フォーク・ソングです。純和製フォーク。懐かしいんだけれど、一番新しい音かも。もの凄くキレイな歌声だし。
日本の音楽シーンで、フォークが最盛を極めていたのはたぶん1960年代後半〜70年代前半。すなわち「昭和」のど真ん中。学生を中心に支持され、彼等を癒し、励まし、時には煽動し奮い立たせるっていう反体制のスローガンにも取って代わった、奇跡の音楽。あれ!? そんなシーン、最近も見た事あるな。学生/若者を中心とした? 反体制?? うん、世の中がまたそういう音楽を必要として、呼び始めているのかもしれないなぁ。。。。
2016年、必然的に登場したフォークの歌姫は生まれも育ちも平成世代。愚直な純愛を切なく歌いきる姿勢は「昭和」感覚だけれど、美しいメロの曲のテーマが実は性同一性障害っていう、ドキリとする「平成」感覚も。
いろんな意味で味覚や色彩のはっきりしすぎるJ-POPのシーンに、透明感溢れる清涼剤、一包。ほっこり!