大家好!早いですね。もう年末です。台湾では今年もいろいろな事がありましたが、音楽の他にも映画も盛り上がっていますよ。台湾映画は言葉の勉強にもなるのでとても好きですが、その中でも皆さんに紹介したい映画があるので一足先にお知らせしておきます。
『逆光飛翔. Touch of the Light』という映画ですが、これは実在する盲目のピアニスト黄裕翔くん主演の物語。彼の友人等が製作したドキュメンタリーが、香港の映画監督、王家衛の目にとまり本格的に撮影される事になったのですが 、新たにストーリーを加えて製作して行く中で、ピアノ は代打では出来なかったので、結局、本人裕翔くんが自分で演じることになったそうな。台湾でもこの映画はとても話題になっていて、今年、興行成績 No1の映画になっているそうです。この黄裕翔くん。以前ご紹介したSumingのバンドのピアノでもあります。クラシックからロック、ポップスまでジャンル隔てる事無く難なくこなす彼のピアノは必見です。
そして、この映画のエンディング曲、很靠近海(邦題:海のそばに)を作曲していているのは、なんと日本人。馬場 克樹さんというシンガーソングライターが作曲してて、今年金曲奨を受賞して話題になった蔡健雅(タニア・チュア)さんが歌っています。馬場さんは、黄裕翔のサポートをしながら自身の音楽活動をしています。
映画の公開とは別に、黄裕翔くんと馬場さんの日本での公演が近いうちに実現しそうなので、
決まったら次号でご紹介します。
映画のほうも来年日本で公開予定とのこと。
要チェックですよ。
『逆光飛翔. Touch of the Light』
http://touchofthelight.pixnet.net/blog
身近なのによく知らない、いや知られていない隣国台湾。
台湾には音楽&アートのプラットフォームが存在し、
大きな影響力をもっています。そんな台湾のポータルサイ
トと連携、台湾の人気ステーションUFO FMの協力のもと
日本には台湾の最先端クリエイターたちを紹介、
また、台湾には日本の最新サウンドを紹介していく
“日本と台湾の音楽&生き方交流プログラム”。
パーソナリティーは青木由香。
FM秋田/FM栃木/FM長野/FMとやま/FM三重/FM山陰/FM岡山/FM山口
FM高知/FM香川/FM大分/FM佐賀/FM宮崎/FM徳島/FM青森/FM石川/FM滋賀
番組WEB SITE http://www2.jfn.co.jp/blog/lala/
オススメアーティスト
強迫女孩 OCD girl
http://www.indievox.com/disc/5117
蔡健雅
http://www.indievox.com/tanyachua/intro
Mary See the Future
http://www.indievox.com/maryseethefutur
先日、東京から友人が台湾に遊びに来た。
彼はとても台湾好きで南の方に一緒に行く事になった。
新幹線に乗ること90分、現地に到着するとレンタルバイクをゲット。(台湾では日本の免許で運転できる)2台で台南探索をすることになった。宿にチェックインすると、そこのフロントの人が道案内でおいしいところを案内してくれました。初めて行くのに、次から次へといいとも形式でみんなに繋がっていく。僕たちは「音楽スポットに行きたい!」と会う人々に話したが、あいにくこの日は月曜日。ライブハウス等は閉まっていたので、雑貨店やカフェ等を廻っていました。
何度かお会いした事のある茶人が台南に住んでいたのでそこを訪ねて事情をお話しすると、またまたお茶屋さんに偶然来ていた絵描きが道案内をしてくれた。
なぜか連れてこられたのは市内から少し外れた住宅街。
そこには、古き良き時代の余韻を残す建物が並んでいた。
何も説明が無く、おじゃますると人懐っこい台湾人の自然な振る舞いが始まった。お茶を頂き、よくよく見てみると、あ!ここはレーベルだ。そう。いつの間に台南の音楽事務所に。近所の音楽好きが集まり、共同で作っているこのレーベルからリリースされるのは、北京語ではなく、台湾語の音源。謝銘祐さんという作曲家が手がける音源が多くリリースされています。この謝銘祐さんYAZAWAさんそっくりさんでとても気さくな優しい人でした。
このレーベルでは、音源の他に、台南でのイベント開催やデザイン商品の販売も行っているようです。
ここの一押し商品といってふりかけを頂きました。
小エビをすりつぶしたピリカラで上質な味わい。
台南の大員人力共同合作社、オススメのアイテムです。ここのマークがかわいいです。
大•人•力という文字を重ねて、友達の(友)
肩の力を抜いて音楽を生活に取り入れているかっこいいレーベルでした。
みなさんも台南に行ったら訪ねてみてはいかが?
大員人力共同合作社
http://taiouancoop.wordpress.com
台湾原住民バンド『TOTEM』は、5名のメンバー中、4名が台湾先住民族の背景を持つバンド。ツインボーカルで先住民族独特の民謡、旋律、かけ声を取り入れたオリジナルサウンドは、ロック、フォーク、レゲエ、ボサノバ、ピップホップと多種のスタイルを持ちます。
数多くの台湾の大型ロックフェスティバルにステージ経験があり、2007年度には中華音楽人協会のベストアルバムトップ10等に選ばれました。その他にも、トーテム自らが演じた二時間テレビドラマで金鐘賞にノミネートされています。
また、写真家の若木信吾の監督で「トーテム sing for home」が日本各地で公開され、雑誌等で数多く報道されました。この映画は台湾のトーテムというバンド5人の生き方やルーツにとても関心を持った日本人監督、若木信吾によって製作され、去年2009年の10月に日本各地で劇場公開されました。物語は、故郷を想いつつ、生活のために故郷を離れ都会に出て働く原住民の若者の日常。彼らは、台湾では少数民族である原住民のアイデンティティーを頑なに守り消えかかっている彼らの部族の言葉と民謡の旋律を使い曲を作り台北を中心にライブ活動を行っています。今はこのバンドは頻繁に活動してないのですが、年に一回スリッパパーティーというイベントを開催しています。日本での公演を計画中。
次号で告知しますね。