STUDIO CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延のPAST & POST MASTERS #29
*イチオシ音源、こだわりの機材を新旧問わずご紹介するコーナーです*
<特集アーティスト>
迷ったらゼロに戻りましょう!ハートフル オルタナティブ ロックバンドNØlla、初作品をリリース
NØlla(ノーラ)
写真左より
小貫泰昭(おぬきひろあき) / Ba.
藤咲涼(ふじさくりょう) / Vo. Gt.
鈴木由人(すずきゆうと) / Dr.
レイ/ Gt. Cho.
Gt.バンマスのレイを中心に2021年7月結成、数度のメンバーチェンジを経て現メンバーに。
茨城県内を中心に、関東圏内のライブハウスにて活動中。
Vo.藤咲の飾らない在りのままを綴った詞と、弦楽器隊3人それぞれによる作曲は、曲ごとに異なる世界観をみせる。鈴木のドラミングも曲それぞれの世界観と的確にマッチし、バンドサウンドにさらなる魅力を加えている。
NØllaはラテン語で数字”ゼロ”という意味。
・2021年7月 NØlla結成
・2022年3月 初ライブ
・2022年4月 ベース小貫泰昭加入
・2022年8月 ドラム鈴木由人加入
・2022年9月 バンド初作品HELLO配信開始
①バンド結成のきっかけ
レイ:酒の席で、初めてイベントに出演させてくれたドラムの知り合い(NØlla初代ドラム)と再会し、その場で即結成しました。2年ほどメンバーチェンジを繰り返し、今のメンバーと出会いました。
藤咲:Twitterに弾き語り動画を上げていて、それをたまたま聴いた初代ドラムから一緒にバンドをやらないかとお誘いがあった為。当時、僕自身もバンドに凄く興味があったので即決で加入しました 笑
鈴木:学生時代にバンドを組んでましたが、社会人になってからもバンドを組みたいと常日頃思ってました。そんな時にリーダーさんからお誘いを受け、加入させていただきました。
小貫:前にサポートとして参加していたバンドのライブを、当時のNØlla初期メンバーが見ていて、私の事を気になっていたらしく、サポートで参加していたバントの活動休止を聞きつけ、即お誘いがあり加入に至りました。
②対バンしたいアーティスト
レイ: Rock in the Pocket、The Harvest、Sake Cuck Raw
藤咲:etu、THE SALA
鈴木:ユアネス、lical、the cibo
小貫: Bonnet Monkey、Serenade Remember、a little sweeling.、 Suspended 4th、ZAZEN BOYS
③今回のシングルの聞きどころ
レイ: Helloですね、ノーラ初のオリジナルという事で思入れが深いです。ボーカルの素敵な歌声に勇気を貰います。
藤咲:やっぱりHelloですね。結成当初のメンバーで初めて作った思い出の1曲なので!この曲は、是非聴いて貰いたい!
鈴木:バンドにお誘いを受けた時に、音源として一番最初にHello聴かせていただきました。歌声やメロディの素晴らしさに感動しました。皆さんと、この気持ちを共有したい!
小貫:やはりなんと言ってもHelloの楽曲の良さですかね、初めてデモ音源聴いたときにエモーショナルを感じました。配信音源ではスッキリ纏めた感じではありますが、ライブではラストの部分でベースとドラムのコンビネーションの素晴らしさをお見せできると思いますので、音源聴いていただいて、僕らのライブにも足を運んでいただければと思います。
④これからの音楽シーンはどうなっていくと思いますか?
レイ:現在、音楽活動をする皆さんが思ってる事だとは思いますが、未だに収束が見えないこのコロナ禍なので、ライブハウスを主に地道に活動し注目を集める方法、文化も多少は残りつつも、どのバンドも集客に苦労する場面が当面続くとは思います。やはり自分の作品を手軽に見てもらえるSNS、ネットメディア、Youtube等で自分達の楽曲、スタジオでのライブ配信、といったバーチャル上での音楽活動が今よりもっともっと主流になっていくと思います。もう既に主流になっていて、今が全盛期と言っても過言ではないとは思いますが。
いわばネットから大舞台(フジロック、ロッキン、サマソニ等)へ、YOASOBIさん、ずとまよ(ずっと真夜中でいいのに)さん、Adoさんの様な、ほぼ顔を出さずにネットでの音楽活動により注目されるアーティストが今後どんどん現れ、ネットスタートから大活躍するアーティストが今より更に増える傾向に行くかなと思います。
我々NØllaもライブハウスでの活動をしつつTwitterやInstagram、Tiktok、ツイキャス、インスタライブを利用した活動に、今後力を注ぎたいなと思っております。
⑤今後の展望
レイ:ご時世的に活発にライブイベントを行うことが難しいこともあり、ソーシャルネットワークでの活動にも力を入れていきたいです。MVなども自主制作して行きたいです。
藤咲:ライブと曲作りのバランスを考えて、活動して行けたらなと思ってます。後は、音楽を楽しむ気持ちを忘れないようにはしたいと思います。自分達が楽しんでないと、聴いてくれる人達も楽しめないと思うので。何より楽しい音楽を!
鈴木:このご時世でも楽しく音楽活動をすることができるんだぞ!というのを伝えていけるよう、スキルを磨き、いつでも最高のパフォーマンスを提供できるよう精進していきたいです!
