音楽メディア・フリーマガジン

今月のリリース Vol:186

今月のおすすめリリース

『Summer time in the country』

Artist : SHANK

前作のフルアルバムから1年。SHANKの新たな挑戦とも言えるニューシングル『Summer time in the country』が発表となった。
イントロではアコースティックギターとボーカルが入り混りアップテンポかつ哀愁漂う「Set the fire」をはじめ、メロコア界の転調王と言っても過言ではない今までになくPOPで勢いのある「Brand new song」、池袋でVo.庵原将平が1日に2回職務質問を受けた事をもとにした「Can’t keep them down」
POTSHOTのカヴァー「Smile」を収録。全4曲入りのシングル『Summer time in the country』に注目だ。

レビュー執筆者:ジャパンミュージックシステム 芹澤マクシム SHANK、STAB、Rのマネージャーを務める外人さん。ジャンルの壁を壊すイベントMAXIM NIGHTも不定期に開催中!

『手術室へ もうすぐ僕は運ばれて 頭を触られる』

Artist : ELECTRIC LUNCH

2008年、Vo.道原シンジとG.灰野勇気を中心に結成、下北沢を中心に活動中の4人組ロックバンド、ELECTRIC LUNCH。残響鳴り響く美しいノイズの中から、耳を突き刺し、時には優しく包みこむハイトーンボイスが特徴的な彼らのミニアルバム。2011年8月に発売されて好評を得た1st CD『鐘の音が鳴り止まぬうちに』から2年ぶりの2nd CD。バンドサウンドにシンセサイザーや打ち込みを取り入れた方向性に、独特な詩の世界観と喜びの中にある光に手を伸ばすような楽曲、退廃の中にある光への渇望を描いた楽曲、光に包まれながらも退廃して行く様を描いた楽曲は“幻・光・退廃”をテーマに、美しいもの、眩しいものについてまとめ上げた7つの非現実世界が創り上げる中毒性のある1枚です。リリースコメントにはLITEのG./Syn.楠本さん、downy、fresh!、Yak Yak YakのBa.仲俣さんというそうそうたるメンツです。ライブでは、溶けるような真っ白なまばゆい光の世界にオーディエンスをまるで白昼夢のような世界へ誘います。

レビュー執筆者:Natural Hi-Tech Records 林 神保町系レーベルの代表、fresh!、セプテンバーミー、O'VALENCIA! など様々なジャンルのダークサイドミュージックを中心にリリースするレーベルです。

『人間』

Artist : 385

前作1stミニアルバム『脳みそあらおう』から約2年半ぶりとなる1stフルアルバム『人間』は、385(さんはちご)のバンドサウンドが格段にパワーアップした作品。Key.蓮尾理之(ex.School Food Punishment)が加入してから初音源となる今作。蓮尾が生み出すシンセサイザー・エフェクトがMIYAの破壊的なスラップベースとTENGANのパワフルなドラムに激しく絡み合いバンドサウンドを創り出す。ライブのラスト曲としてお馴染み「FREEDOM」(M-11)が満を持して収録。33分の間に駆け抜ける11曲はジャズ、ファンク、ハードコアサウンドを織り交ぜたサウンド。
ジャケットはメンバーとも親交深い、『SOIL』『BAMBi』でも有名な漫画家カネコアツシさんの書き下ろしです。こちらはカラーで見せられないのが残念です…。5/16(木)には下北沢SHELTERにて初のワンマンライブを行います! 力強く圧倒的なライブパフォーマンスとMIYAのウチナー口MCギャップも必見、是非会場へ目撃しにきてください!

レビュー執筆者:パーフェクトミュージック 佐藤由佳 上京して4年、津軽弁が抜けきれず、じぃさんと呼ばれる25歳。今宵も酒場へくりだしたい。 その為の日々精進!

