あの震災、津波、原発事故からちょうど1年の3/11、その日が誕生日でもある歌手UAが、放射能を避けて第3子出産の為に沖縄へ移住して初のイベントを主催。
モンパチのキヨサク率いる「no problems」、元ちとせ、三宅洋平、大工哲弘、そして要注目の「FRYING DUTCHMAN」など多種多様な音楽と、体に良い食事や衣服などの出店、そして内部被曝やチェルノブイリに関するお話などを織り交ぜ、楽しんで考えるイベント“ティダノワ祭”、2日間で3000人が来たそうな。
私も「ゴミゼロ」を達成する為に、リユース食器を搬入&運搬&洗浄&返却まで担当する「エコ番長」&ジャーナリスト岩上安身のUSTチャンネルIWJ中継で奔走。今、沖縄では、基地問題や環境問題だけでも大変な中、新たに「汚染食材&ガレキ受入問題」が加わった。「被災地支援」と言われるとついOKしてしまう「イイ人」達よ、それは本当の支援なのか? ガレキは遠くに運ぶことで莫大な金がかかるが、地元に処分場を作る方が早い事は阪神大震災で実証済み。しかも一時的にでも何年間か分の雇用が生まれ、地元にお金が落ちる方が長い目での支援となる。その予算を「広域処理で奪ってる」としたら?
地球の恩恵を存分に受けて生きている私達、ミュージシャン達に、音楽に、人間に、ここから何ができるだろう?考える事を、子供の未来を、諦めるな。
何度でも書くよ、「大人だろ? 勇気を出せよ」(by忌野清志郎)
3/4、この日は本当に「沖縄音楽界の広さ&深さ&強さ」を感じる濃厚な1日だった! まずMCの仕事9年目となる「東村つつじ祭」では、数々の日本一&世界一を獲った「西原高校マーチングバンド部」70名の勇壮な演奏に始まり、14歳で「第5回世界のウチナーンチュ大会」テーマソングを歌い上げたnatchy、沖縄国際大学の琉球芸能研究会、そしてベテラン民謡歌手の我如古より子と共に出演した久米島出身23歳の唄者・村吉茜と、ジャンルも年齢層も幅広く、特に中高大学生からこれだけの実力が育っている事に大きな希望を感じた。
その夜は、最近専ら話題沸騰中の「きいやま商店」ワンマン@桜坂劇場の大ホール! 300人のキャパを越えた立見御礼で大盛り上がり~☆ 新曲もコントネタも磨いてますますお笑いミュージシャンとして確立?(笑)。ここにも12歳女の子ドラマーSakuraも出演!
更に更に! ハシゴして行った先は新都心TopNote。sax.東涼太、tuba.本間雅智、そして沖縄出身のsax.上運天淳市のトリオ。ホーン3本というシンプルな構成とは思えないほど幅広く重厚なサウンドに、ゲストに迎えた上運天の姉nanacoの艶やかなボーカルが加わり、満席の観客を魅了した。
こうして見ると、もうね、もはやね、「沖縄インディーズ」なんてカテゴリーは小さすぎるね。もっと掘り下げ、出会い、どっぷり浸かりたい! その一部だけでも伝えられるよう、今後とも頑張りますので、皆様ヨロシクお願いします!
“風のうた音楽会”
~谷川俊太郎作の保育園の歌を初お披露目~
県内外をはじめアジア各地から多くのアーティストや音楽ファンが集う、沖縄発の都市型音楽イベント!
4/7(土)@桜坂劇場ホールA
出演:谷川俊太郎、谷川賢作、小室等、こむろゆい、渡辺勝、竹田裕美子、マルチーズロック、知念良吉。
司会:KEN子