小貫:このコロナ禍であっても、私的にはライブハウスで音楽を楽しむ、生の音楽を体感するという文化を衰退させたくないという思いがあるので、このご時世のうちはバンドの楽曲制作を積極的に行い、いずれはアルバム制作、コロナ終息を機にレコ発ライブを行えればと思います。
・最新作
HELLO
iTunes、Apple Music、Spotify、YouTube Music、LINE Music、Amazon Music etc...
・SNS
Twitter… https://mobile.twitter.com/NOLLA0000
Instagram... https://www.instagram.com/nolla_0000/
MV… https://youtu.be/iCukK03KySo
STUDIO CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延のPAST & POST MASTERS #28
*イチオシ音源、こだわりの機材を新旧問わずご紹介するコーナーです*
<特集アーティスト>
質の良い音楽を追求する、ルーツミュージックのニューバンドwrongvacation
wrongvacation | ロングバケーション
Vocal : Yumeko
Guitar .Vocal : yus
Bass : Kenta
Drum: Ryuichi
2021年結成。仙台を拠点に活動。
Soul , Jazz , Blues ,Rock ,Country ,Funk ,Popまで
幅広いジャンルのグッドミュージックを、時代の流れに囚われずに配信中。
2022.03 初となる配信シングル『Change』『How Your Love Makes Me Feel』をリリース。
2022.09 1st album 『wrongvacation』を9/10会場限定、配信にてリリース予定。
1.バンド結成の経緯
一言で表すと「全員のタイミングが揃った」です。
かっこよく言うと「引き寄せられた」と言う感じです。
元々面識のあったyus、Kenta、Ryuichiは、それぞれのバンドや個人(スタジオミュージシャン等)で地元仙台や都内で活動をしていました。
しかし、3、4年前にはそれぞれの活動もストップしていて、1年以上音楽から離れた生活をしていました。
この頃仕事で海外生活をしていたyusが、コロナの流行を機に仙台に帰郷。
そろそろ一緒に何か始めようかと話していたyusとKentaでしたが、同じタイミングで「一緒にバンドをやらないか」とRyuichiがyusを誘いました。
それなら3ピースバンドをやろう!と、楽曲制作を始めたのがきっかけです。
そんな中知り合いづてで、ミュージカルや海外留学経験のあるYumekoを紹介してもらい、彼女の歌声を聴いた瞬間即スカウト。現在の体制へと進化しました。
本当はバックコーラスの女性を探していたのですが、それはもったいないなと3人同じ意見でした。
自分たちが楽しむために集まったのはもちろんですが「一線を退いた同世代の仲間たちと、もう一度音楽をやりたい。」「大切な地元のライブハウスが、コロナの影響で苦しんでいる状況を少しでも助けたい。」
こんな想いを込めて活動していたことに加え、メンバー全員妥協が出来ない性格のため、行き着いた先が今回の1st albumリリースとなりました。
2.バンドとして音楽的にこだわっている所
自分達が思う「良いもの」をブレずに作るのが『wrongvacation』としてのこだわりです。
時代が進むにつれ、音楽の流行はあっという間に始まり、そして終わっていくと感じています。
もちろん流行る音楽には流行る理由がありますが、僕たちは「どの時代に聴いてもしっくりくる音楽」を生み出したいと思っています。
Soul/Jazz/Blues/Rock/Country/Funk/Popsなど、幅広いジャンルをベースに、ルーツミュージック・オールドミュージックの良さを、同世代や若い世代にも知ってもらえるきっかけになれたら嬉しいです。
そして、僕らよりも上の世代にはどこか懐かしく、「良い音を鳴らしている若い奴がいるんだな」と感じてもらえるようになれたら最高です。
3.音源の聞きどころ
今回はブルース、R&B、ソウル、ニューカントリーを基盤に、老若男女問わず日常の一部分として素直に受け入れられるサウンドが詰まった作品になっていると思います。
音源の中でも先行で配信中の「Change」は、個人的に大好きなスローブルースを自分達なりに解釈した曲です。アウトロにかけての盛り上がりが気に入っています。
そして、ニューカントリーテイストと、印象に残るギターフレーズが映画主題歌のような壮大なラストへと繋がる「You」。
「今は別れてしまったけれど、あの時こうしていたらまだ一緒にいれたかもしれない。それほど私は今でもあなたのことを愛しているわ。」という歌詞は、誰しも共感できるのではないでしょうか。
対照的に「Bluer Than Blue」は、ピアノとボーカルだけでシンプルにまとめたサッドバラードです。失恋をテーマにした歌詞の内容ですが、曲の最後はメジャーコードで締めています。悲しいだけではなく前向きになれるように仕上げました。
曲ごとにメンバーそれぞれの良さを活かしつつ、ロングバケーションとしての色の濃さを全面に押し出した作品になっています。
いわゆる「売れる音楽」ではなく、時代を越えて楽しんでもらえる音楽とは何かを僕達なりに考え抜いた結果を感じ取ってもらいたいです。
4.共演したいアーティスト、バンドはいますか?
共演したいアーティストは大勢いるので選べないですが、僕らは洋楽に大きく影響を受けているので
海外のアーティストの方々とはいつか共演してみたいですね。
Yumeko : 私はお兄ちゃんと対バンしてみたいです!!
(Castaway※東京発のメロディック/ポップパンクバンド )
5.国内外の音楽シーンはどうなっていくと思いますか?
