まさかまさか、彼等に真夏のひたちなかに連れて行って貰えるとは夢にも思っていなかった。ROCK IN JAPAN FESTIVAL(以下RIJF)に出演する事は多くのミュージシャンの目標であり、ディレクターの僕にとっても本当に手放しでうれしい出来事。本当ならば7月末に今作のレコーディングは全て終了し、8月のRIJFは晴れ晴れとした開放的な気分で僕も一日楽しむ予定だったのだが、当然そんな考えは理想であって実現は不可能となっていた。とにかく終わらない。
僕:よし、今週末も歌入れの続きやるから、スタジオに午後から来てね。
so-hey(Vo.):いやいやタムさん、その日RIJFですよ。
あ〜なぬ〜、くっそ〜、あんなに楽しみにしてたのにな〜、世の中上手くいかないな〜。なーんて感じのレコーディングでした。作品の内容については僕がどうこう言っても伝わらないのでなんとしても聴いてもらいたい。彼等の今の勢いがギュッと詰まった一枚です。