2014/8/6にデビューミニアルバム『無添加ガール』をリリースし、今作はメジャー2作目の作品。前作『無添加ガール』は王道と呼ぶべき、キャッチーなサウンドでわかりやすい言葉を意識した上で杉恵らしい着眼点による恋愛にまつわる、普通なら目を背けたい「女子の本音」を詰め込んだ作品に仕上げたが、今作はさらに、「悶々」とした世界観でレコーディングした。
サウンド面に関しては、前作よりもいわゆる「玄人耳」を刺激できるようなサウンドを目指し、敢えてアナログテープで落としこんで音の質感を70s寄りにしてみたり、歌詞の面では1作目よりも更に踏み込んだ内容に仕上げた。
彼女の詞世界を構成する上で「恋愛」は基本的な幹部分で、他の女性SSWには表現できないであろう、言い回しや言葉、普段は隠したい部分に敢えて踏み込み、恋愛に成就できない女性の気持ちをグッと掴む一枚に仕上げている。