今の音楽シーンは変化がめまぐるしいので正直わからないところではありますが、SNSの普及で音楽をはじめ、アートやクリエイティブな物事を気軽に生産・消費できる時代になり、その速度はこれからも上がっていくのかなと思います。
新しいシーンが出来上がる前に次のシーンがやってきて、それすら知らない人もいて…。
例えば「Eagles」や「The Band」,「Aretha Franklin」のような時代を象徴するアイコン的存在はなかなか登場しにくくなっていくのかな?と思っています。
これからますます聴き手の感度が上がって、好きな時に好きな音楽を聴ける場面が増えると思います。
だからこそ、人生を通して楽しみ続けられる、最高のバンドや音楽を発掘して欲しいと思います。
6.今後の展望
ジャンルの垣根を越えていろんなイベントやフェスに出演できればいいなと思っています。
都内はもちろん、海外でのライブを視野に入れた活動をしていきたいです。
そのためにもクオリティの高い楽曲をコンスタントに発表し、自分達の音楽を多くの人に認めてもらえるよう頑張ります!
・最新作タイトル
1st album 『wrongvacation』
発売元 : Instant Classics Recoreds
レーベル名 : Instant Classics Recoreds
2022/9/10より会場限定販売
配信先:itunes music , spotify , line music ,amazon music , etc
・Official HP
https://twitter.com/wrongvacjpn
https://instagram.com/wrongvacjpn
・MV
wrongvacation - Change
https://www.youtube.com/watch?v=WZfgBoAXhbU
・ライブ情報
2022/9/10 wrongvacation pre. FLAT V vol.2
1st Album 『wrongvacation』Release party
【場所】仙台ROCKATERIA
【OP/ST】18:00/18:30
【チケット】¥3,000 ペアご来場で¥2000
【共演】Booze Hands Brewing
STUDIO CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延のPAST & POST MASTERS #
*イチオシ音源、こだわりの機材を新旧問わずご紹介するコーナーです*
<特集アーティスト>
突如現れたマイペース穏やかツガリヤン(津軽人)スター「TOY」
TOY(トイ)
青森県出身です。今は主に東京で活動しています。
高校生の時にヒップホップのカルチャーや音楽を知り衝撃を受け、大学卒業後にビート制作を始め、自分もラップをして何かを伝えたいと思い始めました。
ANARCHY
3. 出演したい大型フェス(国内外問わず)
POPYOURS
音楽のジャンルという壁がますますなくなっていき、オリジナルな人達だけが残っていくと思います。
今年中にはファーストアルバムも出し、MVも色々出すと思うので楽しみにしてください。
*最新作タイトル
YUI(ユイ)
Apple Music、Spotify、その他配信サイトで配信中
https://www.instagram.com/toy_309
STUDIO CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延のPAST & POST MASTERS #26
*イチオシ音源、こだわりの機材を新旧問わずご紹介するコーナーです*
<特集アーティスト>
圧倒的な轟音の海に甘くゆらめくウィスパーボイス。シューゲイザーのその先へ。
[COLLAPSE] 堂々のデビューアルバム!
COLLAPSE (コラプス)
写真左よりSATOSHI (Gt) / TSUBASA (Dr) / SHOKO (Vo/Gt) / KOHEI (Ba/Cho)
2013年KOHEI(Ba/Cho)により結成。
東京・埼玉を拠点とし、台湾・中国・韓国でツアーを行う等、海外でも積極的に活動している。
SHOKO(Vo/Gt)は、11年ぶりに活動再開となるZEPPET STORE五味誠のプロジェクト「sphere」にも参加。
▼初フルアルバム発売に至るまでのプロセスを教えてください
レコーディング自体は、令和の始まり2019年5月から始めていました。
同時にレコーディングしていた曲の一部は、ENDOGENIC REBIRTHDAYとして2019年11月に発表しています。
その後も制作を進め、アルバムのイメージが7割ぐらい完成してきた所で、cruyff in the bedroomのハタさんから「Only Feedback Recordから出さないか」とお話を頂き、プロデューサーとして入って頂いて、既存曲のアレンジや新曲の制作を進めていました。
ハタさんのプロデュース下で最初にリリースした曲が"DROWN"で、アルバムの先行リリースとして発表という流れのつもりだったのですが、 DROWNリリースと新型コロナウイルスの流行開始が重なってしまったため、以降フィジカルのリリースは延期とし、アルバムを見据えて制作、定期的にデジタルシングルのリリースでメリハリをつけて活動してきました。
▼楽曲のバリエーションが非常に豊富な今作ですが、一番の聴きどころは?
