STUDIO CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延のPAST & POST MASTERS
*イチオシ音源、こだわりの機材を新旧問わずご紹介するコーナーです*
Cuicks 「The Pastel Song」
https://www.youtube.com/watch?v=1uXk7XzSeHg
ポスト・コーネリアスを予感させる巧みな転調で、次の展開を良い意味で裏切る「確信犯的」名曲。
月刊SOUND DESIGNER誌2015年6月号特集記事の素材としても取り上げられた。
MILF 「DESERT OF CLOUD」
ロカビリー、R&R、初期パンクといったオールドスクール系をいいとこどりして、ルーツミュージックの本質を追求しまくったこだわりの一枚。国内より欧米で共感される要素が多大にありそう。
Struggle-Head,Emergence「BUBBLES」
10年以上のキャリアを誇り、エモロック、ギターロックの真髄を追い求めてきた彼ら。トリプルギターの音域の埋め方は是非お手本にしたい。ジャングルライフWEB版で「S.H.E meets Movies and Music」を連載中。
https://www.jungle.ne.jp/serial_post/s-h-e-meets-movies-and-music-vol-46/
とりいそぎ「RIDE」
バリー・ホワイト、ボズ・スキャッグス系ギターレス・キーボードトリオのマキシシングル。AOR、ベン・フォールズ系オルタナティブ、J-CITYポップスなどの側面がバランスよく混在しており、良い意味で聴き手を選ばない好盤。
SMILY「SMILY」
栃木在住エモロックバンドのアルバム。楽曲バリエーションの多さと、ディテールへのこだわりが有機的に絡んでいる点に着目してほしい。
Yamashita Kazuki with five 「Blessing of Snow」
新進気鋭のプロジャズドラマー山下一樹のリーダー作。アクティブ、パッシブのダイナミクスコントロールの熟練技はもちろんのこと、1つの作品の中であらゆる多面性を整理して表現する力に好感が持てる。
PreSonus ERIS E5XT
ミキサー、アウトボードの定番メーカーであるPreSonusのパワード・モニター。同価格帯の他社製品より頭一つ分抜ける高性能さに驚く。ホームスタジオの一台目モニターとしてイチオシ。
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PINK MOON BABYS 「 BOP! STEP! JUMP!! 」
ヨーロッパツアーも複数回経験している、熟練Woman’sトリオバンドのアルバム。ロカビリー、R&Rのノリの良いゴキゲンなナンバーぞろいだ。
LITTLE RED PUZZLE 「 TREBLY 」
20年以上のキャリアを誇る大御所R&Rバンドのミニアルバム。Vo.YUのハスキーな歌声はより磨きがかかり存在感が増している。大物バンドとの対バン経験も数々あり。全国発売中。
波山 「我が街と共に」
北関東では名の知れた重鎮初期パンクバンドのフルアルバム。メンバーチェンジを経て最強メンバーで全面展開中。80~90’sパンクのみならずブリットポップ好きにもおすすめ。全国発売中。
Porcho 「 Porcho 」
プリンス&プリンスファミリー、レッチリ、スライ&ファミリーストーン的要素を中立的に取り入れ、現在進行形ブラックミュージックを創作しようとする姿勢に非常に好感が持てる。クラブ系が好きな人にもおすすめ。
Spicy Ground Floor 「 Flood 」
80’sネオアコ、アノラック、90’sシューゲイザーやアブストラクトをまとい、00’sブルックリン勢フレーバーを加味して新しいスタイルを模索中のバンド。フランスMusea Recordsから、ヨーロッパ全土で発売中。真の逆輸入盤である。
TOLIISOGI 「 THE LOVERS OF UNIVERSE 」
音大出身三人組が奏でる、インテリジェンスでソウルフルなフルアルバム。コーラスを中心にした、多彩なゲスト陣により色付けも素晴らしい。バリーホワイト系のVo.は聴きどころ満載。
おすすめ機材 「ORANGE TH100(ヘッド)Crush Pro 412(キャビ)」
ORANGEブランドの名機AD140の後継機とも言うべきリッチなサウンドに現代のスピード感が加味された、全く死角なしのすぐれもの。
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sabaku∞bakuhatsu 「purnima」
1990年代のトランス、2000年代のネオサイケロック、そして2010年代のEDMを見事に昇華させた、アンダーグラウンドシーンのキラーチューン。スペインをはじめ欧州ツアーを精力的に行っている。
YU-DAI 「REFERENCE」
ヒップホップの中堅レーベル「TASTING HEADS」を主宰するYU-DAI氏のアナログミニアルバム。有名トラックメイカーも参加しており、ブラックミュージックの本質が堪能できる。全国発売中。
ASUCA「WOMAN」
存在感の強い女性をテーマにした、アコースティックサウンド満載のシングル。耳に残る倍音たっぷりの、アジア人離れしたハイトーンボイスとプロデューサー福島氏の手腕に注目。
CHIERI SUZUKI 「-TONE 003-」