『Shooting Star』

Artist : 和多田雄介

NEWシングル『Shooting Star』は、間違いなく傑作だ。2005年から始まった彼のPOP WORLDはこの作品で一つの完成形を創り上げ、今後のキャリアにおけるターニングポイントになる作品になるのは間違いない。
M-1「Shooting Star」M-2「僕らの幸せは笑顔で繋がっていく」M-3「Night Dreamer」からなる作品は、それぞれが彼のリスペクトするPOPS、AOR、FUNK、DISCOから彼独自の個性で抜き出した素敵なエッセンスで散りばめられている。質の高いサポートミュージシャンによるサウンドの中で重要な位置をしめるブラスセクション、骨太いリズムセクション、彼自身による優れたコーラスワーク、思わず口づさんでしまうメロディー暖かい歌声。和多田雄介独自の良質のポップスがこの作品に結晶している。

レビュー執筆者:間所義和 フクダスタジオ / FRD RECORD主宰。エンジニア / プロデューサー / ギタリスト。 http://fukudastudio.com/

『GO WAY GO WAY』(初回盤)

Artist : FoZZtone

4年ぶりとなるシングルはテレビ東京系列アニメ『遊☆戯☆王 ZEXALⅡ』のエンディング曲。アニメのテーマである“チャレンジ精神”やどんな困難にも諦めず立ち向かう主人公を描いたストレートなロックナンバーです。カップリングの「NO WAY NO WAY」は「GO WAY GO WAY」を元に構成された、プログレッシブなミクスチャーロックで、組曲を作り続けるFoZZtoneらしいシングル作品となりました。
今年結成10周年のFoZZtoneはリリースラッシュ。4/17にはEMI在籍時の初期ベスト盤『Early Best Album 2007-2009』、6/5には5枚目のフルアルバム『Reach to Mars』がリリースされます。このアルバムはバンド史上最も身軽で爽快なロックンロールアルバムとなりました。7月からは“REC OK!「Reach to Mars」TOUR”と題し全国ツアーがスタートします。録音・録画OK、オープニングアクトに22才以下の学生バンドを迎える全国対バンツアーです。現在オフィシャルHPでは出演バンドを募集中なのでぜひチェックしてください!

レビュー執筆者:田代圭子 FoZZtoneマネージャー。趣味はお酒とタバコと賭け事。FoZZtoneオフィシャルHP→http://www.fozztone.com/

『Breaking Out Basis』

Artist : Mop of Head

2011年のデビュー以降“FUJI ROCK FESTIVAL”2年連続出演をはじめ、国内の主要フェスティバルへの大抜擢や、“踊るロック×HighApps”、“CA4LA ROCK FESTIVAL”など多彩なイベントへ多く出演し、現在大きな注目を浴び続けるMop of Head! そんな彼らの約2年ぶりとなる注目の2nd Full Albumが完成!
これまで以上に海外の主流サウンドへの接近を図り、日本発のバンドとしては完全に既存の音楽的概念を飛び越えたよりハイブリッドなサウンドを追求した全10曲!
なんと今作は、メンバー全員がそれぞれ曲を持ち寄り、新たな一面も見え隠れする幅広い楽曲が集結。更なる可能性を感じさせてくれる充実の1枚(超大作)に仕上がった。中毒性抜群バッキバキのサウンドを是非、爆音で聴いて頂きたい。世界中のロックファンはもう無視する事が出来ないだろう。

レビュー執筆者:田村タケシ ジャパンミュージックシステム 宣伝担当。

『KALEIDOSCOPE』

Artist : PARASOMNIA

GPR(GiRLS PANiC RECORDS)からの刺客“PARASOMNIA”が第1弾となるミニアルバムを発表! PARASOMNIAは女性ボーカル5人編成のオルタナティブエモーショナルロックバンドで、2012年8月結成からのスピードリリースとなる今作のアルバム『KALEIDOSCOPE』が彼らの一枚目となる。さまざまな色や形、その想いを、カレイドスコープという音で表現した。今作はミックスまでメンバーが手がけた一枚となっている。全国シンガーコンテスト3位という輝かしい経歴を持つボーカル美月と、さまざまなジャンルのバンドをバックボーンに持つメンバーを選りすぐり集結し結成。それぞれが持つ個性を一つに集約し、その衝動をステージ上で爆発させる。

レビュー執筆者:田村 鉄朗 関西から世界へ、世界から日本へを合言葉に、音楽業界やさまざまな業界の方々のご協力の元2011年にGiRLS PANiC RECORDSを設立。

