例えば、僕が初めてASIAN KUNG-FU GENERATIONを聴いた時の最初の感想は「ここの構成がうんたらかんたら」とか「ここの歌詞がとても良い」とかではない。ただ「ヤバイ」、「カッコイイ」だった。
その後も数多くのミュージシャンに「ヤバイ」となった。まんまとバンドを始めた。これが僕の原体験。ターニングポイントというやつ。
『ゲンタイケン』はそういう部分に重きを置いたアルバムになったと思います。これはずっと更新出来ているのですが、素直に曲が作れるようになりました。言いたい事も素直に言葉に出来ました。
まあそんな部分の説明はあまりしないで聴き手に委ねようと思う。そう思えるくらい素直に言えた。このアルバムを聴いて音楽やバンドを始める奴がいたら一番嬉しい。ずーっと続いてきた偉大なるミュージシャン達の足跡の一つになりたい。
NOWEATHER
Vo./G.大畑カズキ