デビュー1年未満で3枚目のアルバム発売という何かもが異例なEDM BANDの新旗手。梵我一如のソング・ライティング然り黒白両センス溢れる楽器の才然り、ロックルーツでもデジタルルーツでもない縦横無尽で自由奔放なサウンドと、人間の尊厳を抉る言葉を率いて、オーディエンスの心を強制的に解き放つ衝撃は必聴モノ。
今作を制作するにあたり、まず3つの課題を自分たちに課しました。自分達はもちろん誰もが未体験な楽曲である事、よりEDMである事、そして、ジャンルの壁を越えるほどのキャッチーさを持たせる事。それにプラスして、結成当初はそんなにライヴをするつもりはなかった僕らですが、生で演奏する機会が増えたので、その時の臨場感を意識しました。ライヴでの音像を想像したり…これは前回には全くなかった発想。
さらに、今回は新たな試みとして、アルバム前に配信オンリーのショート・トラックを制作して、アルバムに入れて欲しい曲をリスナーと一緒に選んだり。セルフ・プロデュースなんだけど、もう1つ、俯瞰の意識もしくは第三者からの視線を持てるように留意しました。このアルバムのために30近いアイデアを出して、その中から選りすぐりを抽出した濃いアルバムになってます。
冒頭でもふれた“自分達がまだやった事のない”代表としてインストを3曲収録しました。流れを醸す上での重要なファクターとして、僕らの特異性であるバラードを区切りにしながら、sfprなりのLOUD、DUB-STEPとROCKの融合、NU-DISCOやCOMPLEXTROをバンドで演るっていう、大きく分けると三つの世界観が、次々と違和感なく押し寄せる感覚を楽しんでもらえたら嬉しいです。タイトル通り、これが今の自分たちの、そして願わくばリスナーの皆さんにとっての“新境地”になれば最高です。
今作と前作の楽曲を織り交ぜたセットリストでショーをやる事が今からすごく楽しみです。もし、気に入ってもらえたら、是非、踊りに来てください。
sfpr