今作は、まず「全曲シングルで出せるクオリティで」という前提で作って来ました。
その上で、今までの作品でも起承転結には気を遣っていて、今回は特に最後まで聴いた時、一曲目に戻って繰り返し聴きたくなるように組んだつもりです。
ミックスは茨城のStudio CHAPTER H[aus]さんに伺って、調整しました。
先行の音源も機材の変更に伴いマスタリングしなおして頂き、おかげ様で想像以上の音源に仕上がったと思います。
▼COLLAPSEの今後の展望を教えて下さい
リリースに際して北海道・東名阪へツアー、東京に帰ってきて初めての有観客ワンマン、を予定しています。
遠征では、それぞれトータルフィードバックに出演しているバンドと共演することになっているので、各地でトータルフィードバックを開催するくらいの気持ちでやって行きたいと思っています。
既に次のリリースの構想もしているので、ツアーをしながら練っていきたいです。
*最新作タイトル
BLACK SHEEP IS STILL DREAMING
JCSS14-24
Only Feedback Record
PCI MUSIC
*MV
COLLAPSE/IMPLOSION
*HP ・ SNS
https://twitter.com/collapse_s
https://www.instagram.com/collapse_jpn/
https://www.facebook.com/collapse.jp/
*Release Tour [BLACK SHEEP IS STILL DREAMING TOUR]
6/26 東京 高円寺HIGH [Total Feedback]
7/2 北海道 札幌BESSIE HALL
8/13 大阪 北堀江club vijon
8/14 愛知 名古屋 鶴舞DAYTRIP[DREAMWAVES]
9/18 東京 高円寺HIGH *ワンマン
▷7/27 東京 吉祥寺 CLUB SEATA Coaltar of The Deepers × Boris *オープニングアクト
【今月の機材】Fostex MR-8HD
約20年前にリリースされた、8トラックデジタルMTR。見た目の想像を超える音質が堪能できる。
STUDIO CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延のPAST & POST MASTERS #25
*イチオシ音源、こだわりの機材を新旧問わずご紹介するコーナーです*
<特集アーティスト>日本語JAZZ歌手 深川隆成が世に問う反戦歌の世界
深川隆成(フカガワ リュウセイ)
1963年4月6日、茨城県水戸市生まれ。同県つくば市在住。
オリジナル曲及び、自身の日本語訳によるJAZZ ライブ活動を行なっている。
2006年からJAZZ英語歌詞の日本語訳をはじめ、2016年ライブデビュー。
2018年3月初アルバム「桜の季節」、2022年1月アルバム「時の流れ」発表。
そして、2022年7月13日アルバム「ひまわりLoss Of Love」全国発売。
① 音楽活動を始めたきっかけ
元々歌う事が大好きでした。幼い頃から歌は大好きで、幼稚園の頃に茨城放送のラジオ番組で童謡を歌わせて頂いた記憶があります。その後、学生時代から会社員時代はカラオケにはまり、ヒット曲からジャズスタンダードまで色々と歌っていました。
その後、2006年に当時勤務していた会社の仕事で海外との物流部門に配属になり、英語表現を日本語の表現に変えて他の社員に伝える時に、英語と日本語の表現の違いに気がついて、英語歌詞を日本語歌詞にほぼ同じ意味で訳す事に目覚めました。
英語は子音が多く、音符に単語一語がハマるのに対して日本語は母音が多く、一つの発音しか乗らないので直訳すると字余りになってしまいます。
しかし、日本に古くからある短歌や俳句の様に一つの景色や心情を短い表現にする要領で、違う表現で同じ意味になる歌詞を作る事に目覚めました。
JAZZは、人類誕生の地アフリカから奴隷として連れて来られた黒人の方々が西洋楽器と出会って創られた音楽の一つ。それを日本語訳してブラジルでボサノヴァが生まれた様に日本語でのジャズを新たな日本発のジャズスタンダードにして、その収益を人類誕生の地アフリカへ教育支援を実現出来るのではと思いました。
それから10年間英語のポップスやJAZZスタンダード曲を50曲ほど訳してから、2016年4月にライブデビュー。
2018年3月に最初のミニアルバム「桜の季節」を発表。2022年1月にアルバム「時の流れ」を発表しました。
そのCDアルバム収益の振り込み口座をアフリカから奴隷を出した港を持つ国ベナン共和国の学校支援基金口座に振り込む契約をして、今迄に校舎改築、食堂建築、奨学金、学習教材などの寄付に繋げています。
② 今回のCDの聴きどころ
今回のCDアルバムは、2022年2月24日のロシアのウクライナ侵攻による惨劇を見るにつけ、東日本大震災からの復興よりも更に多くの歳月と費用がかかると感じました。
私には歌がある、今度は歌によるウクライナへの支援を行おうと思いました。歌が残る限り、私が死んでも歌の収益は復興支援金として細くても長く続けられるだろうと思った事もあります。
選んだのは、3曲。
1967年の、何気ない自然と普段の暮らしと生命の繋がりに幸せがある事を歌い上げた、What a wonderful world
1970年にイタリア・フランス・アメリカ・ソヴィエトの合作で創られた映画ひまわりの主題歌、Loss Of Love。この英語歌詞の原歌詞は輝く幸せがある日突然戦争によって吹き飛ばされた哀しさとそれでも愛を宿し続けて生きていく気持ちに溢れています。
1971年のIMAGINE。ご存知ジョン・レノンの反戦歌。
天国も地獄も無い、国も欲望も無い。世界は一つ。何百年、何千年経っても理想を掲げたこの歌の精神は揺るぎないものがあると思います。
いずれも、1965年から1975年迄行われたベトナム戦争の時に作られた反戦歌です。
1960年代から1970年代にかけて、世界的に厭戦気分が広がり、反戦歌が生まれ、歌が世界を変えるとの熱い思いがあったと思います。
この3曲をJAZZアレンジして、一番歌詞だけのひまわりとWhat a wonderful worldは日本語訳もつけて歌いました。
私は、歌の力は無限だと思っています。
あの当時の熱かった世界の反戦へ捧げた歌を通した思いを再現しつつ、その収益を少しでもウクライナの復興に捧げられたらと思います。
そして、今回のアルバムの曲は、ピアノ演奏のみで歌いやすくして、尚且つJOYSOUNDでのカラオケ配信も行います。
③ これからの音楽活動の展望は?
