今月のおすすめリリース
最近妙に名前を聞くような気がする「My Hair is Bad」とかいうバンド。
スペシャ列伝ツアーでも大暴れしたみたいだし(フレデリックさん、夜ダンさん、雨パレさん、ケンカ売りまくってすみませんでした…でも最後にはとても仲良くなりました)、ワンマンもどこも売り切れみたいだし(リキッドルームワンマン他SOLD OUT御礼)、今年はデカいフェスにもたくさん出るみたいだし(乞うご期待!)、これ何が起こってんの? と思っている方もたくさんいるかと思います。そんな方、まずはライブを観てみてください。なんだかざわざわしている意味がわかるはずです。
全国を機材車で走り回り、年間約170本のライブを敢行する合間でこの4曲ができました。マイヘアに出会って約1年半、筆者的にはとても感慨深いリリースですが、彼らはこれからも何も変わらず、ライブをして、たまに曲を作って、リリースして、またライブをしていくんだと思います。
まだまだやります。見ていてください。
パワーポップってご存知ですか。
世代によって想像するサウンドが全く違うと思いますが、2016年現在アラサーに籍を置く’90〜’00年代初頭にキッズ時代を過ごした我々にとっては、Weezer以降を指すのです。そしてその特徴は、恋愛脳だということ。クラスのアイドルに密かに想いを寄せたり、惚れた子が同性愛者で絶望したり。
ナードマグネットの4人も20代後半、立派なアラサーです。その彼らが歌うのもやっぱり恋愛がらみ。某恋愛映画と同タイトルを冠しているのも頷ける恋愛脳っぷり。実直なまでにパワーポップの王道を驀進しているわけです。我々は30歳越えて社会人として大人として振舞ってはいますが、彼らのド直球でピュアなメッセージが心の隅をくすぐるのです。「あー初恋の子元気かな」とか甘酸っぱい記憶や黒歴史を思い出して悶絶したり。そんなむず痒い感触と共に、このアルバムはアラサー元キッズたちへ確実に届くと信じています。
私は反対しました。
バンドとしてデビューとなるアルバムの発売だというのに、SNSやYouTubeを一切やらないとバンドが決断したからです。
Vo.薄井啓亨の実家の旅館の名前をそのままバンド名に。
ロックバンドに和太鼓奏者の上杉美穂が加入。
補正や修正が困難なアナログテープでの録音。
アピールポイントはいくつもあるのに、それをたくさんの人に知ってもらうツールを奪われてしまいました。
どうかみなさん鶴ヶ屋のライブにお越しください!!
不器用な彼らですが、最近のバンドにはない骨太のステージを見せてくれるはずです!!
気に入っていただけたらCDを買ってください。
鶴ヶ屋1stアルバム、タワーレコード限定で5/25(水)に全国発売です!!!
HP http://www.ginbansha.com/tsurugaya
昨年7月にリリースした初の全国流通盤の2ndアルバム『WHO』がオリコンウィークリーアルバムチャート49位を記録し、大いに話題を呼んだ新世代HIPHOP CREW、電波少女(denpa girl)が新作をリリース。
昨年12月にiTunes限定シングルとしてリリースし、iTunes ヒップホップ/ラップ シングルチャート1位を記録した「COMPLEX feat. Jinmenusagi, NIHA-C」のオリジナルバージョン「COMPLEX」や、MVが話題騒然、HIPHOPの枠を超えた新境地とも言える名曲「笑えるように」など全7曲を収録したEP盤。
エキセントリックなHIPHOP有り、メロディアスかつグルービーな楽曲有り、多種多様な音楽性を内包した作品になっております。