ケダモノのようなライヴ・パフォーマンスから「野蛮ギャルド」というジャンルを確立し、昨年前衛ロックの聖地“ロック・イン・オポジション・フェスティバル・フランス”に日本代表として出演。その超絶テクニックだけにとどまらず、人を食ったようなブラック・ユーモア満載のパフォーマンスで欧州の観客を一気に惹きつけ最高評価A++を獲得、現在もアンダーグラウンド・シーンを中心にジワジワとファンを増やし続けるジャンル無用のトリオ“る*しろう”。本作は8年振りに発表された3作目。クラシックを土台とする確かな技術と天才的な勘を持つピアニスト金澤美也子、複雑でエッジの効いたリズムを自由自在に操る巫女系ドラマー菅沼道昭、粘っこいトーンを特徴とする多彩なギターワークを展開しつつバンドの軸を支える井筒好治による無敵のアンサンブルは、聴くものに大きなショックを与える。美也子嬢によるメンバーのイラストを描いた独特のアートワークも◎。