今迄に訳して来た曲及び、オリジナル曲のアルバム発表と、それによる日本語でのジャズ歌唱の広がりによる日本発のジャズスタンダードを創造出来たらと思っています。
そして、私の提供した曲を、少しでも多くの人達が歌ったり演奏してくれる様になってくれたら嬉しく思います。
ホームページ http://ryusei-fukagawa.com/
ブログ https://ameblo.jp/ultrarun/
Twitter https://mobile.twitter.com/ryuseifukagawa
Instagram https://www.instagram.com/ryuseifukagawa/
*最新作タイトル
ひまわり Loss Of Love(Theme from ’Sunflower’)
レコード番号 RYUSEI-04
発売元、レーベル名 Ryusei Fukagawa
5月予約開始、7月13日全国発売
Amazon他、全てのネット販売。CDショップは取寄せとなります
配信 Apple Music 、iTunes、Mola など全ての ネット配信
5月26日のサントリーホール公演から、各公演会場での販売開始
*MV
IMAGINE
What a wonderful world
ひまわり
*ライブ情報
5月26日(木)19時~サントリーホールブルーローズ(ウクライナ支援コンサート)
6月17日(金)19時~上野ワロスロードカフェ
7月1日(金)19時半~水戸ペーパームーン
7月15日(金)19時40分~東京倶楽部目黒店
8月6日(土) つくば市ふれあいプラザ多目的ホール
9月3日(土)19時~主音求II(スイングセカンド)群馬県榛東村
9月17日(金)19時半~天空のライブハウスピラタス2 長野県茅野市蓼科
9月18日(土)14時~草布絵 山梨県北杜市
9月18日(土)19時~グリーンプラザ 山梨県北杜市
【ちょいレア機材】 ART PRO MPAⅡ
リーズナブルな価格とクオリティーの高さが、良い意味で反比例するブランドARTのアウトボード。ステレオ真空管のマイクプリアンプであり、5~6倍の価格帯の別ブランド製品とも肩を並べる実力機だ。
STUDIO CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延のPAST & POST MASTERS #24
*イチオシ音源、こだわりの機材を新旧問わずご紹介するコーナーです*
<特集アーティスト>
バンド編成に決まり無し!?キーボード主体バンド「とりいそぎ」とは!
とりいそぎ
・Bass & Keyboard & Band Master/きだゆうや
・Vocal & Keyboard & Lyric & Composer/大沢できるもん
・Drums&Percussion&Chorus/横山"Glamour"弘将
Support Member
・Chorus/ "PTA" from Mickey&KAKKO
・Guitar/小野研二
主要メンバーは音大出身の「とりいそぎ」。
CITYPOPやAORを軸に、キーボード主体の柔軟な編曲能力と編成を持つバンド。
その柔軟な編成を生かし、小編成のアコースティックから、最大6人編成までその時々の会場や演出・構成によって変化する。
プロデュースされるサウンドからは、新しくもどこかノスタルジーが感じられ、カバーソングにも定評がある。
① バンド結成のいきさつ
3人とも同じ音大の出身なのですが、元々木田と大沢が文化祭を機にバンドをやる事になったのが最初の出会いです。その後、いくつかのバンドやユニットを経て今のとりいそぎになりました。
今の主要メンバーは、きだゆうや、大沢できるもん、横山"Glamour”弘将の3人です。
その他に女性2人のコーラスユニット"PTA"とギターの小野研二がサポートメンバーにいます。
そして見えない所で働いてくれているマネージャー、バーバラ夏美。
今のとりいそぎを支えてくれている大事な存在です。
② 今回のデジタルシングルの聴きどころ
『パラシュート』
「"とりいそぎ"が送る新時代のスタンダードPOPナンバー」という前提で何を描きたいか。
この時代でかなり模索しました。
「何何しよう、しましょう」ではない、僕らが得意とする"共感"を軸に、誰しもが思い抱えた些細な感情を忘れ去らないよう、そして考え過ぎないよう言葉と音を選び抜き、優しく寄り添う曲に仕上がりました。
『こんなに晴れているのに』
とりいそぎの世界観に多くの彩りを添えてくれているコーラスユニット"PTA"。
そのメンバーであるMickey氏より提供して頂いた楽曲を、サポートギタリスト小野研二を全面的にフューチャーし、とりいそぎならではのアレンジで仕上げたこのナンバー。
普段の我々からは想像出来ないロックサウンドで奏でられるが、曲の核ともいえるシャッフルビートが爽やかさを演出しています。
不満不安が飛び交うこの時代…思うように上手く行かなくても、いつかきっと流れが変わる。
今だからこそ、この想いを届けたいそんなナンバーです。
③ 今後の展望
東京国際フォーラム、ホールAを埋めたいですね。
『武道館を目指す!』みたいなバンドが多いと思いますが、とりいそぎはホール公演がやりたいです。
学生時代はクラシックを主に学んでいたので、ホールという空間がしっくりくるというのもありますが、自分達が影響を受けたライブはセットリストは勿論、ステージセットや演出も含めて1つのショーになっていました。とりいそぎは普段のステージでも、ライブというよりショーを作ろうという意識で作っています。
いつかホールという空間で、とりいそぎの世界観を見ていただきたいですね。
Twitter : @toliisogi
Instagram : @toliisogi
YouTube : https://youtube.com/channel/UCqfqf6JmfRg97M9J_pE3nkQ
公式HP : https://toliisogi.wixsite.com/tios
とりいそぎ公式LINE@ : https://line.me/R/ti/p/%40gck7556b
お問い合わせ : toliisogi@gmail.com
