2015年2月、惜しくも突然の活動休止を発表したFoZZtone。そのギタリストである竹尾典明が初めてフロントマンとしてヴォーカルをとり、ギターロックの新境地を提示したのがこのアルバムだ。
彼に最初に出会ったのはもう10年程前になる。FoZZtoneのPV監督として最初に出会った時は、「クソ生意気だけど、メッチャ華のある男だなあ」という印象だった。
不思議な縁でその10年後にFoZZtoneのレーベル仲間として関わり出し、クールなポーズの裏に見える細やかさと優しさ、ギターへの愛、音楽への愛が、1人のアーティストとして形になって行く姿を見届けることができた。
竹尾典明が全身全霊を込めて作り上げた全13曲。懐かしさと新しさ、ソリッドかつウォームなその音像は、過去の様々なロックメソッドを解体再構築〜Re-Birth〜しながら、変幻自在の風景を見せてくれる。
世代を超えて聴いて欲しい、傑作アルバムです。