『YEAH』

Artist : THE MIDNIGHT TV PROGRAMS

横浜が生んだパーティー野郎4人組THE MIDNIGHT TV PROGRAMS
(通称:ミッテレ)の2ndアルバム(実質デビュー盤)!
R&R、PUNK、GARAGE、BLUES、SWING、JIVE、和モノ好きまでとりこにする超ゴキゲンなナンバー12曲収録(全オリジナル)!
4人全員がリードボーカルを取り、コーラスでハモリまくるパーティー感満載のロックンロールアルバム。演奏はほぼ一発録り、コーラスも一本のマイクで同時に録る(!)など勢いと遊び心にあふれた意欲作。
そして全員地元の同級生で結成されたバンドだけあって、メンバーの仲良し感がにじみ出ているアルバムです(笑)。
アートワークはラモーンズ公式Tシャツデザイン等を手がけるJOKO the 10thが担当。全30ヶ所以上のレコ発ツアー決行中です!

レビュー執筆者:カマチガク 今年10周年を迎えるサザナミレーベルの代表(7月6日に新宿ロフトで10周年イベント開催)! ゴーグルエースのG./Vo.も担当。神戸出身長野経由高円寺着の蠍座B型。

『オークション』

Artist : the unknown forecast

2011年8月3日、Zepp名古屋。名古屋での初企画への出演が決まっていた彼等を初めて目撃した日。当時のブログを読み返すと“本当は前で観たかったのだけど今のうちに後ろからこの光景を観ておこうと思ってPA卓前から観た。大正解。きっとそんな遠くない未来に俺はまたこの光景に出逢えるんだな、と確信した。”と書いてあった。10代の終りに「2年以内にZeppでワンマン」と新たな始まりを宣言した今、あの時と同じ場所からどんな光景が見られるのか楽しみにしています。落花生を殻ごと喰ったり、親の結婚記念日の食事会(寿司)に誘ったり、冗談が通じずなけなしのお年玉で新幹線にソロで飛び乗ったり、今日に至るまでステージ上で魅せる姿とはかけ離れた新鮮なお笑いを届けてくれる彼等に音楽の才能があって本当によかった。その表現には圧倒的な「物語性」が存在します。そこに登場する権利を落札するのはあなたです。オークションへようこそ。

レビュー執筆者:Monsters Of JAProck TATSUxxx 個人でイベントをやっておりますが最近はお酒が憎いです。「七転抜刀侍」は僕をイメージしてくれたそうです。拙者潔く切腹。FEAR NO BEER!

『LIVE IN LIVING ’13』

Artist : 羊毛とおはな

結成10周年を迎える羊毛とおはなが、新作『LIVE IN LIVING '13』を新たにリリース。
“リビングルームでライブをしているかのような”をテーマに、歌とギターを軸に丁寧に作り上げている『LIVE IN LIVING』シリーズも今作で5枚目となります。
オリジナル7曲、カヴァー5曲の計12曲収録。今回のカヴァーではオリジナルチューニングで演奏したビョークの「Hyperballad」や、誰もが知る財津和夫の名曲「切手のないおくりもの」などが収録されています。
日常に溶け込む作品になって欲しいという羊毛とおはな自身の思いもあり、“ながら聴き”を推奨しております!

レビュー執筆者:畠山謙悟 バンドを続けるうちに気づけばレーベルの社員に。主に現場と激辛担当。

『WHAT’S UP?!』

Artist : WAZZ UP

2011年、WAZZ UPは3人組ヴォーカル&ラップグループとして誕生した。
JUNE(Vo.)は韓国でレッスンを重ねていた時に松尾潔氏の耳に止まり、2006年、日本ソロ・デビューのきっかけをつかんだ。ソロ活動からグループ活動へと自身の音楽キャリアに変化を求めたJUNEは、sheep(Rap)、kyo-hey(Vo./Rap)を伴い、より個性が光る3人編成WAZZ UPとしてのシフトチェンジにのぞんだ。
デビューアルバム『WHATS UP?!』は、アッパーなダンスサウンドからメロウなミディアム曲まで様々な色を魅せている。11曲+MV2曲が収録され、WAZZ UPの想いがギッシリ詰め込まれたクレイジーでありながら、あたたかさも感じ取れる1枚。
“今”のWAZZ UPを表現している渾身の作品!!

