前回の韓国夏フェスレポートでは、キャラメル・パッキング、もるつオーケストラと日本のインディーズバンドも参加している様子が興味深く感じられましたが、今号はジャズやブルースロックにも通じる、韓国で人気のアーティストSAZA CHOIの紹介と、レポーターのジョンウンの音楽観・人生観などを交えた内容となっています。あえて、ジョンウンの翻訳を韓国なまり風に掲載していますので、そちらの味もお楽しみください。 PJ
ワイルドなヘアースタイルとパワフルなギターワークに"ライオン(Saza)"と呼ばれるジャズギタリストでブルージーな声を持つ個性派ボーカリスト!
いくつかの才能を持ったギタリストSAZAチェオジュンは自分だけのワイルドなヘアスタイルのために"ライオン"というニックネームを持っている。彼はヘビーメタルバンドで始めてウェスモンゴメリーの音楽を初めて接した後、ジャズ音楽をすることになった。彼はペット·メンスニ、ジョン·スコフィールドなどジャズギタリストたちの音楽に接してますます多様性を持つようになった。
Winter Playアルバムでボーカルとしてデビューした彼は、豊かで温かい様々なボーカルが認められ、2008年TVドラマ"どなたですか"の主題曲である"Who are You?"という曲を歌うことになった。
2012年2月セカンド·アルバム[SAZA's blues]をリリースした後、様々な舞台で活発に活動をしており、ポータルサイトネイバーミュージックで国内ジャズ界を代表する6人の奏者に選ばれており、国内トップクラスのギタリストたちとの合同舞台12G新コンサートを大盛況に終えたミュージシャンとしてのアイデンティティーを鮮明にしている。
Lee Jong Eon
こんにちは。ジャングル読者の皆さん残暑厳しいですが、秋の空になって参りましたね。私は8月11日の韓日交流コンサートを終え、韓国での休暇を取った後、再び日本に来ました。今月も様々なニュースを持ってきましたよ。特に9月にはイエローモンスターズが日本ツアー公演をし、日本のパンクレーベルである773Four Recordが東京、大阪、神戸、名古屋など複数のクラブでプロモーション公演を開催しました。そして8月の最後のフェスティバルであるサマーソニック東京では韓国のいくつかのロックバンドが出演をはたしました。この夏の公演を終えた私は、再度11月末に開催予定の韓日交流コンサート準備のために様々な仕事を韓国と日本で進行しています。今回の日韓交流コンサートは10チームのミュージシャンたちが参加をし、平和と愛というテーマのもとすべてのミュージシャンやスタッフが一丸となって舞台を飾る予定です。今回の企画をする意図は、現在、我々はあまりにも多くの「欲」を持って生きていると感じています。最近のアジアの混乱もすべて欲という言葉で生まれたのではないかと考えます。一つの地球の中でお互いに対する不信と憎悪に武器を作って戦争をし私たちの家族や子供たち迄もが犠牲となり本当に切ない現実で、私たちは皆欲という言葉の前にひざまずいてしまいました。ジャングル読者の皆さんそしてミュージシャンの皆さん私たちは愛し合っています。私は知っています。今は私たちの世代が先頭に立って、少しずつ変化しなければならないと思っています。私たちは皆一つになって平和の歌を歌ってみましょう。たとえ無謀なスタートかもしれないが、我々の切実な歌がずっと響き広がれば、いつかは少しずつその結実を結ぶ事もあるのです。私は8年間、韓日交流イベントを進行してきました。日韓ミュージシャンとスタッフとの時間の中でお互いが目を合わせたその瞬間に彼らの目つきは本当に強く暖かく、美しい日韓の熱い眼差しを見ました。ここまでは私の非常に個人的な考えを書いてみましたが、共感をいただいた方やそうでない方々もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、一つの主題は愛だということを覚えてくだされば幸いです。世界の平和、アジアの平和、日韓の平和をためにジャングル読者の皆さんと一緒に歌っていけたらと思っています。ありがとうございました。
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