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世界的に見ても極めて特異な音楽レーベル“Less Than TV”のドキュメンタリー映画が8月公開

 1992年の立ち上げ以来25年にわたってアンダーグラウンドで活動を続ける音楽レーベル“Less Than TV”。同レーベルの主宰者である谷ぐち順とその妻YUKARI、息子の共鳴、そして、その仲間たちの現在の姿を追ったドキュメンタリー映画が完成し、8/26(土)より9/8(金)までレイトショーで渋谷 HUMAX シネマにて劇場公開されることが決定した。
 自らもバンドマンであり、現在はフォークシンガー“FUCKER”として活動する谷ぐち順が1992年に立ち上げた、世界的に見ても極めて特異な音楽レーベル“Less Than TV”(読み:レスザンティーヴィー)。パンク、ハードコアを基本としつつも、彼の感性の下、ジャンルの壁を物ともせずにあらゆるタイプのアーティストが紹介されてきた。
 bloodthirsty butchers、ギターウルフ、DMBQ、BEYONDS、ロマンポルシェ。…等。Less Than TVが音源をリリースしてきた多くのバンドは異彩を放ち、その後メジャーデビューしたものも少なくない。しかしレーベルは立ち位置を変えることなく、日本全国のアンダーグラウンドシーンを繋ぎ続け、遂に25周年を迎えた。
 映画『MOTHER FUCKER』はLess Than TVと谷ぐち順に魅了された大石規湖(おおいしのりこ)が、波瀾万丈のレーベルの現在、谷ぐちの生活、その妻でありバンドマンであるYUKARIと一人息子の共鳴(ともなり)の姿、そしてそのレーベルに集う多くの仲間たちを追い続けたドキュメンタリー映画である。なお、大石は本作が映画監督デビューとなる。
 レーベル運営、子育てと音楽活動、谷ぐちの日常である障がい者の介助、そして息子共鳴は若干8歳にして人生初のハードコアバンド“チーターズマニア”を結成、緊張と興奮のデビューライブに挑む。
 本作に映る面々は音楽を仕事としない。音楽で金儲けをしようという意識がない。ここにあるのは商業主義とは対極に位置する、生活に根付いた音楽活動の姿。それら全てを包み隠さずに絶妙な距離で捉え、彼らの持つ価値観とパンクスとして生きる覚悟、音楽活動が常に生活とともにある姿がスクリーンに映し出される。
 さらに本作にはあの“BAD BRAINS”奇跡の公認カバーソング「ペイテュウカム/チーターズマニア」が収録されているのも見どころの1つだ。
 
 
■映画情報
『MOTHER FUCKER』
出演:谷ぐち順、YUKARI、谷口共鳴、他バンド大量
監督・撮影・編集:大石規湖
企画:大石規湖、谷ぐち順、飯田仁一郎
制作:大石規湖+Less Than TV
製作:キングレコード+日本出版販売
プロデューサー:長谷川英行、近藤順也
1.78:1 / カラー / ステレオ / 98分 / 2017 年 / 日本
配給:日本出版販売
© 2017 MFP All Rights Reserved.
 
 
■監督:大石規湖(おおいしのりこ)
フリーランスとして、SPACE SHOWER TVやVICE japan、MTVなどの音楽番組に携わる。また、トクマルシューゴ、 DEERHOOF、BiS階段、奇妙礼太郎など国内外問わず数多くのアーティストのライブDVDやミュージックビデオを制作し、女性でありながら男勝りのカメラワークで音楽に関わる作品を作り続けている。映画『kocorono』(2010年・川口潤監督)では監督補助を担当。また谷ぐち順の初MVの監督も務めている。
 
 
■コメント
・大石監督からのメッセージ

この映画の制作期間に出会った人たちのおかげで私の“生活”は大きく変わりました。タイトルに騙されたと思って映画館まで観に来てください。
 
・谷ぐち順からのメッセージ
どうしよう!!! 劇場でモッシュ起こっちゃうかも(世界初)。
 
 
■WEB
Official Site
 

 
 
 
 
 

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