*最新作
・パラシュート
・こんなに晴れているのに
Apple Music、Spotify、LINEミュージック、iTunes、Amazonミュージック等で配信
<機材>Vital Audio VAB-2.0m
ケーブルブランドの雄「Vital Audio」が久々に放ったマイクケーブル。スピード感とブライト感がバランス良く混在している、リッチなフラットさが楽しめる。
STUDIO CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延のPAST & POST MASTERS #23
*イチオシ音源、こだわりの機材を新旧問わずご紹介するコーナーです*
特集アーティスト : 「時代や国境、ジャンルや流行を超えて紡がれる光の音」 CANDELASTAR
CANDELASTAR
写真左:竹内正樹 (Ba & Syn & Programing) 写真右:真柄秀一郎 (Vo & Gu & Syn)
<プロフィール>
時代や国境、ジャンルや流行に囚われることなく、自由に感じたままに音楽を創り表出していきたい。
そこから生まれた僕らの音楽を、出来るだけ多くの人たちと分かち合いたい。
そして出来るだけ多くの人たちと共感しあえたら、こんなに素晴らしいことはない。
CANDELASTARは、こうした僕らの思い・願いから始まり、これからも続いていきます。
<①ユニット結成のいきさつ>
2007年 真柄のメンバー募集貼り紙に竹内とDrがコンタクト、3ピースバンドを結成。
2009年 Drの脱退を契機に、もっと自由にいろいろな可能性・スタイルにリーチ出来る形態で音楽を創りたいという思いから、打ち込み・シンセサイザーを導入しCANDELASTARが始まりました。
<②影響を受けたアーティスト>
chemical brothers, primal scream, David Bowie, my bloody valentine, chapter house,
the verve, Boom Boom satellites, buffalo daughter, King crimson, ABC,
information society, a flock of seagulls, chick corea, Bobby Hutcherson, Gary burton,
Blad mehldau , etc.
<③今後の展望>
CANDELASTARの音楽がもっと沢山の人たちの耳に届くように、SNS等を使っての告知や交流をしていきます。また、PV・MV作成にも取り組んでいきたいです。
そしてこのコロナ禍が落ち着いたら、New single『in the light』レコ発ライブをやりたいです。
僕達のライブは迫力・立体感・深みのある音像を再現するために、studio Chapter H[aus]樫村さんの手によって磨き抜かれた音源を使用しています。是非CANDELASTARのライブ会場で体感してください。
<SNS>
Twitter @candelastar2521
instagram @shuichirou.magara.9
Facebook @candelastar1
<最新作>
「in the light」
配信先
spotify, Apple music, LINE music
ちょいレア機材 : Planet Waves PW-AMSM-25 American Stage Microphone Cable
シールド、マイクケーブルで定評のあるPlanet Wavesが満を持して放つ、最高グレードのマイクケーブル。
STUDIO CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延のPAST & POST MASTERS #21
*イチオシ音源、こだわりの機材を新旧問わずご紹介するコーナーです*
<特集アーティスト THE REST>
写真左よりUnonU (Dr/ch) 、shota(Gt/Vo)、シノ(Ba)
<バンド結成の経緯>
shota :新しくバンドを結成するにあたりベースが不在だったので、同級生の音楽好きな友人(現メンバー シノ)を誘った所から今のバンドの基板ができました。その後数年活動した後、シノがドラムのUnonUを誘った所から現体制に至ります。
シノ :学生時代に洋楽バンドにハマり漠然とバンドに興味があったができずに社会人になり、そんななか誘われて加入
UnonU :高校時代に組んでいたバンドが解散する時に今のバンドに誘ってもらい入った
<対バンしたいバンド>
shota:Biffy clyro 、silver stein 、green day 、hoobastank 、one ok rock 、
survive said the prophets
シノ:マキシマムザホルモン
UnonU:Bring Me The Horizon
<今後の動き、やってみたい事など>
shota:リリースパーティー、イベントはやりたい。ショートツアーや野外ライブ等
シノ:レコ発、ツアー、サーキットイベント等、やった事ない事をやってみたい。
UnonU:定期的に企画ライブをしたい。行ったことのないライブハウスでのライブ。
<THE RESTプロフィール>
『ヘヴィロックを基調に感情的かつシネマティックなロックを追求する3ピースバンド』
2017年結成 3pieace heavyrock band
2020年3月 1st EP - Loneliness 発表
2021年2月 1st mini album IN THE ROUGH発表
2022年2月 1st single コドク無ヒカリ 発表予定
https://twitter.com/THEREST_BAND
https://www.instagram.com/the_rest_band
youtube
https://m.youtube.com/channel/UCckcc8o19w1wVp13X56v5zg
<最新作>
コドク無ヒカリ
配信先
apple music
youtube premium
LINE music
Spotify etc...
