音楽メディア・フリーマガジン

今月のリリース Vol:198

今月のおすすめリリース

『この惑星のすべて』

Artist : The Mirraz

昨年からライブのみで公開されてきた待望の新曲がいよいよリリース。
「この惑星(ほし)のすべてを見てみたい」、そこから広がる壮大なメロディと心地よいスピードが楽曲の可能性を物語り、ロマンチックな世界すら感じさせる。じっくりヘッドフォンから音を聴いてほしい、そんな表題曲「この惑星(ほし)のすべて」。
反面、近年のThe Mirrazの作品では聴けなかったアレンジ、そして更なる力強い意志を感じられる「らぶりー」。
そして、ピースフルでほっこりとさせるアコースティック・ギターのカッティング、給料日はステーキ! まさにその為に頑張る気にさせる「ステーキを食べに行こう」。
まさに三位一体の作品。初回限定盤付属のDVDには「ステーキを食べに行こう」のビデオクリップとドキュメンタリー映像「この録音(レコーディング)のすべて」が収録される。

レビュー執筆者:梅沢 亮太郎 ユニバーサル ミュージック / Virgin Musicにて、宣伝・制作担当しております。

『幻の巣箱』

Artist : 蛸地蔵

関西を代表する若手アート・ロック・トリオ、“蛸地蔵(たこじぞう)”。
サイケデリック、プログレ、へヴィ・ロック、歌謡曲などを、貪欲に昇華した不気味な魅力に溢れた音楽性で、前作を遥かに上回る完成度となった。
昭和40年代のアングラっぽさを想起させる部分もあるが、その演奏のオリジナル曲が持つ説得力は、ゆらゆら帝国以降の現代のロックの良心を継承しているものだ。
キノコホテルのマリアンヌ東雲も推薦! 「不能草食男子蔓延る現代ヌッポンに咲いた毒花達よ、饐えたスペルマ撒き散らし、触れる者どもをぬめぬめと孕ませ吸盤マミレにしてしまうがよい! 久々に出た気持ちの悪いバンド。応援してあげたくなっちゃう」

レビュー執筆者:ボルテイジレコード代表 サミー前田 初回限定でライブ映像(約35分間収録)を収めたDVD付2枚組仕様の紙ジャケ&ブックレット付。作りこまれたスタジオ録音と激しく狂ったライブの両サイドが楽します。

『松尾宗仁&ブラックリムジン』

Artist : 松尾宗仁&ブラックリムジン

結成30周年を迎えるZIGGY。メンバーチェンジが何回かあったこのバンドもデビュー後のギタリストは1人しかいない。今作品の主役、松尾宗仁である。今作はその松尾宗仁の最新プロジェクトで新バンドの“松尾宗仁&ブラックリムジン”の初音源である。ストーンズ(特にキース)への敬愛を公言する彼だが、音楽性はそれだけにとどまらずブルースを始めとするルーツミュージック等の様々な音楽を取り入れつつ決してマニアックすぎる事も無い派手でキャッチーなものに仕上がっている。大島治彦(ラーマアメーバ)、鈴木穣(元マルコシアス・バンプ)、森本ひとみという歴戦の猛者たちに囲まれ、理屈抜きでゴキゲンなR&Rが爆発! ライブ感満載でありながら良く聴くと実に計算された今作のサウンドは非常に聴き応えがあり、この手のロックンロールサウンドが好きな人はもちろん洋楽好きな人達にぜひ一聴して欲しい。現在の日本のシーンでは貴重な正統派ロックンロールバンドなので難しいことを抜きにして楽しむべし!

レビュー執筆者:シューティングスター 今田真 もはやロックジジイの50歳だが全然大人とは言えない…。

『The Best 2008-2014「MONUMENT」』

Artist : flumpool

flumpool初のベストアルバム、遂にリリースです! これまでのシングル楽曲及び皆さんがご存知だと思う人気楽曲に加え、フジテレビ系「めざましテレビ」デイリーテーマソングの「明日への賛歌」、そしてアニメ「キャプテンアース」主題歌「ビリーバーズ・ハイ」の最新楽曲2曲が収録されております。
さらに! インディーズ時代からの人気曲「labo」「ハイドレンジア」をリアレンジし、収録してます! CD2枚組で約30曲収録されている大大大大大ボリューム・大満足の作品となっております。4月から全国ツアーも始まり、5周年イヤーをどんどん盛り上げていくflumpoolの初ベストアルバム、是非お手にとっていただけると飛んで喜びます。
「花になれ」「君に届け」「証」が好きだけど他のflumpoolの曲をあまり聴いた事が無い方、このベストはとってもお得です! 私も毎日聴き込んでます~♪

