6/21渋谷ストリームホールでの配信ライヴ、9/20東京ポートシティ竹芝での配信ライヴで成功を収め、コロナ禍であっても留まることを知らないMUCCが、2020年2月以来となる有観客ライヴ、“惡-The brightness world”の詳細が発表となった(開催自体は6/21の配信ライヴにて発表されていた)。日時は12/27(日)、舞台は3年ぶりとなる日本武道館で、キャパシティは従来の半分程度となる5000人を予定している。
本来、MUCCにとって2020年は「ライヴ三昧」の年とも言える予定が組まれていた。全国47都道府県を駆け巡ったライヴハウスツアー、“MUCC 2020 Lock on snipe Tour 壊れたピアノとリビングデッド収監シリーズ”を2/24に小樽で打ち上げ、その後、モスクワからロンドンまで8公演を予定していたヨーロッパツアー、“MUCC 2020 Lock on snipe Tour #11~Style of EUROPE Broken Piano And Imprisonment of livingdead 8days~”の開催、また、それに伴うスペインでの公演、初夏から夏にかけては国内大型ロックフェスへの出演、6月にはぴあアリーナMMでのワンマンライヴなど、日本のみならず世界を駆け巡ってのライヴ行脚となるスケジュールが発表されていた。また未発表ではあったが、夏以降にはホール展開を含む全国ツアーも予定されていた。
それがコロナウィルスの影響によって3月以降のライヴは全て中止となり、時期的な背景も内容に反映され、産み落とされた『惡』というアルバムを「有観客」のライヴという形で、ファンに生で届けることが不可能となった。苦肉の策として行った6/21、9/20の配信ライヴで結果として「配信ライヴ」というものの最先端を歩む事となった彼らが、遂に有観客という形でのライヴを行う事となった。
未だコロナウィルスの影響もあり、観客は5000人と従来の半分程度、また、この状況の中で培った配信技術・ノウハウを生かすべく、有料配信を行う事も決定している。その他コロナ対策として、チケットは全て電子チケット、密となる状況を生み出しかねない当日物販の中止など、感染拡大防止にも着手。その他マスク着用の徹底、場内の換気なども行い、対策には万全を期している。ファンクラブ向けサービスとして、記念ピクチャーチケットの受付などファンサービスも忘れていない。
コロナ禍において、音楽シーンを取り巻く環境がどう変化していくのかは、誰も知る由が無い。その中でも活動を止めずに音楽を発信し続けるMUCC。コロナ禍での新たな一歩目とも言える、武道館有観客ライヴ。刮目して見届けたい。
「惡-JUSTICE-」MUSIC VIDEO
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