アルバムのコンセプトは「帰ってきた“ディープファンク”」という設定にしてみたんです。ちょっと「王道」と言えるような曲ばかりをカヴァーしたり、つくったりしてみようと。もちろんあくまで「オレ的な王道」です。「原点回帰的」と言ったらいいでしょうか。前作は「ファンクの発展」というのがテーマでしたから、僕としては、今作とでちょうど「対」になっているようなイメージなんですけどね。2014年の3月に行った、上海、オーストラリア、ニュージーランドへのツアーと並行して録音しました。
内容は、ジェイムズ・ブラウンのカヴァー「THE DRUNK」から始まります。ちょっと直球すぎますかね(笑)。タイトル曲「(SHE’S A) RIPTIDE」は、とんでもない女性(悪女)に夢中になってしまっている男の唄。歌詞は、今作の共同プロデューサー・DJ PARIが担当しています。8曲目「LIBERTY」には、僕たちとしては初めて女性ヴォーカルをゲストに迎えています。Q.A.S.B.のAmy Aです。最後の9曲目は、2012年に亡くなったマーヴァ・ホイットニーを弔うため、彼女のレパートリ「BALL OF FIRE」のピアノ・バージョンを収録しました。
この夏はFUJI ROCK FESTIVAL(新潟)やSUNSET LIVE(福岡)などのフェスにも出場します! どこかでお会い出来たら嬉しいです!
Vo./Key.中田亮