かれこれ日本酒を飲み続けて四半世紀を遥かに超える年月が経ちました。今までは常温で飲むのが常であったのですが、今年の冬があまりにも寒く、熱燗(最近はお燗とも呼ばれている)を飲んでみたらまんまとハマりまして、春になっても熱燗ばかり飲むようになりました。
居酒屋に関する多くの名著を残している居酒屋評論家、太田和彦氏も著書を読むと熱燗を飲んでいる事が多いので、いよいよ私も太田和彦氏の域に到達したのではないか、と勘違い甚だしい思いをしている今日この頃です。
昭和の居酒屋には風情があります。鶯谷「鍵屋」、湯島「シンスケ」、神田「みます屋」、秋葉原「赤津加」あたりで熱燗を飲むのは至極の喜びを堪能できます。大体、昭和の居酒屋は日本酒の種類も「両関」「大関」「菊正宗」位しかなく、それがまた、ある種の潔さを感じさせてくれます。
挫・人間の初のシングル盤『品がねえ 萎え』も昭和の居酒屋のような品格に富んだ作品に仕上がっております。熱燗で召し上がって頂きたい次第です。
■リリース情報
redrec / sputniklab inc.
【初回限定盤】
RCSP-0088、89
¥2,300+税
【通常盤】
RCSP-0090
¥1,000+税
2018/5/23 Release