今月のおすすめリリース
3年ぶりの流通作品であり、バンド初のフルアルバム。曲によって表情が変わり、年齢や性別関係なく日本語ロックを聴かせてくれる最高の作品になりました。
同年代のバンドが飛躍して行く中、悔しさや劣等感を抱えながらも着実にバンドのクオリティを上げていった彼らだから生まれた楽曲センスと他の追随を許さないライブは必見です!
今作を聴いて是非ライブ会場へお越し下さい!!
雅-MIYAVI-、ももクロ、初音ミクらとのコラボレーションも話題になり、あらゆるジャンルを自在に行き来するTeddyLoidは、2歳からエレクトーン、小3でDTMを始めたというデジタルネイティブ世代の大本命!
そんな彼がマスタリングまでの工程をすべてセルフで完結させたアルバムが完成。
去年の8月より自身のHPにてゲリラ的なフリーDLを発表していたが、それはあくまでも序章にしか過ぎなかった。フレンチエレクトロをバックボーンに持つTeddyLoidの15曲フルボリュームアルバム、是非チェックして下さい!
初回限定版には「Black Moon Sympathy」と「FOREVER LOVE」の2曲のMVが収録された特典DVD付き。
MONKEY MAJIKが東北発信の素晴らしい曲を届けてくれた。それが「You Are Not Alone」。
この曲はNHK・民放連共同ラジオキャンペーン『ダカラジ』ソングとして、MONKEY MAJIKが自分たちが住む東北に想いを寄せ楽曲を書き下ろした曲。
タイトルが示すとおり「一人じゃないんだ!」という想いを壮大なメロディーにのせ、心を優しく包み込んでくれるような歌と歌詞が絶妙に絡み合う、MONKEY MAJIKらしさ全開の楽曲。
ミュージシャンとして地元、東北に音楽を通じて絆を深めてくれるようなMONKEY MAJIKを誇りに思う。
九州出身の4人組クリエイティブ系ポストロックバンド。初の全国流通作品となる2ndミニアルバム『sense』が残響recordからリリースされます。
新人ながらにして確立された世界感で、バンドのスケールの大きさを感じさせてくれる今作。
冒頭を飾るM-1「10-9」で一気に引き込まれます。ギターのカッティングがリフレインする中で、ボーカル福永が語る独創的な詞を聴いていると、まるで芝居を見ているかのような感覚に陥ってしまいました。
注目はM-2「ペトリコール」。目の前に映像が浮かび上がるような、見事なサウンドスケープは圧巻の一言です。
危険な中毒性を持つボーカル福永の歌声と、五感で感じさせるバンドサウンドが見事に融合し、見事な物語をつくりあげています。
ファッションデザイナーやペインターといった音楽以外の活動を担うメンバ-も在籍し、多方面で活動する彼らの今後に注目です。
生前の佐久間正英氏がプロデュースをしたという本作。聴いてみてただただ納得するばかり。
楽曲クオリティー・音質の良さ、なによりアルバム全体を支配する「ポップ感」は間違いなく佐久間マジックの賜物であろう。
キラキラした演奏の中にドシンと構えるメロディーラインはこのバンドの可能性そのもの!
90年代の良質なジャパニーズポップス&ロックを見事に引き継ぎ消化しているバンドの今後に注目して欲しい。
7月にシングルをリリースしたばかりのMY FIRST STORYから放たれる今作は、フジテレビ開局55周年記念プロジェクト「信長協奏曲(のぶながコンツェルト)」のアニメ主題歌タイアップ曲! アニメ同様、壮大なスケールで聴き手を魅了する超絶キラーチューン! こちらは自身初となる書き下ろし楽曲となっている。
さらにカップリング曲には世界的メガヒット中の、今まさに旬なTaler Swiftの「We Are Never Ever Getting Back Together」をカバー! マイファスだからこそできる、大胆とも言えるバラードアレンジは必聴!
両極端な楽曲アレンジで挑んだ3rdシングル『不可逆リプレイス』が、あなたの音楽感性を揺さぶり、そして虜になること間違い無し!
