級ブランドのハイエンドチャンネルストリップと比べても、同等もしくはそれ以上の実力を持っています。
マイクプリアンプ部分は、チューブでありながらハイファイかつブライトで、超ワイドレンジ。
EQ部分はシルキーかつファットにかかり、コンプ部分はガッツリかつしなやかにかかります。
シティーポップからヘビメタ、ヒップホップ、クラブミュージック全般など、どのジャンルでも広く深く効果をもたらします。
SPL社は、どの製品においても115Vでの使用を推奨しています。よって優秀なステップアップトランスに加え、ホスピタルグレードのパワーケーブルと共に使用すれば、100%近い実力が引き出されるのではないでしょうか。
抜きんでた性能を持ちながらも、知名度が無くマイナーな存在なのが惜しむべき点ですが、他社のハイスペックマイクプリやチャンネルストリップを使用しても今一つ物足りない人には、ピッタリな逸品だと思います。
価格も他社と比べ安価なので、気になる方は是非チェックしてみてください。
【今月のMV】羊が眠ル夜に「ピカレスクを探して」
https://www.youtube.com/watch?v=bZp0WjWjxI4
今どきのJ-POPのMVかと思いきや、細部に深いこだわりが感じられる作品。楽曲も、あえて定番から少し外すセンスに着目したい。メインボーカルと絶妙に絡むコーラスワークも聴きどころだ。
【Sight Seeing】
注目度の高いバンド・アーティストのプライベートスタジオをご紹介します。
◆ご挨拶
千葉県在住で音楽活動をしております "千田 恭平(ちだ きょうへい)" です!
今回は貴重な機会を頂きまして、私の音楽制作環境を紹介させて頂きます。
◇機材紹介
〇Tascam Model-16
PCと繋いでオーディオIF兼ミキサーとして使用しています。
チャンネル毎に、切り替えスイッチ一つで簡単に用途を切り替えられる利便性を、特に気に入っています。
音もTascam社の製品らしく、しっかりとレンジや奥行きを確保しつつも、色付けの少ない音質も評価している点です。
●Fostex CR500
CD-RWマスターレコーダーとして、主にCD-Rを作成する際に書き出し用途で使っています。
アナログテープライクな少しざらっとした質感で仕上がるので、その効果を狙った質感にしたい時は、迷わず選ぶ機材の一つです。
〇Tascam SX-1
現在メンテナンス中ですが、追々マスタリング用機材として運用予定です。
稼働出来たら、音録りも行っていきたく思っています!
●DENON DN-F650R
上記のModel-16のMain Outから繋いで、最終的な出力クオリティはこちらの出音を確認して調整しています。くっきりと一つ上の解像度で鳴らしてくれるので、どの制作も大変重宝しています。
入出力のカバー範囲が広いのも気に入ってます。
〇KORG B-2
作曲、MIDI鍵盤、ライン録音用など作編曲の場面で大活躍しています。
内臓のピアノ、エレピ、オルガン系の音色クオリティもとても高く、打ち込み音源でイマイチ納得できない時にそのままライン録音をすることも多くあります。
●Acoustic ベースヘッド
ベースの録音時に主に使用しています。
ヤフオクで購入したもので前のオーナーさんが特別カスタムを施しており、ヘッドからライン出力して録音できるようになっています。
音としてはムチっと気持ちのいいラインを見せつつ、太さもしっかりとある頼もしい音です。
〇Roland sp404 MkⅡ
サンプラー&リズムマシンで、編曲時のネタ探しや音色追加などに主に使用しています。
またコンプや空間系エフェクトのかかり具合も非常に良くミックス時にエフェクターとして使用することも多々あります。
●その他ケーブル周り
USBはAET製のものを使用。扱いやすいスピード感とレンジの広さから取り入れて使用しています。
電源ケーブルは過去にAcoustic revive, OKUTSUDENKOなど色々と使ってきましたが、現在は個人で製作をされている方から仕入れたものにほぼ統一して制作環境を構築しています。
(自分が表現したい音楽性に対して一番相性が良かった為)
メインマイク
◆CAD E300S
メインで使用しているマイクです!主に歌録りで使用しています。
くっきり見えてくる立体感や、レンジが広い上でしっかりとリッチな高音域を捉えてくれるシルキーな質感が魅力的です。
個人的には別でルームマイクを立てておいて、それと組み合わせて気持ちのいい立体質感に調整することが多いです!
❏制作実績
普段は自分の音楽活動の傍ら、オーダーを頂いた時に、制作のお手伝いやライブのサポートをしております!
基本的にどなた様でも承らせて頂いておりますので、下記音源などご覧になりまして、気になった方は是非お気軽にお声がけ下さい!!
ちょっとした交流とかでも大歓迎です!
オファーはこちらから⇒ k.sou.music@gmail.com
千田 恭平(主に自分のオリジナル楽曲を歌モノ/インスト問わず創って発信しています!)
https://www.youtube.com/channel/UCyObxvb2dRlrJZ8RacrnyVQ
カカシカシカカ
(ボーカル・ギターをしているメインバンドで、制作時にはミキシングも担当しています!)
はじまる
https://youtu.be/jWuCBi-GsEk?si=Xg4LQONinpbaS3QB
アトラス
https://youtu.be/B0cVOMa9ZQ0?si=1OUb31TpZPeggzcn
MIKKAGO(ボイスドラマ作品で主にミキシングを担当)
https://www.youtube.com/@MIKKAGO_official35
その他メジャー/インディーズ、プロ/アマ問わず音楽制作に携わっているので、これからも携わらせて頂けたら幸いです!
ご一読誠にありがとうございました!!!
【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】
STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表
レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター
Whirlpool Records/brittford主宰
専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動
全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける
スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください
ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中
7月分の放送は7月10日(水)24日(水)
出演 樫村治延
番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます
https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe
(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)
当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します
HOPHEADIPA「モノクロームの華」
80’sメタル、デスメタルに加え、2020年代ニューメタル要素、プログレ要素のエッセンスも見え隠れする期待のヘビーメタルバンドのフルアルバム。ラウド系ライトリスナーからヘビーリスナーまで、全てにおすすめ。
詩音空楽「無敵 Moment」
ZTTレーベルに代表されるようなUKエレポップをベースに、ボコーダーで加工されたウイスパー系デジヴォイスが有機的に絡む楽曲。当スタジオは作編曲、REC、MIX、マスタリングすべてを担当。
「Total Feedback 2024」
ジャパニーズ・キング・オブ・シューゲイザーと称されるバンド『cruyff in the bedroom』の中心人物ハタユウスケ氏が主宰するイベント『Total Feedback』の企画コンピレーションアルバム。今回が5作目にあたり、個性豊かな12組の楽曲が堪能できる。
【今月の動画】
くりっぱーチャンネル
#02 “STUDIO CHAPTER H[aus]” -Harunobu Kashimura- 樫村治延さん 【KURIPPER SYNTHETIQ TALK】
https://www.youtube.com/watch?v=eM4b2Ui7rUc&list=PLVPI-2ZiJJbSK4gNXoLt1WMxbx2N8NSLz
テクノ、ニューウェーヴ、インダストリアル、80s / 90s、シンセポップ、民族音楽、プログレッシヴ・ロックなどに影響を受け、現在DAW、シンセサイザー、ギターを使った楽曲制作の他、ライブ活動や歌モノ制作などの活動をされているKurippertronixxxさんのYoutubeチャンネルに、樫村が出演させていただきました。