不思議な浮遊感溢れるサウンドに、ぱっと聴き洋楽を思わせるような英語と日本語をミックスした艶のある女性ボーカル。とにかくPOPなんです。ユニクロ「ブラトップ」のCMソングで聴いた人も多いはず。
全曲宅録で、鍋やガラスを叩いたり、水的なものを振ったり、家にあるあらゆるものを楽器として使った遊び心満載のこのアルバム。不思議なのが、どの曲もアンビエントというか良い意味で聴き流せるのに、1回聴いただけで全部鼻歌で歌えちゃうところ。日常の色んなシーンに心地よく寄り添う音楽です。
ちなみにこのアーティスト名、DadaDと書いてダーダーダーって読みます。芸術活動のダダイスムも由来ではあるのですが、一番の理由は「どこの国の人でも赤ちゃんでも発音できる単語にしたい」とのこと。その自然にゆるーく開放されたスタンス、まさにこのアルバムに表れてます。この秋のお供に。