関西を代表する若手アート・ロック・トリオ、“蛸地蔵(たこじぞう)”。
サイケデリック、プログレ、へヴィ・ロック、歌謡曲などを、貪欲に昇華した不気味な魅力に溢れた音楽性で、前作を遥かに上回る完成度となった。
昭和40年代のアングラっぽさを想起させる部分もあるが、その演奏のオリジナル曲が持つ説得力は、ゆらゆら帝国以降の現代のロックの良心を継承しているものだ。
キノコホテルのマリアンヌ東雲も推薦! 「不能草食男子蔓延る現代ヌッポンに咲いた毒花達よ、饐えたスペルマ撒き散らし、触れる者どもをぬめぬめと孕ませ吸盤マミレにしてしまうがよい! 久々に出た気持ちの悪いバンド。応援してあげたくなっちゃう」