「好きな子と遊ぶ約束をしていて、その子のスケジュール帳には“椎木と遊ぶ”と書いてあったんだけど、“ディズニーランドに行こう”という話になって、その瞬間からその子のスケジュール帳の予定は“ディズニーランドに行く”に書き換えられてしまって、それにさえ僕は嫉妬してる」。Vo./G.の椎木があるときに言っていたこと。なんてめんどくさい奴なんだ! と当然思ったけど、このめんどくささがいいなぁと思った。人間なんてみんなめんどくさいし、ややこしいものなのだ。みんななかなかそれ、出そうとしないけど。
『一目惚れe.p.』の4曲は、そんなめんどくさくてややこしくてすんなり人に言えないようなぐるぐるした感情が、作詞作曲を務めるVo./G.椎木知仁の正直でリアルな言葉で表現されています。これは椎木の〈今〉と〈ドキュメンタリー〉だけど、自分の〈今〉〈ドキュメンタリー〉にも思えるから不思議です。