レビュー執筆者:A-Sketch プロモーションプランニンググループ 焼肉のどか ようやく宣伝を担当して1年が経ちました! 相変わらず心の中は毎日焼肉の事でいっぱいです。

『BONEDS TOUR MOVIE』

Artist : AIR SWELL×BLUE ENCOUNT×MY FIRST STORY×SWANKY DANK

AIR SWELL、BLUE ENCOUNT、MY FIRST STORY、SWANKY DANKという今ロックシーンを席巻している4バンドが、強い絆をもとにレーベルの垣根を超え『BONEDS』という強力スプリットCDを2013年11月にリリース。
これが大反響を呼び、“BONEDS TOUR”と題して2014年1月3日から全国ツアーを行い、追加公演を含む全9ヵ所を即日SOLD OUTし、ロックシーンの話題をさらった! そして、多くのファン超待望の中、「BONEDS TOUR」が遂に映像化!
ツアー初日のSHIBUYA TSUTAYA O-EASTで行われた【ライブ映像】各バンド5曲+【ツアードキュメント】、さらにはメンバーインタビューを含んだ約120分の超豪華な内容となっている! これを観ずして、次世代のジャパニーズロックシーンは語れない!!

レビュー執筆者:JMSなかむら

『アインとシュタイン』

Artist : 天才バンド

元々、大阪のイベント“Love sofa”にて、よく共演している奇妙礼太郎とSundayカミデ。ふわっと、よく一緒にいて、一緒に歌っているな〜という関係から、気づけばいっしょに“天才バンド”というバンドを本気で始める流れは、これはもう必然であったと思う。そこに両人に信頼の厚いDr.のテシマコージが参加で、熱い男の3ピースロックバンドの誕生だ。
しゃかりきコロンブス。〜ワンダフルボーイズ名義でも歌われているSundayカミデの名曲の数々を、奇妙礼太郎がまた別の解釈で歌い上げていて、そこも聴き比べると本当におもしろい。
なにわともあれ、これを聴かずに何を聴く!? 世に名盤多数あれども、これもまたまごう事なき名盤の1つ、聴き逃すな〜。

レビュー執筆者:サカモトヨウイチ ELEKIBASSボーカルにて、WaikikiRecordレーベルオーナー。

『Truth or Dare』

Artist : Another Story

TOWER RECORDS限定販売の前作『Signs』が、爆発的セールスを記録中のAnother Story 待望の全国流通盤!!! 1stフルアルバムにして最高傑作『Truth or Dare』完成!!!!
数々のラウドバンドの中でも、唯一無二の圧巻のライブパフォーマンスと、楽曲のクオリティを持つ彼らから放たれる珠玉の11曲(前作収録「Storyteller Piano Ver.」含む)の完成度の高さは、次世代ラウドバンドを代表する堂々たる作品に仕上がった!!
その作品を引っさげて行われる“Truth or Dare” TOURにも期待が高まる!! “Truth or Dare” TOURは5/24(土)京都MOJOからスタート!! 詳細はオフィシャルHP(http://anotherstory.jp/)をチェック!!

レビュー執筆者:JMS なかむら

『シンバイオシス』

Artist : HaKU

10年後に聴いても何故か古めかしい感じがしない、オンリーワンな一枚ってありますよね(最近、宇多田ヒカル『First Love』を聴いて感じました)。そういう一枚ってなかなか出会えるものではないですし、それを“名盤”と呼ぶのかもしれません。
この『シンバイオシス』は、間違いなくその部類の一枚だと思います。ロックなのかダンスミュージックなのか正直よく分からない、とてもジャンルにはめ込むのが難しい一枚。「流行ど真ん中の、分かりやすい一枚」という感じはしないと思います。
また、彼らの楽曲ってデジタルな感じでいて、実は一切コンピューターを使わずに制作しています。すべて人力です。どんなにデジタルな音楽制作が進化したとしても、この一枚とは比較のしようが無いでしょう。10年後にもCDというものがあれば、ショップの名盤コーナーに置いてあると思いますよ、きっと。…という、終始手前味噌な感じですが。しょうがないんです、名盤だから。

レビュー執筆者:帰ってきた! 代表取乱役 『JUNGLE☆LIFE』に寄稿するのはすごく久しぶりです。今井さん、ありがとうございます!!

