2001年結成。速水(G.)、遠藤(Dr.)、平泉(Ba.)、吉松(support G.)によるインストゥルメンタルバンド。メンバーチェンジを経て現在のメンバー編成となる。現在までに2枚のアルバムを残響recordよりリリース。軽やかで遊び心に満ち、暖かく丸みのある独特の季節感や温度感のあるサウンドが魅力で聴く人の想像力を掻き立て、記憶の断片を呼び起こす。
バンドは、リスナーと楽曲によって記憶や経験を結ぶ(共有する)ことが出来ると思っています。今回のアルバムは、この記憶の共有を超えて、一緒に踊る(対話する)ことをコンセプトとして作りました。激しい曲、やさしい曲、いろんな気持を楽しんでください。
1.「Bender」
風呂で思い出すささいな失敗。いまさらどうすることもできない。でも、苦しいので、シャワーを浴びたまま、あああああああと言う。ときどきこんなこと有りませんか? (僕はたまにある)。
2.「テレプシコラー」
出来かけの曲を聴いていると、ス○シカ○さんのPVのように、ダンサーが踊っている絵が鮮烈に浮かびました。そこで、アレンジを変えて、ステージにのぼるダンサーのいろんな場面を描写しました。タイトルは、ギリシャ神話の女神の名前。芸術を司るアポロンの僕です。
3.「コロコロ転がる」
石? ドングリ? 何かは定かではないですが、転がり続けています。3拍子×3連符は鉄板ですね。演奏している側も非常に楽しいです。
4.「algorythm」
3nd史上最も変拍子で、最も展開が多い曲だと思います。深夜の一発録り、皆の異様なテンションが詰め込まれたテイクになっています。
5.「Rain Song」
雨の部屋。雨の車道。雨の小道。雨の発見。
6.「untroubled terror」
安心な夢は、恐ろしい夢への入り口。Black Swanへのプロローグです。
7.「Black Swan」
映画『Black Swan』の予告編を見ているうちに出来ました。本編は出来上がってから見ました(笑)。メンバーの音楽遍歴がわかる曲です。
G.速水直行