大竹しのぶ、カルメン・マキ、クミコ、佐々木秀実、手嶌葵、中村 中、夏川りみ、夏木マリ、森高千里、八代亜紀。「このアルバムは彼女たちに対するラブレターですから。」こう、言い放った暴走ロックジジイ、泉谷しげるがレジェンドな女性アーティストとコラボレーションしたカバーアルバム。
「昭和」の名曲をカバー、しかもデュエットという異色であり傑作なアルバム。泉谷は、オリジナルに勝負を仕掛けて、女性アーティストを際立たせた。時に「囁き」、時に「呻き」、時に「笑う」、デュエットというにはまた違う方法で泉谷ボーカルが絡んでくる。
「昭和」って時代はなんなのよ! それに応えるにふさわしい曲。高度成長とかバブルとかばかりではない、暗く、切なく、悲しい昭和像も写しだしたリアル昭和がここにある。