ジブリアニメの世界観をベースに、アシッドジャズやエレクトロ要素を端々までセンシティブに配列したインストサウンド。自ら演奏するピアノとサックスの成分が、作品を有機的一枚にマッシュアップさせている。
ザ・ビートモーターズ「FGTSL」
ROCK IN JAPANやCOUNTDOWN JAPANにも出演経験のある彼らのデジタルシングル。ボーカル秋葉氏の歌声と、洋楽ルーツロックサウンドの融合が素晴らしい。
Aki Kitagawa & Shoya Kitagawa 「Blooduo」
プロジャズボーカリスト北川アキと、キングレコードからメジャーデビューしたフュージョンバンドDEZOLVEのギタリスト北川翔也の、親子デュオミニアルバム。ジャズをベースに、曲によって色が変わるようなバリエーションを楽しめる。
TL AUDIO 5051
1chチューブチャンネルストリップ。現行のチューブ式のチャンネルストリップとは一味違った、濃密な質感が心地よい機材。MillenniaやMANLEYといったハイエンドアウトボードと比較しても、その実力は全く遜色ない。
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The echo dek 「City Light」
The echo dek初期の名曲。ネオアコ、アノラック、ドリームポップ、ポストオルタナティブ、そしてシューゲイザーの断片的フレーバーが、ウイットに飛びながら全方位にクロスオーバーしている。
Cuicks 「blue sonic ep.」
Cuicks初期のラグジュアリーポップの集合体とでも言うべきep。オオヤユウスケ率いるLabLife、渡部高士を中心としたOverRocketなどを偶発的にオマージュしたサウンドスケープは、ポスト渋谷系ならぬ「プレ渋谷系」と呼べそうだ。
than 「see line – single 」
関西屈指のエモオルタナバンドのシングル。世界最大のインディーズバンドコンテスト「エマージェンザ・ジャパン」2018年度大会で優勝、ドイツの大型フェス「TAUBERTAL FESTIVAL」にも出演。筋金入りのステージングも圧巻だ。
Andare 「鏡に映る花のように」
年間100本以上のライブをこなし、サーキットイベント、フェスにも常連となりつつある彼らの1stアルバム。アルバムにはアルカラのベーシスト下上貴弘氏が参加、フジテレビ系ドキュメンタリー「NonFix」エンディング曲を担当と話題も豊富。
星野李奈 「Attack!!」
キングレコード所属ガールズロックバンド エルフリーデのベーシストや、ジャズギタリスト矢堀孝一氏のツアーメンバーとしても活動する星野李奈のソロアルバム。今作には、同じレコード会社の若手フュージョンバンドDEZOLVEのギタリスト北川翔也が、ギターだけでなくトラックアレンジャーとしても全面的に参加している。
HINOMARI 「NO FEELINGS」
約2年の歳月をかけ制作された彼らの自信作。レディオヘッドなどの世界中のオルタナロックを研究しつくして独自の路線を確立し、西日本の大規模フェス「ミナミホイール」にも出演している。
TASCAM DV-RA1000
2005年頃に「次世代のマスターレコーダー」としてリリースされたハイエンドな機材。PCMはもちろんのこと、DSDフォーマットにも対応している優れもの。
STUDIO CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延のPAST & POST MASTERS
*イチオシ音源、こだわりの機材を新旧問わずご紹介するコーナーです*
【日々かりめろ】
年間平均300本ものライブをこなすライブデュオ。
昨年末に行われた東京国際フォーラムでのワンマンライブチケットは、約一か月でソールドアウト。実力、実績ともに着実にライズアップしている。
【cruyff in the bedroom】「 HATE ME 」
国内を代表するシューゲイザーバンドのアルバム。90’s英国のマンチェスター・ムーブメントを踏襲しながらも、現在進行形のオルタナティブ、ニューウエーブ、マッドチェスター系をも貪欲に取り入れる姿勢には敬服する。全国発売中。
【nikiie】「 TRANSFER 」
「DADARAY(ゲス極メンバー休日課長の別バンド)」のVo.も務めるnikiieの、オルタナ感たっぷりなソロミニアルバム。様々なタイアップも経験し、実力だけでなく話題性も豊富。
全国発売中。
【星野由美子】「 ソレイユ 」
ジャズヴォーカリスト&ピアニストとして活躍する彼女が、自身の音楽性を極限まで追求した代表作。トロンボーン奏者 中路英明氏(ex.オルケスタ・デル・ソル、熱帯JAZZ楽団)も参加するなど、豪華なゲスト陣も話題の一つ。全国発売中。
【極悪いちご団】「 十年鴉 」
一言で表すなら「お江戸時代劇ロック」とも呼べそうな、オリジナリティーの塊の彼ら。卓越した演奏力と、和ものに振り切った潔さには非常に共感できる。一度聴いたら病みつき間違いなし。全国発売中。
【S.H.E】「 A to Z 」
時代を超えたエモロックバンドの総結集とでも例えるべきアルバム。エマージェンザジャパンで優勝、ドイツの大型音楽フェスへの参加、チバテレ番組のエンディングに起用など経験値も高い。全国発売中。
【WAVES L2】
プラグインソフトではどうあがいても太刀打ちできない「濃密で豊潤なサウンドスケープ」が手軽に制作できる逸品。音楽的に音圧が上げやすく、かつ背伸びしている感じが全くしない点が好印象。