2011年結成、大阪出身の5ピースバンド、tayuta。8/6に残響shop label第3弾として1stミニアルバム『Pulse』をリリース。13年秋、残響shopに持ち込んだ自主制作盤がきっかけとなり、今作のリリースに繋がった。
今作『Pulse』は現在の彼らそのものを、感じられる作品だ。若いながらもマスロック、オルタナティブ・ロック、インディー・ロックなど多くの要素を取り入れ、彼らが掻き鳴らすサウンドは挑戦的で攻撃性を持ち合わせている。ギターが織り成す細かいリフと楽曲を支えるベース、さらにツインペダルによるドラムがtayutaの強さを表している。
それに加え、Vo.東の力強い歌声と突き抜けるファルセットが楽曲の緩急をより演出し、叙情的な感情が歌声から見え隠れする。まだまだこれから成長するであろう彼らの第一歩と言える一枚をぜひ!
繊細な鍵盤ハーモニカのメロディを、身体を突き上げるほどの轟音の中で響かせる叙情派エレクトロ・ダブ・ユニット“あら恋”。彼らの新作『キオク』は、昨年のレコ発ツアーをロードムービー・テイストで封じ込めた約2時間のDVDと、高揚感溢れるダンス・チューン「Going」を含む4曲入りCDによる二枚組だ。どちらかを特典扱いするのではなく、両メディアを合わせて『キオク』としているのが、ライブ / 音源双方でコンセプチュアルな要素を重視するあら恋らしさと言える。
DVDには、メディアからも評価の高いバンド形態でのステージが克明に収められている。専属のPA、照明と共に構築したシネマティックな演出と、バンマス・池永の感情迸るスクリームは特に見所だ。一方のCDには、きのこ帝国・佐藤や、eastern youth吉野寿をゲストに迎えた珠玉のボーカル曲を収録。活動歴が17年を超えたあら恋の変遷と進化を、映像と音で体感できる作品である。
「こんなロックバンドを待っていた」。歌の魅力を伝える若き3ピースバンド“TOKYOGUM”。2012年より東京を中心に活動を開始。自主レーベルから発売された1stミニアルバムが話題となり、残響shopで限定発売したデモ作品は瞬く間に完売。すでに耳の早いロックファンから大きな注目を集めている彼らの2ndミニアルバム『Thirsty?』が、残響recordよりリリースされる。
USインディーを彷彿させる大胆でスリリングな演奏と、美しいメロディとのコントラストが素晴らしい今作。どこか少年性を感じさせるボーカル舘の歌声は、一聴すると爽やかな印象を覚えるが、今にも崩壊しそうな危うさも同時に与えてくれる。その儚さがたまらなく胸を打つ。繊細でありエモーショナルなギター、うねるベース、タイトで歌うように叩くドラム。お互いせめぎ合うように展開されるサウンドが、作品全体に心地よい緊張感を与えてくれる。このメロディーにしてこのサウンド。「こんなロックバンドを待っていた」。
メジャーデビュー10周年イヤー中のLUNKHEADが放つ、記念すべきニューシングルです。
「祭り」をテーマとして掲げ、タイトルや曲中の歌詞(お囃子・屋台・浴衣の少女)、リズムなどからも読み取れる、デビュー10周年の夏を祝うLUNKHEAD史上最大のお祭りソングとなっています。
初めて聴いた時の振り切れたバカさ加減は実に清々しくも、それと同時に哀愁や刹那的な印象も受けると思います。祭りというフィルターを通してポップである且つどこか懐かしい歌謡曲のようにも聴こえ、それがロックの音として響いてくる挑戦的な楽曲に仕上がりました。10周年の勝負曲と言っても過言ではありません!