<MUSIC VIDEO>
<機材>PMC 6
英国が誇る世界最強スピーカーブランドPMCの新製品。イギリスBBCやメトロポリススタジオといった、超メジャーな放送局、レコーディングスタジオへの導入実績もある。
<MV>星野由美子 「ソレイユ」
https://www.youtube.com/watch?v=lOhrHsH0Hho
オルケスタ・デル・ソルの管楽器隊を中心に、国内トップレベルミュージシャン達がバックを務めたボサノバポップチューン。当スタジオではREC、MIX、マスタリング、作編曲、プログラミングを担当。
STUDIO CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延のPAST & POST MASTERS #21
*イチオシ音源、こだわりの機材を新旧問わずご紹介するコーナーです*
<特集アーティスト>The Sticamor
<プロフィール>
日本中の老若男女に楽器演奏のカッコ良さを"超シンプル"に伝えられる音楽を製作すべく結成したインストバンド。1つのジャンルに固執せずにジャズ、ファンク、ラテンなどあらゆるジャンルに挑戦していく意味も込めて、我々の演奏ジャンルは明記しない。我々「The Sticamor」らしい音楽を新しいジャンルとして皆様の耳と音楽史に残したい。
▼メンバー紹介
<Pf.Comp.野々村大志>
8歳の頃からクラシックピアノを始める。上原ひろみ、松永貴志に感銘を受け、ジャズに興味を持つ。Moon Inlet Sounds Orchestra(富士学苑中学高等学校ジャズバンド部)にて6年間ピアニスト&コンゲイロを務める。2015年には Japan Student Jazz Festivalに出演し、コンゲイロとして Nice Player Awardを受賞。第36回浅草ジャズコンテスト銀賞受賞。
大学ビッグバンドサークル立教大学New Swing’in Herdで2年間ピアノを担当。第10回ステラジャムCJC Award、第11回ステラジャム Best Rhythm Solist Awardを受賞。
受賞後、武蔵野大学グローバル学部グローバルコミュニケーション学科3年次中退。作曲、コンボジャズを始め都内でライブ活動を行い、「Nakane Yuki Quartet」のメンバーとして第8回ちぐさ賞最優秀賞に導く。
<Ba. 巽友輔>
中学からベースを初めて、今はファンク、ジャズ、フュージョン、ラテンをやってます。
Fourplay、CHON、Chick Corea Elektric Band、ベーシストはGeorge Mraz、パティトゥッチが好きです。あと美味しいお酒を作って飲むのが好きです!このバンドはあったかいです。応募お待ちしてます!
<Drum. 三浦光>
初めまして!三浦光と申します!15歳からドラムを始めて、ビッグバンドジャズ、コンボジャズを中心に活動してます。Dave Weckl BandやBrad Mehldau Trio、Incognitoが好きです。
まだまだ駆け出しの何もないバンドですが、音楽の楽しさを共に広めていけたらと思います。
ご応募お待ちしてます!
<インタビュー>聞き手:スタジオチャプターハウス 樫村治延
①インストバンド(国内外問わず)は、これからどうなっていくと思いますか?
Pf野々村:インストバンドには言葉を使わずに音楽性を表現できる魅力があります。SNSの普及に伴い、グローバルに発信するインストバンドがこれから増えていくのではないかと考えています。
Ba巽:スクエアなどを筆頭とした、一昔前に一世をを風靡したインストバンドがありましたが、今では"大衆音楽"では無いのが現状だと思います。現在では俗に言う邦ロック、それに準ずる物が大衆音楽の多くを占めていると感じていますが、徐々にR&Bやジャズの要素を大事にするアーティストも増えており、やがて大衆のそれらへの理解が深まると共にインストバンドが席巻する未来が来ると信じています。
Ds三浦:日本では、演奏に比べて歌詞やルックスを重視する風潮がまだまだ根付いているように感じます。そんなんなのでインストバンドは向かい風が吹いてますね。でもお店とかで流れてるBGMはインストが多い(個人的感想)し、劇伴などでインストバンドの曲が使われる機会も増えてます。聞き流されてると言ったらそれまでですが、僕は日本人の耳にインストは馴染んでると思います。それを誰がやってるかとかまで行きつかないのが課題ですね、、、
もっとアピールして行けば、インストバンドは世間に知られていくんじゃないかと思います。
②The Sticamorの今後の展望を教えて下さい
Pf野々村:先程も書きましたが、インストバンドには言葉を使わずに音楽性を表現できる魅力がある為、言語の壁を超えて世界に発信したいと考えています。僕たちThe Sticamorのコンセプトは"自由な音楽"です。先代の音楽をリスペクトしながら、自分たちの音楽を長いスパンをかけて作り上げていきます。どうか楽しみにしていてください。
Ba 巽:最も大切なのはバンドのテーマ、そしてブランディングです。
他にも存在するインストバンドたちの中で、共にインストバンドの興隆に協力しあいつつも、いかに自分たちの存在をアピールするか、に尽きます。大衆に寄り添い様々なジャンルの良さ、そしてそれらの融合の魅力を"The Sticamorの音楽"として大衆からのイメージを獲得し、インストバンド界に金字塔を建てたいと考えています。
Ds三浦:まずは沢山の人に曲を聞いてもらって、少しずつ知名度を上げていきたいと思ってます。あとリスナーを惹きつける素晴らしい曲を野々村が書いてくれています。ここを積極的にアピールしていきたいですね。
あとThe Sticamorは新メンバーを募集しています。メンバーを増やして、もっともっと色々な曲に挑戦していきたいですね。
▼新譜
The Sticamor 「MOON BREATHING」