レビュー執筆者:Stardust Music 小池 由紀 WAZZ UP Manager

『21st CENTURY ROCK BAND』

Artist : ストレイテナー

“ベスト盤+ファン投票でセットリストが選ばれた武道館ライブのDVD”という今作は、初期からのファンの方も、途中から好きになった方や最近好きになったという方も、ストレイテナーというバンドの歴史とストーリーを存分に堪能できるアイテムになっています。
お恥ずかしながら、ストレイテナーが2人だった時代を私は知らないんです。まさか、2人のストレイテナーを観られる瞬間が来るなんて…! 2人→3人→4人とメンバーが増えていくという、ストレイテナーが歩んできたストーリーをなぞるような、今年2月の武道館公演でのニクイ演出に泣かされたのはきっと私だけではないと思います。なので、武道館のライブDVD付を絶対的にオススメします。泣けます。
ちなみに個人的感想ですが、これだけ良い曲がたくさんあるなかで、結局のところ最新曲の「From Noon Till Dawn」が武道館ライブで一番かっこよかった、というのがこのバンドの恐ろしいところだと思います。

レビュー執筆者:村井悠 EMI Records Japanプロモーション部所属。いまだロックキッズ精神から抜け出せない20代女子。ARABAKIを経て、夏フェスに向けてアップを始めました。

『Songs of our ghettoland』

Artist : garden of soul

なんて心地の良い音楽なんだろう!
Punky氏の音楽はロックを基調としつつも、どこか東洋的で独特の世界観を醸し出す。
そこに二井原氏の心地良いリズムと田渕氏の華麗なギターワーク、そしてその二人の歌声が加わり、より豊穣な実りを実らせた。
このアルバムを聴くと心が落ち着く。世の中を生き抜いてきた人生の達人が、心穏やかに語りかけてくる。
魂の庭園の住人は気高く、優しく、奥が深い。その歌詞、メロディ、グルーヴに身を委ねて、ひと時庭園の住人になろう。

レビュー執筆者:桐田“KATSUJI”勝治(きりたかつじ) 大阪市港区出身。41歳。GARGOYLE、ザ・クロマニヨンズのドラマー。赤松氏、二井原氏は大阪、心斎橋にあったライヴハウス「BAHAMA」の先輩にあたる。

『escape』

Artist : 三浦涼介

ドラマ・映画など、俳優として抜群な人気を誇る三浦涼介。
昨年の夏にソロデビューを果たし、これまでに2枚のシングル、『夏だよHONEY!!』と『君へのX'mas Song』をリリース。
デビュー以前から巷で卓越したダンスパフォーマンスが注目されていたが、今回の3rdシングル『escape』ではダンス&ロックナンバーのサウンドで特にダンスもフィーチャーされている。
3rdシングル『escape』のリリースイベントも予定されているので、詳しくはHPをチェックしてみてください!

■三浦涼介
http://avex.jp/miuraryosuke/

レビュー執筆者:avex 宣伝 木村恵美子 6/12にLOW IQ 01のアルバムが発売に! 詳しくはHPをチェック!

『頭の中は蜂の巣だ』

Artist : 若葉

北海道唯一のスコティッシュスタイルのバンド“若葉”が初めてのフルアルバムを完成させた。『頭の中は蜂の巣だ』と題された今作は、ブルーグラスやカントリーを彷彿させる若葉のオープニングテーマ曲「Aynish STOMP!」で幕を開け、2011年度コンサドーレ札幌公式サポートソングに選ばれた「poro pet」は、更にアレンジされサポートソング時は日本語も交えた歌詞だったものを、オリジナルのアイヌ語のみで歌うなど、北海道のネイティブな言語であるアイヌ語にこだわった歌詞は、強烈なオリジナリティを生み出している。
楽曲に関してもバグパイプ、フィドル、アコーディオンなどを用いたスコティッシュスタイルに、Oiパンクなどの影響を強く感じさせるシンガロングスタイルも取り入れ、疾走感とストンプ感も充分なサウンドとなっている。昔からラスティック、アイリッシュ方面をチェックされている方は勿論ですが、昨今の若きラスティックファンの方々にも、特にお勧めの内容となっております。

レビュー執筆者:三浦洋平 1979年2月28日生。1998年頃より札幌KLUB COUNTER ACTIONで働き始め、ブッキングの傍らレーベル業務等もこなす。
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