優れた音楽性とシーン最強のアンサンブルを武器に目覚ましい成長を遂げ、1/14にシングル『Gravity』とLive DVD&Blue-ray『No Longer Strangers』をリリースし、3ヶ月連続で渋谷CLUB QUATTROでのイベント開催も発表したNothing's Carved In Stone。当連載は、同バンドのフロントマン村松が、2014年3月から1年に渡って人間的な進化と動物的な本能を追い求めて規格外なことに挑戦していく村松拓強化プロジェクトである。
1/24(土)、渋谷タワーレコードにて開催されたNothing’s Carved In Stone 村松拓と生形真一によるインストア・アコースティックライブ。そのライブは、詰めかけた多くの観客を歌と音楽と軽快なトークで魅了した素晴らしい内容だったが、そんなときもたっきゅんはハングリー精神を忘れてはいなかった。ライブ終了後、「日本一の漢になる」という目標を胸にたっきゅんが向かった先は占いの館!! 2015年、今年こそ日本一の漢になるべく、3人の占い師にたっきゅんの将来をみてもらった。
まず最初にたっきゅんが訪れたのは『占いの館ウィル』。たっきゅんを担当していただくのはYUKI先生だ。
YUKI先生
タロットカードと宿曜占星術で鑑定するYUKI先生は、カードと意識を同調してより一層深い部分までの鑑定を可能にする、特殊なオリジナル占術を扱う鑑定師とのこと。柔らかい語り口調のYUKI先生を前に、たっきゅんは恐る恐る口を開いた。
たっきゅん:えっと、バンドを今やってるんですけど、そのバンドのことをみてもらいたいんですよね。
YUKI先生:では一緒にやっていらっしゃるメンバーのみなさんの生年月日を教えてください。
YUKI先生に言われるがまま、メンバー4人の生年月日やバンドの現状、今年の大まかな予定を伝えるたっきゅん。YUKI先生は机の上にタロットカードを並べつつ、早速印象的なひとことをたっきゅんに告げた。
YUKI先生:みなさんの生年月日を伺いましたけど、村松さんがヴォーカルというのはいちばん正しい選択だと思います。
たっきゅん:おっ!
YUKI先生:いい意味でも悪い意味でも、村松さんは人の目をひく方なので。
興奮するたっきゅんを尻目に、YUKI先生はカードを10枚選ぶように促した。いよいよ鑑定スタートだ。
YUKI先生:今までの準備としてはほぼ完璧だと思いますが、「もっと話し合いなさい」というカードが出てきました。それも全員でというより、個別で話し合った方がいいと思います。
たっきゅんが選んだカードを見つつ、4人の生年月日を見つつ、スバズバと鑑定結果を告げるYUKI先生を前に、たっきゅんは思わず「うーん」と驚きの声をあげる。更にYUKI先生は今後1年を占うと言い、たっきゅんに12枚のカードを選ぶように促す。かなり具体的な内容にまで踏み込んだYUKI先生の言葉に、たっきゅんは腕を組んで「なるほど〜」と何度も頷いている。
【YUKI先生の鑑定結果まとめ】
・今までの道のりはほぼ完璧
・現在は、更に高いステージへと飛躍するタイミング
・だからもっとメンバーと話し合いなさい
・生形と日向は男女であれば結婚してもおかしくないほど相性が良い
・10月に誰かが体調を崩すかも
・KINGのカードが12月に出ているが逆位置なので、裸の王様にならないように気をつけること
・たっきゅんにお金はかなり入ってくる
・「ひとりよがり」のカードが何度も出てきた
・たっきゅんは音楽史に残るくらいの名声を得る
・鑑定結果は天気予報みたいなものなので、自分次第でどんどん変わっていく
鑑定を終えてお店を出たたっきゅんに感想を訊いたところ、彼はぽつりとつぶやいた。
たっきゅん:占いすげぇな(笑)。
取材協力
占いの館WILL渋谷店
東京都渋谷区渋谷2-22-13 東口マイアミビル 電話:03-6434-1212 http://t.d-will.jp/
電話占いウィル 電話:0120-923-856 http://d-will.jp/
次にたっきゅんが向かった先は、45年間で45万人の鑑定をしてきたという渋谷のパパ、アミン・コヒィ先生。渋谷の一等地にあるお店を訪れ、不思議な内装や装飾物がある鑑定部屋に通される。20分の鑑定では5つのことについて占ってくれるというので、たっきゅんは「職業」「ラッキーカラー」「おまじないを授かる」「性格」「金運」を選び、生年月日をパパに告げる。いよいよ鑑定スタートだ。
渋谷のパパ
オリエンタルなBGMとエアコンのスイッチをオンしたパパは、次から次へとたっきゅんの未来を占っていく。その見事さに、我々は思わず言葉を失った。
パパ:運勢はアガルサガル。みんな同じ、波の中で生活してる。例えば運が悪いときでねお店がオープンするといったらホントに赤字続きで1〜2年で終わることもある。いい時期があって1年くらい経って2年経って何か新しいことをやるときがある。あなたの運勢が全体でみたらね、2017年の7月からアガル。
たっきゅん:ん? 2017年?