すでに夏フェスやライブでも披露し、ファンの方々と最高に盛り上がれる楽曲へと成長を遂げている「スターマイン」、是非とも聴いてみて下さい。また、楽曲の世界観とユーモアがたっぷり詰まったMVもYouTubeにて公開してますので、こちらも要チェックを(爆笑必須!)。
スタッフだからオススメしているわけではなく、この作品が本当に大好きで、本当に一人でも多くの方に聴いてほしいと思いこのコーナーを書かせて頂いております。初のフルアルバムということで楽曲もたくさん収録されています。ライブではお馴染みの楽曲がこの作品でついに音源化になっていたり、アコースティックバージョンで過去作に収録されていたものがバンドバージョンになっていたり…もちろん新曲たちも、ボーカルギターのシノヤマらしい、嘘の無いまっすぐな歌詞世界が健在。耳馴染みの良いポップサウンドに乗り、すっと浸透してくるはずです。きっと、聴いて下さった方に寄り添える一曲があると思います。とにかく、聴いて頂きたいです。CDを買わなくても、YouTubeにPVがアップされています。それでもいいです。ぜひ、聴いてみてください。
ロックバンドtacicaがニューシングル『LEO』をリリース! 今回のシングルはMBS / TBS系全国28局ネットで放送中の人気TVアニメ『ハイキュー!!』の第2クールエンディングテーマ! 周りの景色が全て消えさって、残るのは青空だけ、といった疾走感とライブ感あふれる表題曲は現在悩みを抱えている人や、壁にぶつかっている人の心に響く1曲。
初回生産限定盤には『ハイキュー!!』描き下ろしイラストジャケットスリーブ仕様でカップリングには「LEO(TV edit)」を収録。通常盤は初回仕様おまけに『tacica「LEO」特製コード譜』を封入。
また、通常盤限定カップリングにはtacica自主制作時代の幻の楽曲「anaphylaxis」のリテイクを収録。この曲、尋常じゃなく格好良いです! 乾いたギターの音色、動き回るベースライン、ドラムの響き全てが格好良く、隙間を存分に活かした音はまるでTHE POLICEとTHE JAMを足して2で割ったよう。是非お聞きください!
私が初めて“竹友あつき”と触れたのは、先輩のデスクからの音漏れ。何かカッコいい音が聞こえるぞ〜と思ったら、竹友君のデモテープでした。最初は一声惚れ。どこまでもキャッチーなメロディーに何かクセになる感じ。「いいですね〜!」なんて先輩に話しかけて、資料をもらって、歌詞を読んだらもっとびっくり。
“進む路と書いて「進路」になる僕らは本当に進んでるのか?”(「いちぬけた」)とか“偽らず生きようと偽って生きてきた”(「制服の裏側」)とか。コイツ本当に17歳か? と。いや、違うな。すごく共感をしてしまったんです。歌詞というか竹友君の考え方に。私もこういう小難しいこと考えちゃう10代でした。10代のときに竹友君の歌と出会っていたら、私はもっと救われたんじゃないかって。
今からでも遅くない。悩める10代、そしてその親世代まで、悶々とした青春というワードにひっかかっちゃうアナタには、竹友あつきを処方します。
今、自分が間違いなく世の中にプッシュ出来るバンドがA Barking Dog Never Bites。「大口を利いたり、空威張りをする人は実行が伴わないことが多い」…そんな諺が皮肉に聞こえないラウドシーンの中で、A Barking Dog Never Bitesは言葉でなく、その存在自体が雄弁。アーティストでありアスリート。ファッションラウドの対極の位置でカルチャーを扇動する推進力を持ったバンド。
テクニカルな緻密さと奇想天外なアレンジ、それを頭でっかちにならず本能のままに5人の身体のみを駆使してフロアと熱量を共有する彼らのライブは必見です。奴らの最大の武器である多彩なスクリーモと、邦楽ロックリスナーすらも射抜くメロディの融合を耳にすれば、唯一無比のセンスを理解できると思います!! まずは奴らの音に、奴ら自身に、出会って欲しいです!
結成からまだ1年の彼等。4月にリリースした先行ep『CLIMAX NIGHT ep』を経て、結成からの全てを、今の彼等を全部綴じ込めた、声を大にして言える傑作のフルアルバム『PARAISO』が完成しました。ep収録の「CLIMAX NIGHT」や「Good Bye」がニューバージョンで収録の他、名曲「Hello Ethiopia」や「Summer」など全9曲収録です。
この現代に、都会で生まれ育った彼等だからこそ鳴らせる音色、都心とはことさら離れた土地の纏う雰囲気、空気の質感はどこか懐かしく追想してしまう日本のポップミュージックの面影を感じる愛おしい1枚になると思います。繰り返し何度も聴ける永遠の夏の名盤です。
全てのミュージックラバーズ、そして多くの同世代の若者たちに聴いて欲しいです。