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CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第88回

CHAPTER H[aus]エンジニア樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 88


今回ご紹介するのは、プロオーディオ界の重鎮 TASCAMが放つ電源ケーブル「AC-1800L」です。

パッと見、機材を購入した時付いてくる付属ケーブルのように見えますが、実力は全く別物。

基本的にフラットなケーブルなので、機材を選ばず幅広く使えます。

中域から中高音域が張り出す印象がありますが、これは低域がスッキリしているからでしょう。

ケーブルの根っこ部分が「グリッジ式」と呼ばれる抜けにくい構造になっており、レコーディングはもとよりPAMAなどでも重宝しそうです。

価格もミドルクラスのシールドと同じくらいの3,000円前後で、リーズナブルなのも魅力です。


【大学生バンドのセルフREC

ギター、ベース、ドラムの被りまくり一発録り。

ちなみにインスト曲である。

Mixは↑上図の配列で行う予定だ。


【今月のちょいレア】 TASCAM SS-R100

プロオーディオの老舗 TASCAMのソリッドステイトレコーダー。リッチでフラットな音が楽しめるだけでなく、USBSDカードなど複数のデバイスに対応している点も高評価。


【今月のMV ボトルメール「そばにいてほしい」

https://youtu.be/ukiqDPrd7Do

3人組ギターロックバンドのキラーチューン。ノスタルジックでアーバンな女性Vo.と、一番サビ後の間奏での転調が印象的だ。映像とのリンクも必見。


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア

サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を

年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します。

エンジニアといたしましては、webや動画ではなく是非「CDで」音質をチェックしてほしい!!


チーコ 「焚き火」

スタンダードなギターロックをフレーズ、音色、声質でカラーリングしているロックバンドの最新作。

一度聴けば脳裏に焼き付く楽曲に今後も期待。


とりいそぎ 「パラシュート」

歌もの3ピースバンドのポップチューン。一言では簡単に説明できない多彩なアイデアが、至る所から感じられる。まさにパラシュートのような開放感全開の音像だ。


CORREKT monad

2ピースハードコア・ポストロック・インストバンドのアルバム。One&Onlyというキーワードがぴったりの意欲作だ。インスト曲ゆえのボーダレス感も半端ない。


SILVER GOAT CLAN FINALLY

メロディアスなハードロックにSAXをフィーチャリングした一曲目と、アコースティックサウンドを前面に押し出した二曲目とのコントラストがユニーク。ジャケットデザインも印象に残る。


woe be gone LOVE MATTERS

宮城県在住シティーポップバンドの新曲。従来路線を邁進する力強さと軽やかさが共存する、期待を裏切らぬナイスチューンに仕上がっている。

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