『PINK』

Artist : 植田章敬

若干27歳にして円熟。サムクック、マーヴィン・ゲイ、ダニー・ハザウェイ、アラン・トゥーサン、大瀧詠一、山下達郎等の影響を強く感じさせながらも現在進行形のAORを押し進める新進気鋭のシンガーソングライター。作詞作曲、編曲を自らこなすのは本人。メロウなグルーヴとリズム。楽曲のクオリティの高さ、世界観、どれをとってもセンスの塊です。最近のJ-POPシーンでは珍しい芯の通った男前。おおはた雄一、芳垣安洋(ROVO、渋さ知らズetc)、次松大助、岩崎慧(セカイイチ)、けもの、など共演ミュージシャンからも大絶賛の嵐。現代のJ−POPシーンに真正面から勝負する会心のPOPアルバムです。

レビュー執筆者:TOWERminiくずはモール店 守井義雄 2014年3月にできたタワーレコードの新店を切り盛りしています。みなさま御贔屓のほど何卒よろしくお願いします。

『Skhaotic Bottom』

Artist : FEELFLIP

2014年スカパンクの大本命!FEELFLIPフルアルバム完成!! 5ピースSKAPUNKバンド“ヒールフリップ”の最新作がマジでヤバい!! 従来のスタイルにこだわらず、重く歪んだギター、7弦ベースにバリトンサックスなどからなるテクニカルな楽曲は秀逸!! SKAPUNKを超越したSkhaotic(SKA+CHAOTIC)Punkという独自のジャンルを作り上げ、各パートが攻め狂った問題作!!
また、その3rdアルバム『Skhaotic Bottom』のリリースツアー“Skhaotic Bottom Tour”もちろん開催決定!! ツアー初日の下北沢SHELTERワンマンを皮切りに、ツアーはガンガン続くので、詳しくはオフィシャルをチェック!! また、7/2にHEAVEN'S ROCKさいたま新都心VJ-3にて行われる、SKALL HEADZとの共同企画“KICK ASS HERO 2014”にはゲストとして“HEY-SMITH”を招いての激アツ3マン!!! SKAPUNKバンドによるSKAPUNKファンへのイベント! 世代対決を見逃すなっ!

レビュー執筆者:JMSなかむら

『掌 -show-』

Artist : 喜多村英梨

鳴り響く重低音、壮大なシンフォニックメタル、荒ぶるデスボイス—“キタエリ”こと声優・喜多村英梨の7枚目のシングルは、表題曲、カップリング共に本人が作詞を手掛けた、挑戦の一枚。M-1「掌- show-」は4月より放送開始となったTVアニメ「シドニアの騎士」ED主題歌で、初回限定盤にはMusic Clipが収録されたDVD付き。“荒廃した未来”をイメージしたMusic Clipはクールなビジュアルや挑発的な目つき、パフォーマンス全てがアーティスト・喜多村英梨としての躍進を物語っている。M-2「Greedy;(cry)」は、ギターをLeda、ドラムを淳士(BULL ZEICHEN 88)、ベースをIKUO(BULL ZEICHEN 88)が担当。持ち前の攻め攻めボイスに初披露となるデスボイスやウィスパーなど、声優だけでなくアーティストとしても多種多様の声を巧みに操る彼女の限界は何処に—。9/28にはワンマンライブを開催予定で、本作にはチケット先行抽選シリアルナンバーが封入。キタエリの世界観がぎっしり詰まった作品だ。

レビュー執筆者:キングレコード / スターチャイルドレコード 羽村萌 喜多村英梨、佐藤聡美など声優、アニソンアーティストの宣伝担当。時代はアニメタルで掌(しょう)! プロモーター仲間募集中です!

『no.1 oracle (+ bonus tracks)』

Artist : uri gagarn

長らく廃盤となっていたuri gagarn(ユーリガガーン)の2ndアルバムがボーナストラックを追加したスペシャルエディションで再発決定! ボーナストラックには入手困難な初期音源より新たなミックスを施した4曲を収録! 4/19にはLOSTAGEとの7inchスプリットもリリース。5/4から東名阪レコ発ツアーを行います!

レビュー執筆者:aLPs 古来、三国志の時代より続く言い伝えをお教えしましょう。「しょこたん」!
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