「ダンス・モンキー」で世界的ヒットを記録したオーストラリア出身シンガー・ソングライター、トーンズ・アンド・アイ(TONES AND I)が新曲「Won’t Sleep/ウォント・スリープ」をリリースし、ミュージック・ビデオを公開した。
トーンズは待望のデビュー・アルバムのリリースを今年予定しており、この楽曲も収録されるとのこと。
TONES AND I - WON'T SLEEP (OFFICIAL VIDEO)
「Won’t Sleep」はすべて自身で作曲したといい、トーンズの特徴的なスタイルである、誰も真似することのできない独特の表現方法で、知的でその感情が伝わってくる歌詞、予想外な曲調、そして安定のフックが際立つ楽曲となっている。ロックダウン中のスランプへの個人的な対抗手段として生まれたという今作は、再び世界が再開するに相応しい楽曲になるだろう。
トーンズはこの楽曲について
「この曲を作曲して、プロダクションで、ベースやドラムで遊ぶのが楽しかった。ロックダウン中に友達たちと家で過ごして、パーティーしているときの私たちについて歌っているの。」
とコメントしている。
トーンズのミュージック・ビデオはいつも忘れ難いインパクトのあるヴィジュアルだが、今回も強烈だ。
いろんな衣装に身を包み、信じられないようなキャラクターに扮して、また違ったトーンズの一面を見せている。
「このミュージック・ビデオのクリップを思い付いたとき、過去最高にクレイジーなものを想像しようって密かに思っていて、それがやりたかったの。いままでの私のミュージック・ビデオみたいに、今回もたくさん人工物や独特なキャラクターが出てきて、撮影はとても楽しかった!」
とトーンズ。
昨年末にリリースした「フライ・アウェイ」は再生回数が1億6000万回を超え、人気番組「Jimmy Kimmel Live!」でコーラス隊を率いて披露したことで、その心動かされるパフォーマンスに高評価を得た。
同じく昨年リリースの「ユーアー・ソー・フ**キング・クール」も総再生回数1億4000万回を超えるヒットを記録している。
「ダンス・モンキー」は史上最も多くShazamされ、ビデオのYouTube再生回数は15億回を突破。
Spotify史上3番目に多く再生された曲となり、また同史上最も多く再生された女性アーティストによる楽曲として歴史を塗り替えた。 さらに全世界60億回以上の楽曲再生回数を突破し、アメリカではプラチナ×4認定、その他16カ国でもプラチナ及びダイヤモンド認定を受けている。
また全米チャート最高4位を記録し、女性アーティスト単独で作詞・作曲を手掛けた曲が同チャートのトップ5入りを果たすのは2012年に3位を記録したホイットニー・ヒューストンの「オールウェイズ・ラヴ・ユー」を作詞・作曲したドリー・パートン以来、約8年ぶりということで、歴史的な快挙を成し遂げた。オーストラリアではチャート史上最長期間となる24週1位に輝き、プラチナ×10認定。 またオーストリア版グラミーと称されるARIAミュージック・アワードで8部門にノミネート、最多4部門(<最優秀新人賞>、<最優秀ポップ・アクト賞>、<最優秀インディペンデント・リリース賞>、<最優秀女性アーティスト賞>)受賞を果たしている。全英チャートでは11週連続1位を記録、史上最長期間1位を占めた女性アーティストとなった。
オーストラリアのモーニントン半島出身で、2018年頭にアーティストとしての夢を追い、路上ライブを行うため、バイロンベイへと活動拠点を移したトーンズ・アンド・アイ。 初めて行った路上ライブで、圧倒的な歌唱力と音楽的センスでその場を大勢の人で賑わせたことで、務めていた仕事を辞め、1年間ワゴン車で生活しながら楽曲制作と路上ライブを続けた。そのわずか1年後には「ダンス・モンキー」が世界中で大ヒットを記録したのだ。
■リリース情報
TONES AND I / トーンズ・アンド・アイ
「WON'T SLEEP / ウォント・スリープ」