Foalsのキャリアを網羅した『Collected Reworks』リミックス・シリーズは、彼らの豊富なダンス・エレクトロニカ・カタログの再発見に繋がっていると共に、ホット・シンス82やKUUが手掛けた新たなリミックスも収録され、ファンを楽しませている。このシリーズの締めくくりとして、Foalsは10月9日に『Collected Reworks Vol.III』をリリースとなった。また、ナショナル・アルバム・デイを記念して、3枚組アナログ・ボックス・セット『Collected Reworks』も翌日10月10日に発売となる(日本発売は10月16日)。
『Collected Reworks Vol.III』は、ファンから根強い人気を誇る「マイ・ナンバー」のポール・ウールフォードが手掛けたリミックスと共にローンチとなる。同曲のオリジナルは、Foalsにとって、最もストリーミングされている楽曲であり、最も良いチャートアクションを記録したシングルでもある。ポール・ウールフォードは、聴くと途端に虜になってしまう楽曲を、大きな会場に集まった観客が一体となって盛り上がるようなイメージでリミックスしている。パンチのきいたピアノ・ハウスとトランス風の雰囲気が、アンセム的なバック・ヴォーカルを後押しし、全く新しいものとして際立たせている。
バック・トゥ・ベーシックスの専属DJとして活躍していた初期の頃より、ポール・ウールフォードはジャンルを超え、様々な名義で活動してきた。特にスペシャル・リクエスト名義での活動は有名で、フォニカ、プラネットE、ホットフラッシュなどのレーベルに所属していた。彼はまた、リミキサーとしても引っ張りだこで、デュア・リパ、イヤーズ&イヤーズ、ディスクロージャーなどのリミックスが話題となっている。
『Collected Reworks Vol.III』では、他にも2組のバンドが手掛けた新しいリミックスが収録されており、どちらも今、注目を集めている新進気鋭のアーティストだ。Tomosがリミックスした「イントゥ・ザ・サーフ」は、マジェスティック・カジュアルからリリースされた彼自身の作品「アン・インターミッション」を彷彿とさせる、瞑想するようなヴァイブスを持ったミニマリストなエレクトロニカとなっている。Foalsのアルバム『エヴリシング・ノット・セイヴド・ウィル・ビー・ロスト・パート2』も、ジョー・コルティが手掛けた「ドリーミング・オブ」のリミックスで新たに脚光を浴びている。若いロンドン出身のジョーは、コルシカ・スタジオで開催しているチャイナ・ホワイトのイベントで最も有名だが、最近では、マッドキャットと共同名義でPusic RecordsよりEPをリリースした。
その他の収録楽曲は彼らの豊富なアーカイヴからセレクトされているが、初めてストリーミング配信される楽曲も多い。
キーラン・ヘブデン(フォー・テット)は、「バルーンズ」と「トロン」で参加。これらはリミックスというより、全くの再構築といえるようなバージョンで、「トロン」はぎこちなく異端で実験的な要素で溢れている。同じくオックスフォード出身のバンド、トリフィー・ワイフは、『FIFA 14』に収録され人気を博した「マイ・ナンバー」のリミックスで、ファンクとディスコ・グルーヴを提供している。フィーチャリングで参加しているキット・モンティスは、以前からFoalsと「オン・ザ・ルナ」のMVなど、ヴィジュアル・コンテンツでコラボしてきたアーティストだ。アルバムを締めくくるのは、クリント・マンセルの「ギヴ・イット・オール」のリミックスで、彼が手掛けた映画「レクイエム・フォー・ドリーム」や「ブラック・スワン」のスコアの世界観に、Foalsが飛び込んだような、シネマ調の仕上がりとなっている。
シリーズのハイライトは、限定盤カラー・ヴァイナル3枚組『Collected Reworks』セットとしてまとめられ、イエロー、グリーン、ピンクのレコードでリリースされる。同セットには、ホット・チップ、アレックス・メトリック、ムラ・マサ、ソロムンなどのリミックスが収録される。
Foalsは、「ロックダウン・アフター・パーティー」
と題したイベントも実施する。
10月
9日(金)
22時(
イギリス時間)からスタートする同イベントでは、ファンは『
Collected Reworks Vol.III』をストリーミングできるサイトに誘導され、
同時にバンドとインスタグラム・
ライヴでチャットすることができる。また、
10月
13日(火)
20時(イギリス時間)からは、
Reddit AMA(
Q&Aセッション)も実施する。(
https://www.reddit.com/r/indieheads/ )
2021年にはライブを再開する予定の
Foals。
スケジュールが再調整された
UKツアーでは、
ロンドンのオリンピア
3公演も予定され、
TRANSMTやサウン
ズ・オブ・ザ・シティなど、
ヨーロッパのメジャーなフェスのヘッドライナーも決定している。
また、ハリケーン、マッド・クール、スーパー・ロック・
スーパー・ボックなどのフェスにも出演予定だ。
ライブの最新情報は、オフィシャル
HPでチェック。
https://www.foals.co.uk/
■リリース情報
FOALS 『Collected Reworks Vol.III』
デジタル配信リリース:2020年10月9日(金)
<収録曲>
1. My Number (Extended) – Totally Enormous Extinct Dinosaurs
2. Give It All – Lindstrøm
3. Miami – diskJokke
4. Dreaming Of – Joe Corti
5. Balloons – Kieran Hebden
6. Olympic Airways – Supermayer
7. My Number – Paul Woolford
8. Spanish Sahara – Mount Kimbie
9. Bad Habit – Voyeur
10. Into the Surf – Tomos
11. My Number – Trophy Wife
12. Tron – Kieran Hebden
13. Late Night – Koreless
14. Give It All – Clint Mansell
『Collected Reworks』限定盤アナログ3枚組。10月16日(金)日本発売!!
Vol.1~3までの全3作を、イエロー、グリーン、ピンクからなる3色のカラー・ヴァイナルにまとめた限定盤アナログ3枚組。