“SCHWARZWALD”
深い森の中へ4人の男達は歩き始めた。
男達は、今までのすべての記憶を無くしてしまっていた事、自分の無くしてしまった夢があるのではないかと思い、ただただ森の奥へ歩いていた。
しばらく歩いていると、そこは現実か夢の中か、鳥達が楽しそうに唄い始めた。
その中の一羽が男達に声をかける。
「僕と一緒に歌おうよ。僕は、過去に君達と一緒に遊んだ事があるから。君達の夢を知っているよ」
「昔、君達は、青い鳥を信じていたでしょ。空を飛びたいと思っていたでしょ。だから、君達のその足と腕と僕の翼を交換しよう。そしたらこの世界を自由に飛び回れるよ」
男達は、過去に青い鳥の存在を信じていた事を思い出した。
そして、その鳥の翼と自分達の足と腕を交換する。
男達は気付く。ここに居る鳥達は自分の捨てた過去や罪だと。
記憶と交換に次々と自分の体をその鳥達の翼と交換していく。
そして自分の体をすべて交換した時に男達は、すべての夢を思い出す。
なぜ深い森へと歩き出したのかも。
SCHWARZWALD
The Cackoo すべてはこの物語から。
Vo.Tetsu.