まず、ニンジン、ブロッコリーのみのアーティスト写真に驚かされ、CDジャケットまで、その野菜が一面に並んでいる。
ビジュアルでここまでTHE 野菜=『THE GARDEN』を表現し、徹底していることにユニークさも感じ、もはや感服だ。
ギターの脱退があり、今後の活動の不安も蹴とばしてくれるようなアッパーな楽曲からの幕開けでそんな気持ちは振り落とされる。
彼らのルーツとなったP-FUNK、ソウルミュージックの要素も大いに散りばめられ、ギターレスも逆手にとって、ますますたくましい。
サポートミュージシャンのサックス・トランペット・シンセが彼らの楽曲の色をさらに引き立たせている。
どの音も邪魔せず、のびのびと鳴っていて、序盤のアップテンポからのスロウテンポでの進行も気持ちよく心を豊かにしてくれる。
料理の匙加減があるように、FBYは楽曲・アルバムを魅せる匙加減がとても絶妙でハマっていると改めて思った。
■リリース情報
Niw! Records
NIW133
¥2,778+税
NOW ON SALE