グラミー賞受賞を誇るオルタナティブ・ロックを代表するバンド、スマッシング・パンプキンズが11月27日にリリースするアルバム『シール』より「ラモーナ」、「ウィッチ」を2曲同時リリースし、「ラモーナ」はミュージック・ビデオも新たに公開した。
ゴシックなラブロマンスを描いたこのミュージック・ビデオはビリー・コーガンのクリエイティヴ・パートナーとしても知られるリンダ・ストロベリーが監督を務めている。
「ラモーナ」ミュージック・ビデオ
フロントマンのビリー・コーガンがプロデュースする今作は、オリジナル・メンバーのビリー・コーガン、ジェームス・イハ、ジミー・チェンバレンの3人、そして長きに渡りギタリストを務めるジェフ・シュローダーで制作、全20曲収録されるという。
バンドにとって今年は新作『シール』のリリースだけでなく、名作『メロンコリーそして終りのない悲しみ』25周年、そして『マシ―ナ』20周年という節目の年であり、続編を制作中であることを明かしている。さらに2021年は既に参加を発表している各地の夏フェスの他にも『メロンコリーそして終りのない悲しみ』25周年記念のアリーナ・ツアーを行う予定とのことで、発表を楽しみにしていよう。
スマッシング・パンプキンズは1988年にイリノイ州はシカゴで結成され、『ギッシュ』(1991)でデビュー。続く『サイアミーズ・ドリーム』(1993)でメインストリームでの成功を収め、『メランコリーそして終わりのない悲しみ』(1995)では1000万枚を超えるセールスを記録した。現在(2020)までに10枚のフルアルバムをリリースしている。アルバム総セールスは3000万枚をこえ、グラミー賞12部門ノミネートうち2部門受賞、MTV VMAやアメリカン・ミュージック・アワードなど多くの賞を飾り、オルタナティブ・ロックの代表的なバンドとなっている。
11月27日にリリースするアルバム『シール』は2018年にリリースしたリック・ルービンがプロデュースした前作『Shiny And Oh So Bright, Vol.1/ LP: No Past. No Future. No Sun』ぶりの新作となる。前作をひっさげたヘッドライン・ツアーでは北米で35万枚以上のチケットを売上げ、フォーラム、ユナイテッド・センター、マディソン・スクエア・ガーデンといったアリーナ会場をソールド・アウトさせた。またオリジナル・メンバーのビリー・コーガン、ジェームス・イハ、ジミー・チェンバレンの3人でのツアーは約20年ぶりとなり、ギタリストを務めるジェフ・シュローダーも含めた編成で、音楽評論誌からも高い評価を得ている。
■リリース情報
スマッシング・パンプキンズ ニューアルバム『シール』
WPCR-18382 / 2,500円+税
11月27日リリース
収録曲:
1. The Colour of Love / ザ・カラー・オブ・ラヴ
2. Confessions of a Dopamine Addict / コンフェッションズ・オブ・ア・ドーパミン・アディクト
3. Cyr / シール
4. Dulcet in E /ダルセット・イン・イー
5. Wrath /ラス
6. Ramona / ラモーナ
7. Anno Satana / アンノ・サターナ
8 Birch Grove / バーチ・グローヴ
9. Wyttch / ウィッチ
10. Starrcraft / スタークラフト
11. Purple Blood / パープル・ブラッド
12. Save Your Tears / セーヴ・ユア・ティアーズ
13 Telegenix / テレジェニックス
14. Black Forest, Black Hills / ブラック・フォレスト、ブラック・ヒルズ
15. Adrennalynne / アドレナリン
16. Haunted / ホーンテッド
17. The Hidden Sun / ザ・ヒドゥン・サン
18. Schaudenfreud / シャーデンフロイデ
19. Tyger, Tyger / タイガー、タイガー
20. Minerva / ミネルヴァ
「Ramona / ラモーナ」