音源↓
▼SNS
Twitter↓
https://twitter.com/sticamor?s=21
Instagram↓
https://instagram.com/the_sticamor?utm_medium=copy_link
Youtube↓
https://youtube.com/channel/UCWpw8o53JbTGT5iR-_kWYpg
Lineアカウント↓
【MV】 YAPOOL 「尻切れトンボ」
https://www.youtube.com/watch?v=5-PfIxIDbm8
70年代のR&R、特撮のエッセンスをベースに、全年代のロックのおいしいところをセンス良く詰め込んだ作品。
【CD】Radiolady「SweetSoul」
Novembers、People In The Boxなどに代表されるJオルタナバンドの系譜ともいえる「RadioLady」のデジタルシングル。随所に欧州のシューゲイザーバンドのエッセンスも感じられ、好印象である。
【機材】ART TransX
安価な割には常に良質な音響機器を提供するメーカー、ARTが数年前リリースした2chマイクプリアンプ。直観的なイメージは「AMEKとUNIVERSAL AUDIOの中間」的なサウンドのように感じられた。万能に使える一台。
STUDIO CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延のPAST & POST MASTERS #20
*イチオシ音源、こだわりの機材を新旧問わずご紹介するコーナーです*
<特集アーティスト>THE JIVES
①バンド結成~ターニングポイントを経て、現在に至るまでのTHE JIVESについてお聞かせください。
僕らTHE JIVESは、2015年に東京で活動を開始したロックバンドです。
これまでに1枚のシングルと2枚のフルアルバム、4枚のEPをリリースしています。
結成当初は、50~60年代のロックンロールやオールディーズミュージックなどをモチーフに、楽曲制作や公演を行ってきました。
リリースツアーや海外公演など経験を重ねるたび、徐々に音楽性やステージが変化していく中、2020年のメンバー脱退を機に、これまでのイメージを刷新して再出発することとしました。
サウンド面において、基本的には90年代から00年代初期のUKロックにフォーカスしつつ、それ以外の年代やジャンルの音楽も折り混ぜて、楽曲制作を行っています。
今回リリースした5th EP『STABLE』は、2020年以降そんなイメージを据えて作られた十数曲の中から、選りすぐられた4曲となっています。
②今回のミニアルバム制作で、一番苦労した部分と、ぜひ聴いてほしいポイントを教えてください。
(Vo/Gt ヤマダコウヘイ)
今回はレコーディング前に入念に編曲やプリプロを行い、ほぼ万全と言える状態で本番に臨みましたが、一番苦労した部分といえば、ミックス&マスタリング段階での音色や各楽器のバランスなどの決定には時間を要しました。というより、時間をかけたんですよね。
今作はバンドのアンサンブルは勿論なんですが、各楽器の音色とか、曲にまとわせる雰囲気みたいなものへのフォーカスが格段に強い作品になっていると思います。
音に対して常に敏感に反応できるようにしておく。そんな状態でしたね。でも、どうしても集中力が続かなくなってくるタイミングは、やってくるんですよね。もしかしたらそのタイミングが一番苦労したポイントかもしれません。
バンドとしての変革期を越え、新体制後初の音源となる「STABLE」。これまでと作風が大きく変わったTHE JIVES。
聴いて欲しいポイントというよりは、僕はやっぱりアルバムを通して聴いて欲しいですね。
きっと、繰り返し繰り返し聴くことで、新たな気づきや発見があると思います。
誰かの日常生活を少しだけ彩るような存在であって欲しいなって。そういうものだと思うんですよね、音楽って。
③THE JIVESのこだわりと、今後の展望について
バンド結成当時から変わってない部分なんですが「ダサいことはしたくない」って部分ですかね。ステージ上でもステージ外でも、ネットの中でも一挙一動に気をつけています。
別にバンド内でそうしようと決めているわけではないのですが、僕たちが憧れたスターって常にカッコよかったりするじゃないですか。そういう部分への憧れも含めて。
音楽ってそういう内側の部分も滲み出て、聴いてる人は敏感に感じ取りますしね。
今後の展望としては、ソングライティングを手掛ける僕個人からの思いでもあるのですが、THE JIVESというバンドを素直なバンドにしていきたいと思っています。
やりたいことをやりたいようにやる。我慢はせずに無理のないよう。
いろんな物事から抑圧されがちな時代ですが、乗りこなして音楽を表現していけたらと思います。
バンドとして次のステージに行くためにも、たくさんの人に見聞きしてもらいたいし、今後バンド史上最大規模のライブをやりたいとも考えています。
東京を出て地方にもいきたいですし、ライブハウス以外でも演奏したい。
たくさんの人にTHE JIVESの音楽を知って欲しいです。
THE JIVES「STABLE」
G.O.A.T「FiGTER」
80’sのLAハードロック、ヘビーメタルをベースに、90’sブリティッシュハードロック的な要素がパワフルにクロスオーバーするロックバンドの1stシングル。ストロングなサックスを前面にフィーチャーしながらも、全体のヘビーなサウンドに有機的に絡ませるアレンジ力をさすがとしか言いようがない。
ROLAND MICROPHONE CABLE BLACK SERIES
大手楽器メーカーROLANDが放つ、ハイエンドマイクケーブル。中域がややリッチで、全体的にワイドレンジでフラット。ダイナミックマイク、コンデンサーマイク、リボンマイクなど、どんな種類のマイクとも相性が良い。比較的ロープライスなのも魅力。