もうこれで最後にしよう、そんな想いでこの『結い』の制作に取り掛かりました。アルバムタイトルも結実、という意味を込めて名付けました。しかしながら、もう一つの想いも…それは、結び繋げるという想い。つまり一つの雨ニモ負ケズがここで終わり、新たなステージへ進む、そんな作品を目指し、実際に作り上げる事ができました。でも、その捉え方はあくまでリスナーの皆さんに託したいと思います。終わりなのか、始まりなのか。
今回もう一つ特筆すべきは自分自身でミックス作業を行った事。ディストーションピアノという他に類を見ないサウンドを、今まではエンジニアさん達と自分達の理想に近づける為に取り組んできましたが、やはり最終的には自ら作業するのが一番という所に行き着きました。まだまだ探求の道は続きますが、今作に於いてはこれが雨ニモ負ケズという音を提示できたと思います。
このアルバムを持って、全国ツアーを回ります。地元仙台では10/16にスリーマン、来年2/29にファイナルワンマンを行います。音源もライブも新たな歩みを踏んだ雨ニモ負ケズをお見逃し無く。
sotti(Piano)