パパ:2015年の7月からね、ガッとアガル。あなた商売人は向いてないけどね、すごく優しくて爽やかな人でね、好奇心が旺盛。ホロスコープでみたら生年月日から生まれたときのカレンダーみて星の位置を計算してホロスコープみたらそう。これお世辞じゃなくて、みんな違うからね。
立て続けに鑑定結果を告げるパパに、たっきゅんは「うんうん」と頷くばかり。なぜか鑑定部屋に居た2匹の猫に囲まれながら、たっきゅんは渋谷のパパをじっと見つめた。
パパ:あなたはホントは物書きが良かった。表に出る仕事が良かった。研究者もできます。自分の分野ですね。いろんなアイディア出したりもできます。
そしてパパは「次は手の平でみます」と言い、たっきゅんに両手を出すように促した。たっきゅんの手の平をみた瞬間、パパは言った。
パパ:あなたは離婚しやすいタイプだよ。女性運があまりないから気をつけて。年をとって嫌になったら生命保険に入れられて悪いことされるよ。そういう事件多いでしょ? 金運は普通ですけどね。しかしあなたは女性運がないよ。そうね、2回は離婚するかな。薬指の太陽線があるから、新しいことができるよ。健康状態は大丈夫。でも年をとったら肝臓と腎臓に気をつけて。環境がいいところがいちばんいい。空気がいいところ。将来は自然界が近いところで生活した方がいい。リーダーシップはあまり持ってないけど、自分のやりたいことができるよ。だからよーく考えてやった方がいいよ。
次にパパはタロットカードを取り出して
「過去〜、現在〜、近い将来〜、取るべき手段〜、心の中〜、妨害〜、最終結果〜」
と言いながらタロットカードを机の上に置いていく。
【渋谷のパパ、その後の鑑定結果まとめ】
・ゴールデンイヤーは「2017年」と「2021年」
・ラッキーな色は「グリーン」
・ラッキナンバーは「7」
・ゴールデンタイムは「7時〜8時(朝夜共に)」
・日本一になれるかどうかは言えない
そして最後にパパは「あなたにおまじないを授けてあげる」と告げる。たっきゅんの手の平にアフガニスタンの山から採ってきたという石(ローズクォーツ)をのせて、たっきゅんに秘密のおまじないを授けたのだ。
パパ:私の後に続いて言ってください。
たっきゅん:はい。
パパ:ハッピー、ハッピー、ハッピー。
たっきゅん:ハッピー、ハッピー、ハッピー。
パパ:ラッキー、ラッキー、ラッキー。
たっきゅん:ラッキー、ラッキー、ラッキー。
パパ:ヘルシー、ヘルシー、ヘルシー。
たっきゅん:ヘルシー、ヘルシー、ヘルシー。
パパ:ウェルシー、ウェルシー、ウェルシー。
たっきゅん:ウェルシー、ウェルシー、ウェルシー。
パパ:セフティー、セフティー、セフティー。
たっきゅん:セフティー、セフティー、セフティー。
パパ:ラブリー、ラブリー、ラブリー。
たっきゅん:ラブリー、ラブリー、ラブリー。
取材協力
渋谷のパパ
東京都渋谷区宇田川町29-7 3~4F 電話:03-3477-1333 / 090-6474-3933
http://aminkohi.sakura.ne.jp/
2人の先生にたっぷりと鑑定してもらい、カフェで休憩していた我々の脳裏にふと1つの疑問が浮かんだ。
我々はこの連載を続けるべきかどうか?
今月号で第10回目となる当連載は、4月号で最終回を迎えて終了となる。その時点でたっきゅんが日本一の漢になっているかどうかは未だわからないが、過去9回を振り返ってみると、一合目からの富士登山に失敗したり、103mからのファーラウェイができなかったり(100mからのファーラウェイは成功)、お父さんに「愛してる」と言えなかったりと、決して胸を張れる内容ではなかっただろう。というわけで最後は、たっきゅんと当連載を担当する編集長山中の相性を鑑定してもらい、当連載を続けるべきかどうか占ってもらうことにした。
ラッキーなことに、すぐに渋谷で路上占いを見つけたので2人の相性をみてもらうことにした。それぞれ名前の画数を計算し、鑑定士はすぐに言った。
鑑定士:2人とも奇人変人だね。変わってる。村松さんみたいな方は「真面目だね」「頑固だね」と言われることが多いんだけど、中身的には興味がないことはしないというか、楽しいか楽しくないかで物事を判断するタイプ。山中さんは本来は頑固でゴーイングマイウェイなタイプで、周りからは人当たりが良く見えるんだけど、実は群れない/属さない人。要領が良くて冷めてる。2人とも奇人変人タイプだけど、キャラや性格は違うんだよね。気質的には村松さんが「陽」で山中さんは「陰」。ざっくり言うと、2人とも楽しいか楽しくないかで物事を決めるタイプで、サラリーマンに向いてなくて、「なに考えているかわかんない」ってよく言われる人。だから感性的にはウマが合うし、波長も合ってるよね。
2人:僕ら、これからも一緒に続けていいんでしょうか?
鑑定士:そもそも2人は人の話を全く聞かないタイプだから、自分たちが楽しいとかやりたいと思うんだったら続ければいいんじゃないですか。私がどうこう言える話じゃないです。
当連載への感想・質問・要望・ファンレター・ぶっ壊れたい願望が強いたっきゅんにチャレンジしてほしいことはyamanaka@hirax.co.jpまで!!