伝説の1stアルバム『NO MORE PAIN...』待望のリイシューに続き、遂にベールを脱いだ実に16年振りのニューアルバム。ex.CASBAHの古平(Ba.)を迎え入れ、藤田タカシ(G./Vo.)、PAZZ(Dr.)という鉄壁トリオで制作された復活作だ。
前作『WHERE YOUR LiFE LiES!?』(1999年)はデジタル要素が色濃く反映されたインダストリアル・サウンドだったが、本作はメンバー3人のバンド・アンサンブルが際立つ作風に仕上がっている。
DOOMサウンドの大きな特徴でもあるフレットレス・ベースは健在で、フィンガー・ピッキングで奏でられるしなやかで力強いフレーズにシビれるファンも多いハズ(特にインストのM-8は秀逸だ)。
咆哮するヴォーカル、豪快なギター、手数の多いドラム、そのどれもがDOOM以外のなにものでもないサウンドを構築している。新たな伝説の幕開けに相応しい力作だ。